トースターで朝のフレンチトースト習慣。卵液がよく染み込む! 作り置きやトッピングのアイデアもご紹介

毎日がんばっている子どもたちも、朝は元気が出ない日があるかもしれません。そんなときは、やさしい甘さのフレンチトーストで、朝の時間を少し特別にしてみませんか? トースターを使えば、忙しい朝でも気軽に作れますよ。準備や片付けが簡単で、家族が笑顔になるような一皿を届けましょう。

フレンチトーストは手間がかかりそうなメニューですが、じつは簡単に作れて、子どもも喜ぶ朝ごはんになります。食パンをトースターで焼いて、フレンチトーストに仕上げる方法を見ていきましょう。少ない手順で、忙しい朝でも焼きたての一品ができあがりますよ。 

フレンチトーストに向く食パンとは? 

ふんわりとした食感のフレンチトーストに仕上げるには、素材となるパン選びが大切です。最初にパンの厚さや種類を確認します。 

食パンの厚さや種類で仕上がりが変わる 

フレンチトーストに使う食パンは、4枚切りや5枚切りなど、厚みのあるものが向いています。厚切りのパンに卵液をしっかり吸わせてから焼くことで、内側がふんわりとした仕上がりになります。 

パンの種類は角食でも山型でも作れますよ。 

耳つきなら外側が香ばしく焼き上がり、耳を落とすとやわらかく口当たりのやさしい食感になります。お好みに合わせて選んでください。 

基本の作り方|卵液・浸し方・焼き方 

フレンチトースト作りは、パンを卵液にしっかり浸して、焦がさず焼くことが成功のポイントです。作りやすい手順と材料を確認しましょう。 

・材料 

(2人分) 

食パン(4枚切り) 2枚 
卵 2個 
牛乳 100ml 
生クリーム 100ml 
砂糖 大さじ1 
バター 20g 

はちみつ、ジャム、粉糖などお好みのトッピング 

・焼く前の準備、卵液の作り方 

【1】卵、牛乳、生クリーム、砂糖をボウルに入れて、よく混ぜます。よりなめらかな仕上がりにしたい場合は、混ぜた卵液をざるで濾すと、口当たりがよくなります。 

【2】パンには格子状に浅く切り込みを入れておくと、卵液が中までしっかり染み込みやすいです。 

【3】卵液にパンを浸します。バットなどの平らな容器にパンを並べるか、フリーザーバッグを使うと、卵液がしっかりと染み込みますよ。 

パンを軽く動かして、全体に卵液が行き渡るようにしてください。そのまま10分ほど置いて浸します。 

短時間の場合は、表面に卵液がついただけの状態になりやすいため、仕上がりがやや軽くなります。時間に余裕があれば、パンの上下を返し、冷蔵庫で一晩寝かせると、中までしっとりと染み込みます。 

・時短したい日はレンジ併用もOK 

卵液をしっかり染み込ませる時間がない場合は、電子レンジを活用します。卵液に浸したパンを耐熱容器に入れ、ラップをかけて、600Wで20秒ほど加熱してください。 

その後、数分間そのまま置くと、中まで染み込みやすくなります。 

・焼き方 

【1】トースターはあらかじめ予熱しておくと、火の通りが均一になります。 

【2】焼く前にパンの上にバターを塗ります。焼き上がりに香りが広がり、家族の食欲をそそりますよ。 

【3】卵液に浸したパンを、アルミホイルを敷いたトースターに並べて焼きます。

アルミホイルを敷いておけば、卵液が流れ落ちたときにもトースターが汚れにくくなります。 

焼き時間は1000Wで6〜8分が目安です。焼いている途中で一度裏返すと、上下どちらも均等に焼き色がつき、表面がパリッと仕上がります。 

アレンジアイデア集 

焼き上がったフレンチトーストにトッピングを加えると、見た目も華やぎます。 休日の朝ごはんに加えると、より楽しめる一品になりますよ。

フルーツをトッピング 

焼きあがったフレンチトーストに、スライスしたキウイやいちごをのせると、自然な甘みが加わることで、より満足感のある一皿になります。はちみつを少量かければ、ツヤが出て見た目も明るくなりますね。

他にも、オレンジや、バナナ、ブルーベリーなどもよく合うので、試してみてください。 

りんごを使う場合は、薄切りにしてはちみつをふりかけ、電子レンジで加熱します。やわらかく仕上がり、口当たりも優しくなりますよ。フレンチトーストの温かさに、りんごの甘酸っぱさがよく合います。 

トッピングのアイデア 

フレンチトーストは、トッピングを工夫することでより楽しみが増します。 

粉糖を振りかけると見た目にも華やかに仕上がりますが、代わりにシナモンシュガーを使うと香りが引き立ちます。 

定番のホイップクリームやメープルシロップはもちろん、クリームチーズやラムレーズンを合わせると、少し大人っぽい味わいになります。 

気分やシーンに合わせて、トッピングを選ぶ楽しさもフレンチトーストの魅力です。 

冷凍食パンで作るときの注意点 

冷凍の食パンを使うときは、あらかじめトースターで軽く温めてから卵液に浸すのがポイントです。パンが冷たいままだと卵液が染み込みにくく、表面にだけ液がついて中は乾いたままになりやすいので注意しましょう。 

ちなみに、フレンチトーストは本来、固くなったパンをおいしく食べる工夫として生まれた料理です。乾燥して少し硬くなったパンのほうが、卵液が中までよく染み込みます。冷凍パンだけでなく、買って数日たったパンを活用するのもおすすめです。 

作り置き・冷凍の活用術 

フレンチトーストをあらかじめ作ってから保存する方法を覚えておくと便利です。忙しい朝だけでなく、ちょっと気分が落ち込み気味なときに、気持ちを高めてくれる一品として活躍しますよ。 

フレンチトーストは、冷凍保存が可能です。焼いたあと冷ましてから、1枚ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。 

食べるときは電子レンジで温めてからトースターで1〜2分加熱すると、焼きたてのような食感に戻ります。

バナナやジャムなどは後からのせ、フレッシュな食感を楽しんでください。 

トースターでもしっかり満足! 朝のスペシャルメニュー 

トースターで作るフレンチトーストは、簡単で後片づけも手軽です。子どもが食べやすいように工夫しながら、朝のスペシャルメニューとして取り入れてみてください。パンの厚さや卵液の量、焼き方のひと工夫で、お好みの焼き上がりに仕上がります。アレンジや作り置きもできるので、日々の朝食がぐっと楽になりますね。 

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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