調査から判明!年齢別「子育て費用」シミュレーションで月々の総額を計算しよう

子どもを持つと、出産費用、ベビーグッズの購入費に始まって、保育料や授業料、お出かけ費に学資保険、高校や大学の入学費など、一人前に育てるまでに、かなりのお金が掛かりますよね。

そんな未来を思うと、子どもが新生児のころから「今から必死になってお金をためなくちゃ」と考えてしまいますが、そもそも子どもの各人生ステージにおいて、子育てに一体どれだけの費用が必要なのか、正確に把握できている人は少数派のはず……。

実際にソニー生命保険の行った「子どもの教育資金に関する調査2018」でも、未就学児の親の7割が、「教育資金がどれくらいになるのか分からずに」不安を感じていると明らかにされています。

そこで今回は、2人の未就学児の父でもある筆者が、内閣府や文部科学省などの調査情報を基に、新生児の時期から小学校、中学校時代はもちろん、通信制を含めると進学率98%とされる高校を卒業するまでの子育て費用について、まとめてみました。

 

内閣府の統計調査から学ぶ「子育て費用」の内訳は?

冒頭から「子育て費用」と、ざっくりとした表現を使ってきましたが、そもそも「子育て費用」とはどのような内訳になっているのでしょうか? 自分の力で整理しようと思っても大変ですから、内閣府の『インターネットによる子育て費用に関する調査』を参考にしてみます。

同調査は平成21年(2009年)に内閣府が行った大規模調査で、アンケート協力者から正確な回答を得るために、子育て費用の内訳を以下のように分類(中分類)しています。

  • 衣類・服飾雑貨費
  • 食費
  • 生活用品費
  • 医療費
  • 保育費
  • 学校教育費
  • 学校外教育費
  • 学校外活動費
  • 子どもの携帯電話料金
  • おこづかい
  • お祝い行事関係費
  • 子どものための預貯金・保険
  • レジャー・旅行費

 

こうして並べてみると、子どもを一人前に育てるために、いろいろなお金が必要になるのだと、あらためて実感します。「子育て費用」とひとまとめに理解するのではなく、まずは内訳をはっきりと認識して、より正確に必要な費用を計算するところから始めたいですね。

 

子どものライフステージで「子育て費用」も変わる

ランキング形式で発表!年齢別「子育て費用」内訳

子育て費用の内訳を整理できたところで、今度はそれぞれの内訳にどのくらいの金額が必要になるのか、まとめてみましょう。上述の内閣府『インターネットによる子育て費用に関する調査』では、年齢別、人生のステージ別に、どのような子育て費用がどれくらい必要なのかが、明らかにされています。

未就園児、保育所・幼稚園児、小学生、中学生などと人生のステージ別に、子育て費用の支出先をランキング形式でまとめてみました。

〇未就園児(年間):合計843,225円

  • 1位:子どものための預貯金・保険(199,402円)
  • 2位:食費(166,387円)
  • 3位:生活用品費(149,425円)
  • 4位:レジャー・旅行費(97,127円)
  • 5位:衣類・服飾雑貨費(68,754円)
  • 6位:保育費(62,790円)
  • 7位:お祝い行事関係費(59,882円)
  • 8位:学校外教育費(15,635円)
  • 9位:医療費(11,867円)
  • 10位:学校外活動費(11,449円)
  • 11位:おこづかい(487円)
  • 12位:子どもの携帯電話料金(21円)
  • 13位:学校教育費(0円)

 

〇保育所・幼稚園児(年間):合計1,216,547円

  • 1位:保育費(379,407円)
  • 2位:食費(224,627円)
  • 3位:子どものための預貯金・保険(187,212円)
  • 4位:レジャー・旅行費(136,383円)
  • 5位:生活用品費(92,522円)
  • 6位:衣類・服飾雑貨費(66,462円)
  • 7位:学校外活動費(43,179円)
  • 8位:お祝い行事関係費(41,066円)
  • 9位:学校外教育費(30,784円)
  • 10位:医療費(13,462円)
  • 11位:おこづかい(1,318円)
  • 12位:子どもの携帯電話料金(127円)
  • 13位:学校教育費(0円)

 

