ラメ入りボールペン、覚えていますか?
「ボールサイン ティアラ」というボールペンを覚えていますか?
名前だけ聞いてもピンとこないかもしれませんが、上の写真の商品に見覚えがある方もきっといらっしゃるはず!透明な丸いキャップ、太めの線でラメがたっぷり入っていて、筆記線は光が当たるとキラキラきらめくボールペンです。
モチーフは誕生石。1月から12月までの12種類の誕生石をコンプリートした12色セットと単品での発売で、お小遣いを貯めたり、お年玉を使って買ったという記憶がある方もいらっしゃるかもしれません。
なんとこのペンは発売1年で、国内・海外合わせて4600万本以上もの売り上げを記録したのだそうです。
ちなみにボールサインのシリーズには、他にも黒い紙にもくっきりとかける「ボールサイン80 ムーンライト」写真やプラスチックなど紙以外にも描ける「ボールサイン スフレ」など、デコレーションできるボールペンのシリーズとして人気がありました。
平成の大流行商品が令和に進化を遂げました
キャップ式だけだった理由
ボールペンの世界を覗いてみると、日本では圧倒的にノック式のものが人気です。キャップ式だと使うたびに外して、使い終わったら閉めてという繰り返しになるところ、ノック式であればお尻の部分を押すだけでスムーズに書くことができるからです。
ですが、ボールサインのシリーズとして、デコレーションができるペンがたくさん出ましたが、ほぼすべてがキャップ式でした。これはボールペンの特性によるもので、ノック式だとペン先を密閉できないため、インキが乾いてしまうという技術的な問題がありました。そこでキャップ式で販売されていたのです。
2024年11月に進化版としてノック式が限定発売に
2024年はサクラクレパスがボールサインのシリーズを発売して40周年の記念の年。その記念として世界的にヒットした「ボールサイン ティアラ」がなんと、ノック式になりました!その名も「ボールサイン ティアラノック(以降:ティアラノック)」。
下の写真は同じ色のボールサイン ティアラとティアラノックのボディを比較してみたものです。
形は当時のものを受け継いで、丸いキャップも再現。でもノック式なのでキャップを外して書くのではなく、キャップに見える部分をノックして書きます。
今回は10色の展開
誕生石をモチーフに12色展開していた「ボールサイン ティアラ」でしたが、「ティアラノック」は10色展開になっています。
ホリデーシーズンにもぴったり
街がイルミネーションで輝く季節がやってきました。
そんな季節だからこそ、大人は懐かしく、お子さんには初めての体験になるかもしれないキラキラのペンを、親子で使ってみませんか?
特別なメッセージに使ってみよう
例えば、クリスマスカードや
年賀状に使うと、普通よりも華やかさが増しますよ!
一緒にかわいいお手紙の折り方も伝えたい
学生時代、友達に渡すお手紙をかわいい形に折って渡しましたよね。
筆者はこの形が定番だったのですが、中には
ハート型などかわいく折っている子もいて…と懐かしくなっておりかたを調べて折ってみました。こんな文化もお子さんに伝えていけたら嬉しいなと率直に感じました。
まだまだ現役の「ボールサイン」シリーズ
デコレーションできるボールペン、まだ現役でした!
ボールサインのシリーズは、一部は廃番となってしまったのですが、まだ現役で販売されているものもあるのです。店頭や通販サイトで取り扱いがあるお店があります。
筆者は「ボールサイン(ノーマルなカラーボールペン)」の他、デコレーション系のボールペンでは
・ボールサイン ティアラ(キャップ式の12色あるバージョン)
・ボールサイン80 ムーンライト(黒い紙の上でも書けるペン)
・ボールサイン スフレ(写真やプラスチックなど、紙以外にも書けるペン)
を購入することができました。
いろんなペンで楽しめるとお手紙を書くのも楽しくなります。親子での交換日記などにも良さそうですね。
世代を超えて、楽しかった思い出を共有
子どもの頃に大好きだった絵本をお子さんに読み聞かせるように、筆者は大好きだった筆記具を受け継ぐのもとても素敵だと考えています。
一緒にペンを使いながら、お子さんに自分の子どもの頃の話をしたり、逆にお子さんの学校の様子を聞いてみたり。家の中に篭りがちになる季節だからこそ、ぜひ、今回ご紹介したキラキラなペンで、楽しい年末年始をお過ごしください。
文・構成:ふじいなおみ