ハサミを使うのはどんな時?
ハサミを使うタイミング
まず思いつくのが工作や図工の時間です。紙や紐などさまざまなものを切って作品を作ります。
また、学校に入学後では、国数理社の主要科目でも使われるかもしれません。最近は「プリント学習」が取り入れられている話をよく聞きます。使ったプリントはノートに貼るのですが、学校で使われているB5のノートは厳密にはセミB5サイズと呼ばれ、B5よりも縦横一回り小さいサイズになっています。そのため、そのまま貼り付けるとはみ出してしまいます。その対処として余白部分をハサミでカットしているかもしれませんね。
気付くとキャップが行方不明
幼稚園くらいから小学生まで使う「学童文具コーナー」に並んでいるようなハサミは大抵キャップがついています。これはハサミを持ち歩くときに誤って怪我をしないようにするためのもの。
しかし、使う時にはキャップを外します。お子さんによってはキャップを外した後、どこに置いたかわからなくなってしまうことがあるのではないでしょうか? そんな保護者の方々からの声をうけ、クツワは「キャップ」が無くならない仕組みのハサミを作り出しました。
キャップに一工夫
キャップを外すのではなく、スライドさせる新方式
新しい仕組みを入れたハサミ、名前を「キャップ一体こどもハサミ」といいます。
キャップを外すのではなく、使う時には下にスライドさせてハサミと一体化させるのです。透明素材で上下が半円状になっている細長いパーツがキャップです。

上の写真はキャップで刃を収納している状態です。
キャップを外す時は?

キャップの一番下に丸くて横向きの溝がついたボタンがあります。これを押しながらスライドを行います。もう片方の手でハンドルと呼ばれる指を入れる部分の外側を支えます。そのままキャップを下げていくとハンドルと一体化してキャップを外した状態にすることができます。
キャップを付ける時は?

ハサミを閉じてから、外す時同様に片手でボタンを押し、反対側の手でハンドルの外側をしっかりと支えます。その状態でキャップを上方向にスライドさせるとキャップを閉めることができます。
この時、しっかり閉じた合図としてキャップが「カチッ」とはまる感覚があります。
もちろんハサミの性能はGOOD
切りたいものを切れる

特に低学年の図工で使う材料の中には牛乳パックであったり、ペットボトルや小さめのダンボールであったりと、コピー用紙や画用紙と比べ見ると厚く、切りづらいものも多いようです。試しにダンボールに切り目を入れてみました。少し力は必要でしたが、サクリと切ることができました。
ペタペタするテープを切っても◎

セロハンテープや両面テープ、クラフトテープなど、ペタペタするテープ類は工作で材料を組み立てるときに必要になる道具の1つです。ですが、ハサミで切ると粘着物がついてしまい、筆者はかつてベタベタにして使えなくした経験があります。
でも、このハサミの刃は内側が少し凹んでいるため、テープに当たる面積が小さく、また素材にも工夫を加えることでハサミにベタベタがついてしまうことを低減しています。
左利き用ももちろんご用意

ハサミは右利き用と左利き用とで刃の合わせ方が逆になっています。そのため利き手にあった道具を使うのがおすすめ。右利きのお子さんには右手用を、左利きのお子さんには左手用を用意することができます。
安全な刃先
刃の先端は丸く作られているので安心感があります。キャップの先もこの形にならって半円状になっています。
でも、こんな一面も…
ハサミでダンボールを切っている時に、少し使いづらさを感じました。

キャップが一体になっているため、どうしても、ハサミに厚さができてしまいます。画用紙やコピー用紙などの薄いものでは感じませんでしたが、厚手であるダンボールを奥まで切っている時に、ハサミの厚みがダンボールに引っかかり、曲がってしまうことがありました。これに関してはハサミや切る時の動かし方に少しコツが必要かもしれません。
まとめ
筆者自身は昔から工作が好きでした。工作をするならばハサミはほぼ必須のものではないでしょうか?
新入園・新入学のために道具を揃えている方もいらっしゃると思います。選択肢の一つとしてこの「キャップ一体 こどもハサミ」を入れてみてください。
商品情報
商品名:キャップ一体こどもハサミ
メーカー:クツワ
色:右手用 ネイビー・パープル・ミント・ホワイト / 左手用 ライトブルー
全長:153mm(お子さんに使いやすいサイズです)
価格:704円(税込)
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文・構成/ふじいなおみ