〇小学生(年間):合計1,153,541円

  • 1位:食費(278,294円)
  • 2位:レジャー・旅行費(167,044円)
  • 3位:子どものための預貯金・保険(163,037円)
  • 4位:学校外教育費(106,089円)
  • 5位:学校教育費(105,242円)
  • 6位:学校外活動費(94,985円)
  • 7位:生活用品費(83,419円)
  • 8位:衣類・服飾雑貨費(68,970円)
  • 9位:お祝い行事関係費(31,974)
  • 10位:医療費(21,791円)
  • 11位:保育費(19,268円)
  • 12位:おこづかい(9,605円)
  • 13位:子どもの携帯電話料金(3,823円)

 

〇中学生(年間):合計1,555,567円

  • 1位:食費(356,663円)
  • 2位:学校教育費(274,109円)
  • 3位:学校外教育費(248,556円)
  • 4位:子どものための預貯金・保険(179,910円)
  • 5位:レジャー・旅行費(146,710円)
  • 6位:生活用品費(97,139円)
  • 7位:衣類・服飾雑貨費(76,507円)
  • 8位:学校外活動費(57,337円)
  • 9位:おこづかい(39,022円)
  • 10位:お祝い行事関係費(33,539円)
  • 11位:子どもの携帯電話料金(23,453円)
  • 12位:医療費(22,624円)
  • 13位:保育費(0円)

 

こうして見ると、おむつ代などを含む生活用品費は、子どもが小さいころほど必要だと分かりますね。逆に子どもが小学生、中学生と育ってくると、今度は食費がどんどん子育て費用の中で割合を大きく占めてくると分かります。もちろん遠出も増えるでしょうから、レジャー・旅行費についても、子どもが大きくなるほど金額が大きくなっています。

以上のように子育て費用の支出先は、子どもの成長と共に変わってくると覚えておきたいです。

 

貯金のチャンスは小学生時代!?  子育て時期によって「子育て費用」の月額は2倍近く変わる

ライフステージによる違いで、必要になる子育て費用の内訳が変化していく様子が確認できました。では、トータルの費用については、どのように変化していくのでしょうか。内閣府『インターネットによる子育て費用に関する調査』を見ると、以下のように年額と月額が移り変わっていくと分かります。

〇子育て費用の合計(年間)

ここでいまいちど、年間にかかる年齢別、合計子育て費用をおさらいしておきましょう。

  • 未就学児(未就園児):843,225円
  • 未就学児(保育所・幼稚園児):1,216,547円
  • 小学生:1,153,541円
  • 中学生:1,555,567円

〇年齢別、月額の子育て費用の合計は?

仮にこの金額を単純に12カ月で割れば、

  • 未就学児(未就園児):70,268円
  • 未就学児(保育所・幼稚園児):101,378円
  • 小学生:96,128円
  • 中学生:129,630円

といった月額になると分かります(※小数点以下は切り捨て)。

「子どもが小学生のうちがお金の貯め時だよ」と、筆者は先輩ママから言われた経験がありますが、なるほど保育所、幼稚園に通わせた家庭の場合は、子どもが小学生のときに一度子育て費用が下がっていると、内閣府の調査でも明らかになっています。さらに親の収入も少しは上がっているはずですから、貯金には子どもの小学校時代が狙い目だと分かりますよね。

ただ、詳しくは後で触れますが、この場合の子育て費用は、子どもを私立の小中学校、公立の小中学校に入れた親のケースが入り混じっています。文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」を見ると、公立小学校と私立小学校の学校教育費は14.5倍の差、公立中学校と私立中学校の学校教育費は7.5倍の差があると明らかにされています。子どもを私立の小中学校に入れた場合は、子育て費用の総額が上述の金額よりも大きくなると押さえておきましょう。

 

「子育て費用」を年齢別に計算してみよう!

