目次
電動ゆりかごってどんなもの?
育児に奮闘するママやパパの強い味方として、「電動ゆりかご」は人気のアイテムです。希望する機能が備わったものを購入するために、まずは「電動ゆりかご」がどのようなものなのか理解していきましょう。
自動で揺れるゆりかご
電動ゆりかごは、ボタンを操作するだけで自動で揺れるゆりかごです。
横や縦に揺れる「ゆりかご」タイプと、ぶるぶると震える「バウンサー」タイプがあります。赤ちゃんは揺られることで、ママやパパに抱っこされているときのような感覚を得られるのです。
電動ゆりかごの中には、揺れの速度を調節できるだけでなく、心地良いオルゴールのメロディーを流したり光の演出をしたりなど、赤ちゃんをあやすための機能が付属しているものもあります。
電動ゆりかごの電源は、ACアダプタをコンセントに挿すタイプと電池を使うタイプの2通りです。
新生児から4歳ごろまで使えるものも
大きさや対象年齢は、ゆりかごを販売するメーカーによって異なります。新生児から使えるものは、十分な休養が必要な産後のママにおすすめです。
「ゆりかご」タイプは、4歳ごろまで使えるものが多いですが、「バウンサー」タイプは2歳ごろまでしか使えません。
電動ゆりかごを新生児のときにだけ使いたいのであれば、持ち運びや収納が簡単な「バウンサー」タイプを、ある程度大きくなっても使いたいのであれば、チェアにもなる「ゆりかご」タイプを選ぶとよいでしょう。
購入の際は、対象年齢や耐荷重をチェックすることが大切です。
電動ゆりかごはどんなシーンで活躍するの?
電動ゆりかごは、赤ちゃんの寝かしつけだけでなく、さまざまシーンで活躍する優れものです。具体的にどのようなシーンで活躍するのか見ていきましょう。
ぐずったときの寝かしつけ
赤ちゃんは常に機嫌よく眠ってくれるわけではありません。気分が悪いと、長時間ぐずることもあります。
電動ゆりかごは赤ちゃんの体を快適なリズムで揺さぶることで、寝かしつけの手助けをしてくれます。「ゆりかご効果」と呼ばれ、揺さぶられることで赤ちゃんは安心するのです。
赤ちゃんがなかなか眠ってくれないと悩んでいるときは、電動ゆりかごを取り入れてみると、ママやパパに抱っこされているような感覚を味わいながら、安心してぐっすり眠ってくれるでしょう。
料理やお風呂の待ち時間
料理や掃除などの家事で手が離せないときや、お風呂に入っているとき、赤ちゃんに泣かれたり動かれたりすると心配です。しかし、電動ゆりかごを使えば、赤ちゃんもリラックスした状態で待っていられるかもしれません。
料理のときはキッチンに、お風呂のときは脱衣所に電動ゆりかごを移動させれば、赤ちゃんを見守りながら作業ができます。少しの時間でも赤ちゃんがリラックスしてくれれば、パパママも助かることでしょう。
ママやパパの休憩タイムにも
24時間体制で赤ちゃんを見守るのは、ママやパパにとって疲れるものです。「少しだけでもくつろぎたい」と感じることもあるでしょう。
電動ゆりかごで赤ちゃんがリラックスしている間は、ママやパパはつかの間の休憩を得ることができます。夜泣きやぐずり出したときのサポートに電動ゆりかごを取り入れれば、赤ちゃんのお守りを任せることができるかもしれません。
電動ゆりかごの選び方
電動ゆりかごはどのような基準で選ぶとよいのか、選ぶときのポイントについて見ていきましょう。
対象年齢や耐荷重を確認する
電動ゆりかごを選ぶときは、対象年齢と耐荷重を確認することが重要です。新生児から使えるものや、首がすわってくる生後3カ月ごろから使えるものなど、商品によって使える年齢や耐荷重は異なります。
また、体重が商品の耐荷重を超えたときには、直ちに使うのをやめましょう。チェアとしても使える「ゆりかご」タイプは18kg程度まで、「バウンサー」タイプは9kg程度までの設定が多いようです。
対象月齢や年齢、耐荷重などを確認しないまま使うと、赤ちゃんの転落や電動ゆりかごの破損といったトラブルにつながります。
お手入れがしやすいもの
電動ゆりかごは、数年間使うことがほとんどです。赤ちゃんのよだれや食べこぼしなどで汚れてしまうこともあるでしょう。
シートを取り外して丸洗いできるタイプなら、汚れたときにすぐ洗えます。汚れが付きにくく、速乾性にすぐれた素材を使っているタイプもお手入れが簡単でおすすめです。
洗えない素材のものは、通気性や拭き取りで対応できるかなどをチェックしましょう。いつも清潔に保てるものを選ぶことで、赤ちゃんが快適に過ごせるようになります。
付属の機能もチェック
電動ゆりかごは、自動で揺れる機能以外にも、赤ちゃんを喜ばせる機能が付属しているものもあります。
赤ちゃんの寝かしつけに使いたいなら、メロディー機能が付いているものがおすすめです。心地良いいオルゴールが流れ、子守歌代わりとなるでしょう。
また、赤ちゃんを楽しませたいときは、おもちゃが付いているものがぴったりです。食事のときにも使うのなら、チェアにもなるタイプがよいでしょう。
電動ゆりかごを使うときの注意点は?
