子どもが本に触れる最初の機会となるのが、幼児期の読み聞かせです。読み聞かせには、想像力を膨らませたり、言葉を知ったり、感情豊かなになる効果もあると言われています。どんな本がいいかな、と選ぶ時間も楽しいですね。そこで今回は、幼児がどんなジャンルの本に興味を持つのか、実際に各家庭で子どもがよろこぶ本について調査してみました。
幼児がよろこぶ絵本のジャンルBEST7
今回の調査では、小学館の幼児雑誌『ベビーブック』1月号で幼児を持つママパパ1,000人にアンケートを実施しました。質問内容は「読み聞かせについて伺います。どのような「おはなし」をお子さんはよろこぶ、またはよろこびそうですか」というもの(1,000人の子どもの年齢の内訳は、1歳416人、2歳453人、3歳131人)。小さな子どもがどんなジャンルの本をよろこぶのか、トップ7をチェックしていきましょう。
7位 写真物語
よろこぶ絵本の第7位は「写真絵本」でした。植物や虫、自然のふしぎを写真でわかりやすく読める写真絵本は子どもたちも興味津々!
「はたらきありの写真絵本を読んでから、公園でありを観察するようになった」という声や、「ジャムの作り方を写真絵本で見て、親子で作ってみました」など、体験が広がるきっかけになるのが写真絵本のようです。
「おかしなゆき ふしぎなこおり」写真・文/片平 学(ポプラ社)
6位 創作絵本
「創作絵本」が6位でした! 食べ物が主人公だったり、身近な場所や出来事がストーリーの舞台になっていたり、子どもたちを惹きつける魅力が創作絵本にはたくさんあります。「主人公の気持ちになって聞いているみたいで、読んだ後にいつも笑顔になります」「お話をわかっていても何度も読んで〜と持ってきます」などの意見が聞かれました。
「おもちのきもち」作・絵/かがくいひろし(講談社)
5位 絵だけのお話
文字はなく、「絵だけのお話」が5位でした! 読み聞かせで音読する文字はありませんが「毎回お気に入りのフレーズを親子で一緒に言いながらページをめくる」というママもいれば「いつも違う言葉をかけながら読むようにしている」という研究熱心なママも。絵だけの絵本は、自由な発想で読み聞かせでき、子どもの想像力も広がりそうです。
「あかいふうせん」作/イエラ・マリ(ほるぷ出版)