子どものライフステージ別に子育て費用の総額を見てきましたが、今度は年齢別の費用を細かく見ていきましょう。

〇年齢別に解説 未就学児の年間、毎月の「子育て費用」

0歳児:年額931,246円、月額77,603円


(※年額を12カ月で割る。小数点以下は切り捨て)

→主な内訳トップ3は、①生活用品費(年222,491円、月18,540円)、②子どものための預貯金・保険(年221,193円、月18,432円)、③お祝い行事関係費(年159,354円、月13,279円)

1歳児:年額878,040円、月額73,170円

→主な内訳トップ3は、①子どものための預貯金・保険(年223,007円、月18,583円)、②生活用品費(年159,364円、月13,280円)、③食費(年155,376円、月12,948円)

2歳児:年額942,715円、月額78,559円

→主な内訳トップ3は、①食費(年196,849円、月16,404円)、②子どものための預貯金・保険(年195,540円、月16,295円)、③保育費(年162,302円、月13,525円)、

3歳児:年額1,040,577円、月額86,714円

→主な内訳トップ3は、①保育費(年268,245円、月22,353円)、②食費(212,782円、月17,731円)、③子どものための預貯金・保険(年188,535円、月15,711円)

4歳児:年額1,197,116円、月額99,759円

→主な内訳トップ3は、①保育費(年363,769円、月30,314円)、②食費(年226,583円、月18,881円)、③子どものための預貯金・保険(年185,604円、月15,467円)

5歳児:年額1,159,523円、月額96,626円

→主な内訳トップ3は、①保育費(年340,924円、月28,410円)、②食費(年228,124円、月19,010円)、③子どものための預貯金・保険(年166,412円、月13,867円)

6歳児:年額1,215,243円、月額101,270円

→主な内訳トップ3は、①保育費(年336,364円、月28,030円)②食費(年256,263円、月21,355円)、③子どものための預貯金・保険(年161,251円、月13,437円)

未就学児でも、新生児のころはおむつ代など生活用品費の出費、さらに出産祝い関連の出費が目立ちます。しかし、徐々にその手の出費は減っていき、代わりに子どもを保育所・幼稚園に通わせる人も増えてくるため、保育費の割合が大きくなってきていると分かります。

〇学年別に解説 小学生の年間、毎月の「子育て費用」

小学校1年生(7歳):年額1,112,082円、月額92,673円

→主な内訳トップ3は、①食費(年253,405円、月21,117円)、②子どものための預貯金・保険(年158,047円、月13,170円)、③レジャー・旅行費(年149,573円、月12,464円)

小学校2年生(8歳):年額1,215,243円、月額101,270円

→主な内訳トップ3は、①食費(年263,703円、月21,975円)、②レジャー・旅行費(年164,960円、月13,746円)、③子どものための預貯金・保険(年154,128円、月12,844円)

小学校3年生(9歳):年額1,131,097円、月額94,258円

→主な内訳トップ3は、①食費(年271,365円、月22,613円)、②レジャー・旅行費(年178,335円、月14,861円)、③子どものための預貯金・保険(年169,437円、月14,119円)

小学校4年生(10歳):年額1,152,088円、月額96,007円

→主な内訳トップ3は、①食費(年284,644円、月23,720円)、②レジャー・旅行費(年167,134円、月13,927円)、③子どものための預貯金・保険(年165,548円、月13,795円)

小学校5年生(11歳):年額1,235,483円、月額102,956円

→主な内訳トップ3は、①食費(年307,094円、月25,591円)、②レジャー・旅行費(年172,368円、月14,364円)、③子どものための預貯金・保険(年169,114円、月14,092円)

小学校6年生(12歳):年額1,269,053円、月額105,754円

→主な内訳トップ3は、①食費(年299,169円、月24,930円)、②学校外教育費(年189,783円、月15,815円)、③レジャー・旅行費(年171,611円、月14,300円)、

子どもが小学校の時代には、食費、お出かけ費、子どものための貯蓄が主な支出先だと分かります。公立の小学校の場合は学費も無料です。保育費がなくなる分だけ、貯金のチャンスだと言えそうですね。

しかし、小学校も後半となってくると、中学校の入学に向けた学習塾の費用など、学校外教育費の出費が増えていくと分かります。トータルの出費も基本的には高学年に向かって増えていきますので、貯金は子どもの小学生低学年の時期がチャンスだと分かります。

ちなみに上述の金額に含まれる学校教育費については、先ほど述べた通り、子どもを公立に通わせている親と、私立に通わせている親のケースが入り混じっています。文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」を見ると、公立小学校の学校教育費は年間60,043円、私立小学校の学校教育費は870,408円と14.5倍の差があると分かります。

