「ここは○○（病院など、場所の名前）だよ。
ここで走っていて、誰かにぶつかると、ケガをさせてしまったり、邪魔になってしまうのよ」
がOK！
注意をするときは、理由を具体的に説明することが大切です
怒鳴られて育った子は、何回も同じことをくり返します。何かをやめてほしいときは、ママはその理由をきちんと説明をすることが大切。
子どもを信用していないと、ついつい怒鳴り口調で話してしまいがち。「しつけ」の意味を、「大人が命令すること」と思っている方もいるかもしれませんが、子どもがよく育つ場では、「共感の声」があふれています。大人が子どもを理解しようとする「共感型の姿勢」をもつことで、子どもは安心して成長していくのです。
また、「～さんに怒られても知らないよ」という言い方を聞いて育った子は、社会のなかでも、やってよいことと悪いことを、人の顔色を見て決める子になってしまいます。注意するときは誰かのせいにするのではなく、その行為をしたことによって何がどうなってしまうのか、子どもが「具体的に想像できる」伝え方が大切です。
記事監修
井桁容子|乳幼児教育保育実践研究家
乳幼児教育保育実践研究家、非営利団体コドモノミカタ代表理事。東京家政大学短期大学部保育科を卒業。東京家政大学ナースリールーム主任、東京家政大学・同短期大学部非常勤講師を42 年務める。著書に「保育でつむぐ 子どもと親のいい関係」（小学館）など。
『イライラをぶつけない ママの口グセ言い換えBOOK』edu別冊ふろく
イラスト／高部むしゅこ 取材・文／井尾淳子、齋藤美和 編集／井尾淳子 再構成／HugKum編集部
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