新生児の育児で特に大変だったことは?
柔らかくて、抱くと甘やかな香りがして、まさに目に入れても痛くないと思えるほどかわいい、新生児赤ちゃん。そんなかわいい赤ちゃんたちですが、育児は24時間待ったなし! お世話はとても大変だったりします。
そんな新生児の子育てについて先輩ママたちのアンケートをまとめました。悩んでいるのはあなただけではありません。「そうそう!」と思わず共感しつつも励まされる意見がいっぱい出てきましたよ!
まず新生児の子育てで大変だったことを聞きました。
第1位は「睡眠不足」(25.4%)、僅差で第2位は「自分の時間がない」(23.0%)と続きました。それぞれの悩みについて、先輩ママたちの具体的な大変エピソードを絡めながら一緒に見ていきましょう。
睡眠不足
「子育てで大変なこと」第1位の「睡眠不足」! 赤ちゃんのペースに合わせて寝起きすることになるので、「とにかく眠い!」というご意見をたくさんいただきました。
「双子なので、一人が泣き止んでももう一人が泣き、自分の時間どころか、寝る時間が全くない」(40代・奈良県・子ども2人)
「(眠れないので)体調が悪くなり高熱や風邪をよくひいた」(30代・滋賀県・子ども1人)
「夜中1~2時間おきに泣いて母乳を欲しがるので、とにかく睡眠不足でつらかったです」(40代・広島県・子ども2人)
「ひたすら立って抱っこしていないと寝なかったので睡眠不足で自分もイライラしていた」(20代・青森県・子ども2人)
自分の時間がない
「場所見知りがひどく泣くので、公共交通機関があまり使えなかった」(40代・神奈川県・子ども1人)
「自分のペースで動けない。出掛ける時に荷物がたくさんいる。 泣いたり、騒いだりすると(わざとしている訳でもなく、宥めたり、叱ったりしていても)、周りにいる人に文句を言われる事もある」(40代・愛知県・子ども3人)
「自分の時間が全くない。時間が出来たと思ったら、子どもがいつも以上に話しかけてくる」(20代・福岡県・子ども3人)
夜泣き
「上の子は、夜毎日少なくとも5回は起きて泣いていた。毎日寝不足続きでしんどかった」(40代・大阪府・子ども2人)
「泣いたりして睡眠不足に陥る。 精神状態も不安定で殺意が芽生え、恐ろしかった」(40代・神奈川県・子ども1人)
「当時は家が狭く、一緒に寝ていたので夜泣きで目が覚め、睡眠不足だった」(30代・千葉県・子ども2人)
「寝つきが悪い上に、長く寝ない少しの音でも起きる子だったので、寝かしつけや夜泣きで睡眠不足で辛かった」(40代・東京都・子ども1人)
泣きやまない
「抱っこをしてゆらゆら揺らしながらあやすと寝るが布団におろすとすぐ泣いて腕が痛かった」(30代・京都府・子ども2人)
「昼寝の時は特にだっこしていないと泣き続けて昼寝をしなかった」(40代・兵庫県・子ども3人)
「電車で移動中、突然泣き出して何をしても泣き止まず困った」(50代・東京都・子ども1人)
「ママがいなくなると延々と泣くので困った」(30代・長崎県・子ども2人)
授乳
「なかなか授乳したくても出なくて苦労した」(40代・神奈川県・子ども2人)
「夜中に何回も起きて授乳すること」(30代・京都府・子ども4人)
お風呂
その他
子育てが大変な時期は0~3歳ごろ
育児で大変な時期を聞いたところ、0歳(35.6%)、1歳(23.1%)、2歳(21.2%)、3歳(11.5%)と、実に0〜3歳までで91.4%を占めました。逆読みすると、4歳になれば育児の負担は減るということです。3歳までの子どもを育てているママたち、ゴールは日々近づいています。乗り越えていきましょう。
0歳~1歳はとにかく手がかかる!
1歳までの子どもは当たり前ですが話すことができないので、「泣いている原因はこれかな?」と試しながらのトライ&エラーが続くため、とにかく手がかかります。「お互いを理解するのが大変」という意見をいただきましたが、「これだよ、わかってよ!」と子ども側から見ても、もしかしたら「ママとの意志疎通は大変」と思っているかもしれませんよね。
「寝てることが少ない」(30代・愛媛県・子ども1人)
「言葉が通じないのでお互いを理解するのが大変」(40代・大分県・子ども1人)
2歳~3歳はイヤイヤ期が始まって言うことを聞いてくれない!
「自由に動き回れるのに、言うことを聞いてくれない。目が離せない時期」(40代・沖縄県・子ども2人)
「何でも分かって来ているので、誤魔化せないこと」(30代・神奈川県・子ども1人)
小学生になると落ち着くが、また別の悩みも…
小学生になると一人でできることも増え、親の手がかかることは減りますが、学校や友だち関係など気を揉むことは続きます。心理的にも複雑化する分、適切な親のサポートが肝になります。
「成長するにつれて気難しさが増してきた」(40代・大阪府・子ども1人)
「思春期は友だち付き合いとかが難しい」(40代・神奈川県・子ども2人)
大変なときはこう乗り越える!先輩ママのアドバイス
先輩ママたちは大変な時期をどう乗り越えていったのでしょうか。肩の力がふっと抜けるようなアドバイスがたくさん届いているのでご紹介していきます。
ひたすら我慢して頑張る
「好きなおもちゃや、お気に入りの洋服を着せて時間がかかっても耐えた」(40代・神奈川県・子ども1人)
「ひたすら子育てを頑張る」(40代・福岡県・子ども2人)
「気合い」(20代・東京都・子ども3人)
「根性」(40代・大阪府・子ども2人)
無理せず、適当に
「育児に全フリして家事は手が空いたら!という考えに変えた。食事も納豆ご飯食べてれば大丈夫!と信じ込んだ」(30代・北海道・子ども2人)
「無理しない」(30代・愛知県・子ども2人)
たまには気分転換する
「好きなものを食べる。太ることを気にしないでストレスでピザを食べまくるとかしていた」(30代・奈良県・子ども2人)
「少し離れているけど実家に時々帰ったり、外に散歩に出る」(40代・兵庫県・子ども3人)
身近な人に相談・アドバイスをもらう
「先生と相談して様子をみてもらう」(40代・山口県・子ども2人)
子どもに合わせて対応する
「なるべく<あなたのことをちゃんと見てるよ>というのが分かるように、声をかけたりはぐしたりして大げさに愛情表現した」(40代・大阪府・子ども2人)
「子どもの行動をよく観察する。怒ってる時は、刺激しないで、まずは気をそらしたりして落ち着かせる事を優先させる。 当たり前だけど、危険な事や、悪い事、いけない事は叱る。 感情的に怒ってしまった時は、ちゃんと謝る」 (40代・愛知県・子ども3人)
実家や身内を頼る
「同じ年の子供がいる妹を頼りました」(40代・沖縄県・子ども2人)
夫婦で協力する
「夫の手伝い」(40代・北海道・子ども2人)
大変な時期にも終わりは来る!
育児が大変な時期の真っ只中にいると、途方に暮れてしまうこともあるかもしれませんが、明けない夜はありません。今のあなたの頑張りに成長していく子どもは必ず応えてくれますよ! 大変さや悩みは多かれ少なかれ、親になればみんな抱えています。先輩ママたちのアドバイスのように、誰かに頼ったり、休める時には遠慮なく休んで乗り切っていきましょう!
文/末原美裕 構成/HugKum編集部