小学生の場合は学校外活動費においても、同調査による公立小学校の場合が217,826円で、私立小学校の場合は613,022円と2.8倍の費用が発生していると確認できます。子どもを私立の小学校に通わせる場合は、上述した年額・月額が大きくなると考えておきたいです。

〇学年別に解説 中学生の年間、毎月の「子育て費用」

中学校1年生(13歳):年額1,527,873円、月額127,322円

→主な内訳トップ3は、①食費(年337,085円、月28,090円)、②学校教育費(年327,300円、月27,275円)、③学校外教育費(年175,136円、月14,596円)

中学校2年生(14歳):年額1,531,521円、月額127,626円

→主な内訳トップ3は、①食費(年363,936円、月30,328円)、②学校教育費(年250,936円、月20,911円)、③学校外教育費(年220,363円、月18,363円)

中学校3年生(15歳):年額1,611,802円、月額134,316円

→主な内訳トップ3は、①食費(年369,492円、月30,791円)、②学校外教育費(年358,197円、月29,849円)、③学校教育費(年243,038円、月20,253円)

子どもが中学生になると、食費が増え、学校教育費、さらに学習塾、通信教育、教材、学習図書の費用など学校外教育費もどんどん大きくなっていきます。中学3年生になると、学校外教育費が学校教育費を追い抜くほど……。

また、子育て費用の総額も義務教育の期間においては、中学校3年生で最も大きくなります。高校受験に向けた学校外教育費が、年間の出費を大きく押し上げていると考えられますね。

ちなみに学校教育費の年額については、小学生の場合と同様、子どもを公立に通わせている親と、私立に通わせている親の回答が入り混じっています。文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」を見ると、公立中学校の学校教育費は年間133,640円、私立中学校の学校教育費は997,435円と、7.5倍の子育て費用が発生しています。

学校外教育費についてはほとんど差がありませんが、子どもを公立に通わせる場合は、上述した年額・月額が下がり、私立に通わせる場合は、上述した年額・月額が上がる可能性が高いと考えておきたいです。

 

内閣府の統計調査からシミュレーション!高校時代の「子育て費用」はどのくらい?

内閣府『インターネットによる子育て費用に関する調査』では、16歳の高校1年生以降の子育て費用が明らかにされていません。子どもが高校生になると、子育て費用はどのくらいになるのでしょうか? 

通信制を含めれば98%の子どもが進学するという高校については、自宅から通える学校に進学するケースが一般的だと考えられます。そう考えると、中学3年生の「子育て費用」をベースに、学校教育費、学校外教育費、学校外活動費を調整すれば、大まかな金額が予想できるはず。

公立および私立高校の学校教育費、学校外教育費(補助学習費)、学校外活動費(その他の学校外活動費)に関しては、文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」で学年別に公開されています。

〇高校時代の学校教育費、学校外教育費、学校外活動費

公立高校、私立高校の学校教育費

調査を見ると、学校教育費に関しては、

公立高校→(3年間の平均)275,991円/年

私立高校→(3年間の平均)755,101円/年

とあります。

公立高校、私立高校の学校外教育費

学校外教育費(補助学習費)に関しては、

公立高校→(1年生)109,973円/年、(2年生)140,040円/年、(3年生)178,697円/年

私立高校→(1年生)169,400円/年、(2年生)229,970円/年、(3年生)293,964円/年

となっています。

公立高校、私立高校の学校外活動費

学校外活動費(その他の学校外活動費)に関しては、

公立高校→(1年生)33,945円/年、(2年生)37,441円/年、(3年生)25,070円/年

私立高校→(1年生)66,637円/年、(2年生)57,667円/年、(3年生)39,965円/年

とあります。

子どもが中学生から高校生になったとしても、子育て費用の内訳にある食費、医療費、衣類・服飾雑貨費、生活用品費、レジャー・旅行費、お祝い行事関係費、子どもの携帯電話料金などは、劇的に増減すると考えにくいです。

よって中学校3年時の子育て費用の中から、学校外教育費、学校教育費、学校外活動費の金額だけを変えて、高校1~3年生のときにかかる「子育て費用」をシミュレーションしてみました。

〇公立高校に通わせた場合(※シミュレーション)

高校1年生(16歳):年額1,377,762円、月額114,813円

→主な内訳トップ3は、①食費(年369,492円、月30,791円)(※中学3年時のデータを使用)、②学校教育費(年275,991円、月22,999円)、③子どものための預貯金・保険(年193,389円、月16,115円)(※中学3年時のデータを使用)

