子供とお出掛けするときに、荷物が多くなると移動するのも大変。そこで、「子供が生まれてから車の購入を検討している」というご家庭も多いのではないでしょうか。
今回は、HugKum編集部が子どもを持つママパパ100人に「子育てと軽自動車について」のアンケートを実施。ママたちの軽自動車に対するイメージや、子育てにおすすめの車種など紹介していきます。
子育てに軽自動車を選ぶのはあり?
Q:子育てにも使用する目的で軽自動車を選ぶのはありですか?アンケートの結果をみると、「あり」という意見が6割以上に。「あり」と思う軽自動車の利点や、「なし」と思う方の意見、理由などを紹介していきます。
軽自動車は『あり』のご意見
圧倒的に多かったのは「小回りがきいて、運転しやすそう!」という意見。また、普通自動車と比べると、維持費が安いことに利点を感じるという声もありました。
『コンパクトだから小回りがきいて運転しやすい』
コンパクトサイズの車なら狭い道でも運転しやすく、駐車場も場所を選ばず停めやすいので、運転が苦手というママたちにも人気が高い軽自動車。小回りがきくので、子供の習い事の送迎や買い物など、ちょっとした外出にも便利です。
「子供中心の生活なので小回りできて燃費の良い軽を選びたいと思うから」(40代・奈良県・子ども3人)
「朝や夕方など車が混雑する時間帯に裏道を走りたい時、軽自動車のようなコンパクトで小回りの効く車に乗りたいので」(40代・茨城県・子ども3人)
『税金や車検などの維持費が安い』
車を選ぶときに気になるのが維持費!法律で定められた税金や自賠責保険料が普通自動車と比べて安いということも、軽自動車を選びたいと思う大きなポイントになります。
「燃費が良く、税金も安いので経済的に良いから」(40代・富山県・子ども3人)
「費用面でも家計に優しいし、今は軽自動車もたくさんいい車が出ているから」(20代・大阪府・子ども1人)
「税金も安いし、車の維持費も安いから」(40代・茨城県・子ども2人)
『子供の送迎など、ちょっとした移動に便利』
軽自動車を利用しているママからは、「近所に出かけるときや、送迎などちょっとした移動のときに便利」という声も。自転車に乗る感覚で、日常の生活のなかに取り入れやすい車なんですね。
「子どもの送迎で狭い道を通るので運転しやすい軽自動車があると便利だから」(40代・山梨県・子ども3人)
「妻でも気軽に運転ができ、幼稚園などの送り迎えをすることができるから」(30代・静岡県・子ども2人)
「子連れでのちょっとした移動に便利だから」(40代・神奈川県・子ども2人)
『軽自動車でも十分だから』
最近の軽自動車は、すごい!車内が広々しているものや、スライドドアタイプのものまで種類も豊富です。荷物も積めて、十分満足しているという利用者の声もありました。
「軽自動車でも室内がひろいものがたくさん出回っているから」(30代・兵庫県・子ども2人)
「大きい車も確かにいいですが、安全性が確立されていれば軽自動車でもいいと思います。目が行き届きやすいですし」(40代・福井県・子ども2人)
「昔の軽と違ってさまざまな用途使用出来る軽自動車が増えて、室内空間が広いので悪いものではないと思います!」(30代・茨城県・子ども2人)
「最近の軽自動車は大きいものが多いから」(40代・岐阜県・子ども2人)
『ママが運転しやすい』
運転に自信がないママは、車幅が狭い軽自動車は運転しやすい!車庫入れだってらくらくこなせます。気軽に運転できるのが人気の理由。
狭い駐車場でも停めやすいから。小回りがきいて、女性にも運転しやすいから。(30代・埼玉県・子ども1人)
運転しやすさが一番大事。(30代・愛知県・子ども3人)
『大きい車は不要』
駅前や住宅街など道幅が狭い場所を運転することが多い環境なら、大きな車よりもコンパクトな車の方が便利ですよね。
「大きい車を運転できないから」(20代・大分県・子ども1人)
軽自動車は「なし」のご意見
環境や使用する状況によっては、軽自動車よりも普通自動車の方がいい!という、「なし」派の意見も。
『安全性に不安がある』
コンパクトな車は運転しやすいけれど、事故をしたときや衝突時の安全性に不安を感じている人も多いようです。現在は、衝突被害軽減ブレーキや誤発進防止装置といった軽自動車の安全対策の標準化も進んでいるそうです。
「軽自動車は安全性や長距離移動に適さない気がするため」(40代・東京都・子ども1人)
「衝突安全性が低い」(50代・岡山県・子ども1人)
「事故にあったときの安全性が心配」(40代・静岡県・子ども1人)
『小さい、狭いというイメージがある』
コンパクトなぶん、社内が狭いというイメージが。確かに、普通車と比べると狭くなりますが、車内が広々としたタイプの軽自動車も販売されているので、選ぶときのポイントにしてもいいですね。
「大きい方が使い勝手がいい」(20代・神奈川県・子ども1人)
「クルマが小さすぎて荷物が乗らない」(40代・静岡県・子ども1人)
『長距離移動に不便』
旅行などで長距離移動するとき、普通車とのパワーの違いが気になるという点、荷物が多いときに不便だと感じるという声もありました。
「多人数で長距離の移動が多いから」(40代・千葉県・子ども2人)
軽自動車の安全性は?