電動ゆりかごを使うときは、いくつかの注意点があります。赤ちゃんの機嫌を見て安全対策などをしっかり行うことが大切です。
電動ゆりかごは、赤ちゃんを放っておくためのアイテムではなく、あくまでも遊びや寝かしつけのサポートに使うものと考えておきましょう。
嫌がるときは無理して使わない
体調や機嫌によっては、揺れを不快に感じてさらに泣く赤ちゃんもいるでしょう。電動ゆりかごは、赤ちゃんを乗せると泣きやむ魔法の道具ではありません。
赤ちゃんが嫌がるときはママやパパの抱っこなどで対応しましょう。機嫌がよいときにだけ電動ゆりかごを使うようにすれば、赤ちゃんも電動ゆりかごは楽しいものと認識してくれるはずです。
目の届く範囲で使う
「ベルトを付けたから大丈夫」と長時間目を離すことは、転落などの事故につながります。電動ゆりかごは、危険があればすぐに止められるよう、目の届く場所でのみ使うようにしましょう。
電動ゆりかごの中には、移動用のキャスターが付いているものも多く、手軽に移動できます。手が離せないときも、できるだけ目の届く場所まで移動させて使うことが大切です。
安全ベルトはしっかり締める
電動ゆりかごには、転落防止のための安全ベルトが付いています。「側にいるから、わざわざベルトを締めなくても大丈夫」と考えず、車のシートベルトのような感覚できちんと使用しましょう。
赤ちゃんが自分で動けるようになったときは、安全ベルトを締めて動きを制限することで危険を遠ざけることができます。
思いもよらない事故を防ぐためには、説明書を読んだ上で正しく使うことも大切です。
移動も楽々 キャスター付き電動ゆりかご
キャスター付きの電動ゆりかごは、持ち上げる必要がなく押すだけで簡単に移動できます。電動ゆりかごを使う場所が一定でない家庭や、手持ちで運ぶ労力を減らしたい人におすすめです。
コンビ ネムリラ AUTO SWING BEDi Long スリープシェル EG+
高い電動性能で、伸びるステップを採用したことで1歳ごろまで長い期間で使えます。
ママの心拍数に近いスウィング周期の揺れと、7種のメロディー、遮光性に優れたシェルのほか、ママに抱っこされているような安心感をつくるリバーシブル仕様の「ダッコシートプレミアム」など、嬉しい機能が充実。シートが丸洗いできるので、汚れても清潔に使い続けられます。
ママパパの口コミ
「スウィング機能以外にも使用用途があり使い勝手が良かったです」(30代・東京都・子ども1人)
Aprica(アップリカ) ハイローチェア ユラリズム オート ライト (YuraLism AUTO Lite)
ぐずったときは「しっかりスウィング」、落ち着いているときは「ゆったりスウィング」など、赤ちゃんの状態に合わせて選べます。スピードが自動で変わる2つのオートモードと、4段階スピードのマニュアルモードを搭載。
心地よい8種のメロディや、「新生児マット」「肩ベルトカバー」「股ベルトカバー」付きで、シートは汚れたら洗濯機で丸洗いできます。
キャスター付きでお部屋の移動も楽にできて、いつものおむつ替えからテーブルを付けて離乳食チェアに、成長したらお食事チェアとして4歳頃まで長く使い続けられます。
ママパパの口コミ
「第二子の際にレンタルで使用。結果とても良かったです。寝かしつけてる間に体を揺らしながらあやし、流れでこちらに乗せると背中スイッチも作動せず入眠がスムーズに。家の中でどこでも持ち運べるので、寝かしつけながらご飯を食べてるためにリビングへ…なんてこともよくありました」(30代・神奈川県・子ども2人)
コンビ ネムリラ AUTO SWING エッグショック BE
