カードゲームといえばトランプやカルタが有名ですが、他にも多くの種類があります。子どもから大人まで一緒に遊べて、子どもの知育教育にもぴったりのカードゲーム。数字や言葉などを使って遊ぶものが多いので、算数や国語、英語など、これから始まる学習にも役立つ一面もあります。今回は人気カードゲームの中から、家族で一緒になって楽しめるものを紹介します。
カードゲームはトランプだけじゃない! 家族で仲良く知育遊び!
トランプ以外にもカードゲームはたくさんあります。カードゲームは文字や数字を覚えながら、ルールを理解しなければなりません。子どもには難しいと思う人もいますが、中には文字や数字が分からないのに、大人より早くルールを理解する子どももいるほどです。遊ぶことに興味津々な子どもは、スポンジのように知識を吸収していきます。それだけにカードゲームの知育効果は高いといえるでしょう。
手を動かして、考えることを習慣化できる!
子どもにとっては、カードをめくる動作ひとつとっても指先の器用さが必要になります。そして、指先を細かく使うことで、脳の発達へも良い影響が期待できます。このようにカードゲームは、手を動かしながら考えることで、子どもの考える習慣づけにも一役買ってくれそうです。
またゲームを終えた後は達成感に満たされるので、学ぶことを苦手としなくなります。むしろ分からないことや、疑問に思ったことをそのままにせず、自分で考えて解決する過程を楽しいと思うようになるでしょう。この感覚を習慣化できれば、今後の学習にも必ず役立ちます。
算数や国語、英語の基礎を養える!
カードゲームの中には算数や国語、英語の基礎となる種類もあります。例えば数字を集めるカードゲームなら、数字を覚えるだけでなく、足し引きを遊び感覚でできます。単純にカードゲームをプレイするだけでも、決められたルールに従って、勝利やゲームクリアなど、目標に向かって問題を紐解いていく力がついていきます。
漢字・ひらがなや英単語と一緒にイラストが描かれたカードを集めるゲームもあります。こちらはもちろん、国語や英語の基礎学習に繋がるでしょう。
家族と楽しむことで積極的に子どもが覚えてくれる!
カードゲームは基本的に複数人で遊ぶものです。家の中だとママパパは家事や仕事に追われて、どうしても子どもはお絵かきなど一人遊びの時間が長くなります。家族で一緒に遊ぶ時間は、子どもにとっては貴重なコミュニケーションタイム。カードゲームは子どもが家族みんなと遊ぶ時間を持てるアイテムです。
ママパパや兄弟だけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんなど親戚も一緒になって遊べば、良い思い出にもなりますね。
家族で楽しめるおすすめカードゲーム5選!
★選ぶポイント
数や言葉の学びを遊びながら自然と習得できるカードゲームをピックアップしました。3歳くらいから遊べる『虹色の蛇』は小さい子どものいる家庭におすすめです。ルールを事前に確認することで、ゲームをより楽しめるのがカードゲームの特徴です。勝ち負けよりも、まずはルールをきちんと確認し、またわからないことがあれば、実際に遊びながら覚えていきましょう。
UNO – マテル
マテルから発売されている、パーティーカードゲームの定番である「UNO」です。色と数字の描かれたカードを配られ、順番に1枚ずつ場に出していくことで、手札を0枚にすることを目的としたゲームになります。ポイントは手札がラスト1枚になったら「ウノ」と宣言しなければペナルティを与えられることです。
「ウノ」とはイタリア語やスペイン語で数字の1という意味で、特徴的なルールがそのまま名前となりました。アメリカで考案されてから45年以上の歴史があり、国際ルールや国際大会が開かれるほど人気があります。
2〜10人まで遊べるので、家族だけでなく親戚で集まったときにも楽しめます。数字を理解しなければいけませんが、足し引きの計算などはいらないので、小さい子どもでも簡単にルールを覚えられるでしょう。コラボ商品で、ディズニーキャラクターやドラえもんのイラストを使ったものもあり、お子さんの好みに合わせて選べるのも嬉しい点です。
対象年齢は7歳以上。
虹色のへび – Amigo
Amigoから発売されている、3才から大人まで楽しめるカラフルなカードを繋げてへびを作る「虹色のへび」です。山札からカードをめくり、同じ色の頭、胴体、尻尾を繋げてへびを作るのが目標になります。ゲーム内容は単純ですが、大人でもハマってしまう楽しさです。
枚数の限られている頭と尻尾を、めくって出てきた胴体に繋げないといけないのがポイント。手札と場に出たカードから慎重に繋げる胴体を選ばなければなりません。数字や文字が読めないお子さんでも楽しめるゲームなので、初めてのカードゲームに向いています。
対象年齢は3歳以上。
キャプテン・リノ – HABA
HABAから発売されている、タワーを作っていくカード版逆ジェンガゲームの「キャプテン・リノ」です。順番に配られた手札からカードを選び、折り曲げて柱として重ねていき、最終的に塔を崩さず手札を使い切った人が勝利します。ここまで聞くとトランプタワーにしか聞こえませんが、「キャプテン・リノ」のポイントはカードの種類ごとに効果があることです。手札の枚数が増減したり、順番を変えたりと、ゲームに変化をもたらします。
カードは折り曲げて使うこと前提なので丈夫に作られており、子どもが投げたりしても壊れません。モノづくりが好きなお子さんにはピッタリのカードゲームでしょう。
対象年齢は5歳以上。
コヨーテ – ニューゲームズオーダー
ニューゲームズオーダーから発売されている、額に自分では見えないようにカードをかざして、数字の合計値を予想する「コヨーテ」です。数字の足し引きができること前提ですが、カードゲームの楽しさを気づかせてくれる一品になります。
ポイントは「自分のカードだけ見えない」ことです。他のプレイヤーも同様に自分のカードだけは見えていません。他のプレイヤーが宣言した数字や表情から推理し、自身のカードがいくつなのかを予想して合計値を導き勝利を目指します。
ハッタリで、わざと嘘をついて相手を惑わしたりと、他のカードではない心理戦でのやりとりが要求されるのです。子どもだけでなく、大人までハラハラドキドキするゲームです。
対象年齢は10歳以上。
ごきぶりポーカー – Drei Magier
Drei Magierから発売されている、相手の言葉が本当か嘘かを見抜く『ごきぶりポーカー』です。嫌われ者のカードたちを伏せて相手に渡していき、渡すカードが無くなるか、表になった嫌われ者が4枚集まると敗北になります。
ポイントは相手にカードを渡すとき、嫌われ者の名前をひとつ宣言する必要があることです。嘘を言ってもいいですし、正直にカードの正体を教えることもできます。相手はカードを受け取るか、カードの正体を当てるか選びます。もし当てられたらカードを表にして自分の前に、外れたら表にして相手の前に置くのです。
始めは当てずっぽうにカードの名前を言い合いますが、ゲームが終盤になるにつれて相手が持っているカードを覚えていけます。絵柄を覚えるだけなので数字や文字が読めない子どもも遊ぶことが可能です。
対象年齢は8歳以上。
家族で遊べる人気カードゲームで楽しく脳を鍛えよう
トランプ以外にもカードゲームの種類はたくさんあります。カードゲームで遊ぶようになると、文字や数字を積極的に覚え、算数や国語、英語教育の基礎となります。場所を選ばず遊べるのも嬉しいですね。この機会にぜひ気になったカードゲームで遊んでみてください。
文・構成/HugKum編集部