高齢運転者を含めたすべてのドライバーによる交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として、国が推奨する新しい自動車安全コンセプトであるセーフティ・サポートカーは、軽自動車にも広がっていっています。
例えば、Honda『N-WGN』では予防安全性能として、渋滞追従機能付ACC、衝突軽減ブレーキの機能が搭載されています。また、衝突安全性能として、前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム〈前席/後席対応〉、衝突安全設計ボディー、頚部衝撃緩和フロントシートの設備が備わっています。近年の軽自動車の人気は、安全性の向上も関係しているようです。
子育てに軽自動車を選ぶとき、重視したいことは?
軽自動車といっても種類が豊富で、性能やサイズ、価格もそれぞれ。実際に購入を考えたときにママが気になるポイントは、どんなことなのでしょうか。
価格の安さ
‟軽自動車イコール安い”というイメージがある方も多いようです。なかには、「乗れればいい」という意見もありました。
「家計に負担にならないことが一番だから」(20代・大阪府・子ども1人)
「車にお金をかけたくない」(30代・神奈川県・子ども3人)
「軽自動車を買うなら、安い方がいいと思うので」(40代・岐阜県・子ども2人)
「単純にあまりお金を掛けられないので」(30代・茨城県・子ども2人)
「軽自動車が高かったら、普通車を買った方が良いと思うから」(30代・埼玉県・子ども1人)
「少しでも安くしたい」(30代・熊本県・子ども2人)
スライドドアタイプのもの
スライドドアタイプは、車の乗り降りをする際に便利な機能。子供がドアを開け閉めするときに、隣の車や壁などにぶつけてしまう危険も回避できます。実際に使用しているママからは、「安全に乗り降りしやすい」という声も。
「子供を乗せ降ろしするのに、スライドドアの方がスペース的に良い」(40代・広島県・子ども2人)
「乗り降りしやすさ」(50代・茨城県・子ども1人)
「手がふさがっている時でもボタンひとつで開くから」(30代・茨城県・子ども2人)
「ベビーカーや、保育園の布団などを乗せる時に重要」(20代・大分県・子ども1人)
広さ
チャイルドシートを使用すると、どうしても車内が狭くなってしまいます。車種によっては、車内が広々とした設計になっているものもあるので、荷物をどれだけ積むのかということを考えて選ぶのも大切なポイント。
「子供を連れて公園へ行く時や買い物の時はたくさんつめる方がいいので」(30代・北海道・子ども2人)
「軽とはいえある程度の広さはほしいから」(20代・茨城県・子ども2人)
「広い方が用途の選択肢が増えるから」(40代・福井県・子ども2人)
「子供が2人いるから広い方がいいから」(30代・静岡県・子ども2人)
おしゃれさ
せっかく買うなら、やっぱりおしゃれな車がいい!「色やデザインにもこだわりたい」というママの意見も。
「かわいいよりかっこいい車のデザインが好みだから。ママのためよりパパが乗っても恥ずかしくないデザインが良いので」(40代・茨城県・子ども3人)
子育てにおすすめ人気の軽自動車
多種多様な軽自動車のなかから、デザイン性だけでなく、機能性も重視したママたちに人気の高いものを口コミと合わせて紹介します。
ホンダ N-BOX
広い車内と高い安全性が人気の、ホンダ N-BOXは、2017年・2018年の登録車を含む国内新車販売台数第1位!ベビーカーを畳まずに積むことができ、スライド式のドアやシンプルでおしゃれなデザインも、多くの人に選ばれるポイントです。
「ホンダセンシングを装備していることで、軽自動車としては数少ないクルーズコントロールを実装しているから。走りも他の車種に比べていい」(30代・静岡県・子ども2人)
