今日は【白露】。子供と一緒に“小さい秋”を見つけましょう【広田千悦子の子供と楽しむ二十四節気】

二十四節気とは、太陽の公転周期を分割して一年を二十四の季節に分けたもの。春分、夏至、秋分、冬至など、季節を表す言葉として、暮らしの中のさまざまな場面に登場します。そんな二十四節気は、忙しい毎日の中で忘れてしまいそうになる豊かな季節の恩恵を思い出させてくれるとてもいい機会。ぜひ、子供と一緒に季節の巡りを感じるひとときをもってみてください。ささやかだけれどゆるぎない幸せの経験は、子供たちの“いのちの根本”を長きに渡り支えてくれることでしょう。

今日9月8日は二十四節気「白露」です

 

白露(はくろ)

朝、外に出てみると草木につゆが付いているのを見つけることができる頃。白露とは、文字通り「白いつゆ」を意味します。日中は残暑がありますが、朝夕ともなれば涼しくなり、季節はいつのまにか秋に入っていることに気がつきます。ススキや萩など秋の草花が美しく、夕暮れには虫の音の大合唱が響いています。親子で散歩をしながら、小さな秋のサインを見つけてみるのも楽しいでしょう。

 

 

 

 

 

手作り「ジンジャーエール」で体をきりりと引き締めましょう

 

暑気払いもひと通りやりつくし、秋に移行する季節。温かい飲み物が体によいとはわかっていても、この残暑ではなかなか気もすすみません。

もったりとした口の中を潤したい。そんな欲求に合うのは、手作りジンジャーエール。これなら喉をスキッとさせてくれ、冷房で緩んだ体もきりりと引き締めてくれるでしょう。

ショウガ200gを皮ごと薄くスライスして水250㎖、砂糖150~200g、お好みでシナモンスティック1本、クローブ4粒を入れて1520分ほど煮詰めます。こして冷ましたらコップに氷を入れて、お好みの濃さに炭酸水で割ります。強めの炭酸水を使うのがおいしさのコツです。

 

 

広田千悦子さんの『口福だより』には、季節を楽しむヒントが満載! 

 

 

https://www.shogakukan.co.jp/books/09388359

 

広田千悦子(ひろたちえこ)

日本の文化・歳時記研究家。文筆家。新聞や雑誌、WEBにてコラム・挿絵を執筆。企業アドバイザー。ラジオ、TVなどのメディアに出演。ライフワークは季節のしつらいと祈りのかたちづくり。築80年の日本家屋スタジオ秋谷四季、東京、鎌倉、名古屋などで、季節のしつらい教室を開催。日本の行事の源流に触れつつ、現代のくらしや世代に合わせて提案。中日新聞、東京新聞の連載「くらし歳時記」は11年目。著書は、ロングセラーの『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)など25冊

 

 

撮影/広田行正 イラスト/広田千悦子 構成/神﨑典子

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