高校2年生(17歳):年額1,411,325円、月額117,610円

→主な内訳トップ3は、①食費(年369,492円、月30,791円)(※中学3年時のデータを使用)、②学校教育費(年275,991円、月22,999円)、③子どものための預貯金・保険(年193,389円、月16,115円)(※中学3年時のデータを使用)

高校3年生(18歳):年額1,437,611円、月額119,800円

→主な内訳トップ3は、①食費(年369,492円、月30,791円)(※中学3年時のデータを使用)、②学校教育費(年275,991円、月22,999円)、③子どものための預貯金・保険(年193,389円、月16,115円)(※中学3年時のデータを使用)

学校教育費が公立で安いために、食費が最も高額な支出先となっていると分かります。データは中学生3年時を使っていますので、食べ盛りの男子高校生を持つ家庭になると、食費はもう少し大きくなる可能性もあります。

〇私立高校に通わせた場合(シミュレーション)

高校1年生(16歳):年額1,948,991円、月額162,415円

→主な内訳トップ3は、①学校教育費(755,101円、月62,925円)、②食費(年369,492円、月30,791円)(※中学3年時のデータを使用)、③子どものための預貯金・保険(年193,389円、月16,115円)(※中学3年時のデータを使用)

高校2年生(17歳):年額2,000,591円、月額166,715円

→主な内訳トップ3は、①学校教育費(年755,101円、月62,925円)、②食費(年369,492円、月30,791円)(※中学3年時のデータを使用)、③子どものための預貯金・保険(年193,389円、月16,115円)(※中学3年時のデータを使用)

高校3年生(18歳):年額2,046,883円、月額170,573円

→主な内訳トップ3は、①学校教育費(年755,101円、月62,925円)、②食費(年369,492円、月30,791円)(※中学3年時のデータを使用)、③子どものための預貯金・保険(年193,389円、月16,115円)(※中学3年時のデータを使用)

私立の高校に通わせる場合、学校教育費が大きくなりますので、子育て費用の支出先は学校教育費がトップになり、公立高校に通わせる場合と比べて、やはり子育て費用の総額も大きくなっていると分かります。

〇高校生(公立と私立の中間値シミュレーション)

最後に、私立に通わせた場合、公立に通わせた場合に必要な年間の子育て費用を、足して2で割った中間値となる金額も計算してみました。

高校1年生(16歳):年額1,663,376円、月額138,614円

高校2年生(17歳):年額1,705,958円、月額142,163円

高校3年生(18歳):年額1,742,247円、月額145,187円

子どもが私立に通うせよ、公立に通うにせよ、子どもが小さいうちから「これくらいかかるんだ」とシミュレーションしておくといいかもしれませんね。

以上、「子育て費用」について、新生児から高校3年生に至るライフステージ別に、年額、さらには月額を一覧にしてみましたが、いかがでしたか? 補足として、子どもが大学に進学した場合の入学金、学費に関しても、文部科学省の情報から金額をまとめてみました。

大学進学時の「子育て費用」はどのくらい?

〇国立大学(平均)

入学金:282,000円

授業料:35,8000円/年

〇公立大学(平均)

入学金:394,225円

授業料:538,294円/年

〇私立大学(平均)

入学金:256,069円

授業料:868,447 円/年

子どもが一人暮らしをした場合の仕送り金額については、平均で962,532円/年、80,211円/月といった金額になっていると、ソニー生命保険の行った「子どもの教育資金に関する調査2018」を見れば分かります。

単純に考えれば、

子どもが自宅から国立大学に通う<子どもが自宅から公立大学に通う<子どもが自宅から私立大学に通う<子どもが一人暮らしをして国立大学に通う<子どもが一人暮らしをして公立大学に通う<子どもが一人暮らしをして私立大学に通う

といった順番で、子育て費用が大きくなっていくと言えそうですね。

(文・坂本正敬)

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【参考】

インターネットによる子育て費用に関する調査 – 内閣府

子どもの教育資金に関する調査2018 – ソニー生命保険株式会社

平成28年度子供の学習費調査 – 文部科学省

国公私立大学の授業料等の推移 – 文部科学省

 

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