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「#ワークマン女子」1号店がリニューアル アウトドア向けから家族のデイリーウェアが揃う店に
1979年創業のワークマンはもともと製造業や建設業者の方向けの作業服・作業用品の専門店でした。そのアイテムをアウトドア愛好者などが機能性のあるウェアとして使うなど、ユーザー層が拡大。その流れに合わせて2018年に「ワークマンプラス(WORKMAN Plus)」を展開し、アウトドア・スポーツ・カジュアルウェアにも進出しました。そこからさらに、女性がデイリーに使いやすいアイテムを揃えたショップとして「#ワークマン女子」をスタート。2022年にオープンした1号店である桜木町店では、連日入店規制をするほどの盛況でした。それまではロードサイドなど、生活圏よりもちょっと離れたところにある専門店だったワークマンが商業施設内にある身近なショップへと変化し、一気に認知が拡大しました。

そこからさらに、アパレルの流行を追う実験店として「Workman Colorsイグジットメルサ銀座店」が2023年にオープンするなど、ワークマンをシーズンアイテムの購入先として広げる試みが広がりました。
そして2025年春。女性客の集客に絶大な効果があった「#ワークマン女子」から男性やKidsなど幅広い客層の取り込みを行うべく店名を「Workman Colors」に順次変更。トレンド性を強化しながら、家族のアイテムが揃う店舗へとアップデートされています。
今回は、「#ワークマン女子」の1号店として人気を博した桜木町店が「Workman Colorsコレットマーレ桜木町店」へとどうアップデートされたかをチェックしてきました。
キッズアイテムのコーナーが増えてトータルコーディネートができる品ぞろえ
HugKum読者にとって気になるのは、やっぱりキッズ向けのアイテム。ワークマンの機能性ウェアは特に外遊びが増える春夏シーズンは気軽に洗い替えを購入できる価格帯で、毎年売り上げも好調。オンライン販売もあるとはいえ、やはり成長を見越して「少し大きめ」を買うためにも、店頭で実際の商品を試着できるのはうれしいですよね。
今シーズンもブライトカラーを中心に、撥水素材で作られたパンツやスカート、冷感素材のTシャツなどが980円から1,500円と手に取りやすい価格設定がさすがです。以前の「#ワークマン女子」ではキッズコーナーの展開はなかったのですが、しっかりとコーナーを確保。落ち着いたトーンのアイテムも揃えているので、コーディネートの幅も広がりそう。

さらに、機能性が高いのが「バズライトストレッチマシュマロレインパンツキッズ」。耐水圧10,000mlと雨にも強く、透湿性も高いので乾くのも早い! 雨や湿気の多い季節に1枚あると活躍しそうです。

「バッグインジュニアレインジャケット」は反射素材のプリント付きで、背中にあるチャックを開けばランドセルを背負ったまま着用できるゆとりが背中にできる仕掛けつき。

男性向けのビジネスシーンでも使えるアイテムが急増! サイズ感があえば女性でも取り入れちゃおう
Workman Colorsで注目のコンセプトは、「機能性」と圧倒的な「低価格」。その代表的なアイテムとして、メンズで発売されたのが「万能パンツ 」です。「万能パンツ」はコットンライクとウールライクの2素材を1,500円という低価格で実現。揃えて着られるジャケットも1,500円と、驚愕の価格設定は「服なんてなんでもいいよ」と腰の重い家族にも、「こんなに安いんだし、とりあえず試してみようよ」と背中を押しやすいのでは?
もちろん、サイズ感さえOKであれば女性が着ても問題なし。
ハンドタオルやベッドリネンなど服以外の“布”製品も販売
ワークマンで売っているイメージがあまりなかった、ハンドタオルや敷パッドなどの布製品もたくさん並んでいます。使用頻度が高く、洗う回数が多いものはどうしても耐用年数が短くなってしまいます。さすがのワークマン価格に、ついで買いしちゃいそう。



このほかにも、もちろん女性向けのアイテムも充実。アウトドア向けのアイテムは減っていますが、オンライン注文で店頭受け取りもできます。
ワークマンの展示会でもトータルコーディネートの価格を提示しながら、「ワークマンならばこんなスタイルをこの価格でできる」ということをアピールしていました。
首都圏旗艦店の「Workman Colors コレットマーレ桜木町店」に続いて、4月18日(金)に東北旗艦店として「Workman Colorsイオンモール名取店」、4月24日(木)に関西旗艦店として「Workman ColorsららぽーとEXPOCITY店」が新規にオープン予定。今後毎年Colors店を40店ずつ新規展開して、2032年にはColors店を400店、2042年には900店舗の出店を計画しています。
これまでワークマンが近くになかった人も、気づけばオープンしているかも?
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取材・文/北本祐子