「スライドドアだし、デザインもいい。(30代・岡山県・子ども3人)
「スライドドアと内装」(40代・新潟県・子ども2人)
「軽とは思えない室内空間で小型車並みの広々で、燃費もいいものもあり、維持費も安く、小型車を買わずに済むところ。 パワーを昔よりあり坂道もグイグイ見た目がかっこいい」(30代・愛知県・子ども2人)
ダイハツ タント
ドアを大開口することができ、車内の移動もらくらく。スライド式のドア、低床のステップで小さな子供でも乗り降りしやすいくなっています。四角いフォルムが、かわいいデザインのタントは燃費がいいという点も選ぶときに参考にしたいポイントです。
「特別仕様車なので高級感もあり機能も充実しているから」(40代・山梨県・子ども3人)
「スライドドアだし、デザインもいい」(30代・岡山県・子ども3人)
「スライドドア スマートアシスト 広いから4人乗っても余裕」(30代・岩手県・子ども1人)
スズキ ワゴンR
電気の力で低燃費をアシスト。軽ワゴンNo1の低燃費を実現!(2018年6月スズキ調べ)で、お財布にもやさしい!購入時にかかるお金もそうですが、維持費もしっかり重視したいですよね。濡れた傘をしまえる、アンブレラホルダーや必要な情報が見やすいヘッドアップディスプレイ(メーカーオプション)など他にはない便利な装備も魅力的です。
「パワーもあるし燃費もいい」(50代・大阪府・子ども2人)
「コスパが良い」(40代・岐阜県・子ども1人)
スズキ スペーシア
カラーバリエーションが豊富で、デザインもおしゃれ!広々とした車内は、アウトドアの荷物を積んでも安心。エアコンの風が直接あたらない調整機能や室内の空気を循環させるスリムサーキュレーターが付いていて、快適なドライブを楽しむことができます。
「燃費も良く、車両価格も高くない。自分で整備しやすい」(40代・群馬県・子ども2人)
ダイハツ ミラトコット
2018年にグッドデザイン賞を受賞した、おしゃれなデザインが人気の軽自動車。四角いカタチや丸いライト、個性的なタイヤのホイールなどにこだわりを感じます。先進のテクノロジーで安全運転を支援する「スマートアシストⅢ」搭載車で、安心して運転することができます。
ダイハツ ムーヴキャンパス
デザインと便利さを兼ね揃えた軽自動車。外装だけでなく、内装のインテリアアクセントカラーを楽しむことも。シーンに合わせて使える両側スライドドアは、使いやすいと評判。後部座席の下には、収納ボックスが設置されているので小物を入れたり、引き出してその上に荷物を置いたりするこすることができます。
「車内が広いと思う」(30代・愛知県・子ども2人)
スズキ ハスラー
新しくなったデザインとカラーが人気のハスラー。先進の安全技術「デュアルカメラブレーキサポート」は、2つのカメラで人も車もとらえて自動ブレーキで衝突回避をサポートしてくれます。低燃費を実現する「スズキグリーンテクノロジー」を採用したエコカーとなっています。
子育てをもっと快適にしてくれる軽自動車
最新の安全整備や広い車内、高いデザイン性で、「いままでの軽自動車のイメージとはまったくちがう!」と思った方も多いのではないのでしょうか。2台目ではなく、ファーストカーとして選ばれることも多くなったという軽自動車は、子育てママの強い味方になってくれそうですね。
黄色いナンバープレートに抵抗があるという意見もありましたが、オリンピックやご当地ものなど、時期や地域によっては限定デザインを選ぶことができます。子育てに合わせて車選びに迷ったら、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
文・構成/HugKum編集部