自動で15分間揺れる「オートスウィング機能」を備えています。オルゴールの音楽を流す機能もあり、赤ちゃんをやさしく眠りに誘ってくれるでしょう。
成長に合わせて調節ができる点と、テーブルを取り付けられる点もポイントです。背もたれのリクライニングは5段階で、食事や睡眠だけでなく、リラックスタイムにも使えるでしょう。赤ちゃんの頭を守るエッグショックも搭載されています。
機能が充実 固定タイプの電動ゆりかご
固定タイプの電動ゆりかごには、赤ちゃんが楽しめるおもちゃが付いたものなど、機能が充実しているものが多くあります。揺れ方も横揺れや縦揺れ・バイブレーションなどさまざまなので、寝かしつけ以外にも使えるでしょう。
マンチキン 電動ベビースウィング
デジタルディスプレイを押すだけのシンプル操作で、5段階の電動スウィングが赤ちゃんをあやしてくれます。軽量で持ち運びしやすく、組み立ても簡単で、使わない時には解体して隙間に収納できます。
Bluetooth機能搭載で好みの音楽を流せたり、8分、15分、30分の自動オフタイマー付き。
ママルー マルチモーションベビースイング
新生児から、赤ちゃんの体重が約11kgになるころまで使える電動ゆりかごです。
5つのモーション、5つのスピード、4つの内蔵サウンドを組み合わせて設定でき、ガラガラ、ミラーなどのリバーシブルトイボールが赤ちゃんをあやしてくれます。
使い勝手抜群 お手頃価格の電動ゆりかご
「電動ゆりかごにあまりお金をかけられない」と考える人には、価格設定が手頃なものがおすすめです。気軽に購入できる1万円以下の商品もたくさんあります。
joie バウンサー ドリーマー(インザレイン)
ロッキングチェアのようにゆらゆら揺れる「ロッキング機能」と、シートのみを揺らす「バウンサー機能」が付いた商品です。バイブレーション機能では、赤ちゃんの好みに合わせて2段階の調節ができます。
5曲のメロディーと鳥のさえずりを備えたメロディー機能や、押すと音が鳴るくまさんのおもちゃ、洗濯機で洗えるインナークッションに、赤ちゃんの動きを遮りにくい3点式ベルトの採用など、充実の機能もうれしいポイントです。折りたためるので、収納や持ち運びにも便利でしょう。
ママパパの口コミ
「コスパが良い」(20代・東京都・子ども1人)
フィッシャープライス インファント・トドラーロッカー バウンサー
赤ちゃんが誕生してから体重が18kgになるまで使える、電動ゆりかご兼ロッキングチェアです。
スウィング機能はありませんが、ロッキング機能でバウンサーのようにゆらゆらし、「リラックス振動機能」がまるでドライブをしているときのような、やさしい振動で赤ちゃんをリラックスさせてくれます。シートクッションが洗濯機で洗えるのもポイントです。
リクライニング、アップライト、ロッキングチェアーと成長にあわせて3Wayで使えます。
ブライトスターツ サファリファン・バイブレーティングバウンサー
「ブライトスターツ サファリファン・バイブレーティングバウンサー」は、アニマル柄など、かわいいデザインが魅力的。シンプルながらバイブレーション機能を搭載し、取り外しできるトイバーにはミラーと、葉っぱ型のおもちゃがついています。
新生児から使えるタイプで、赤ちゃんの体重が9kgまで使用可能です。
ママパパの口コミ
電動ゆりかごで育児をもっと楽しくしよう
赤ちゃんの寝かしつけや、ママやパパの手が離せないときのサポートに電動ゆりかごは役立ちます。チェアとして使えるものや、メロディーが流れるもの、おもちゃが付いているものなど、商品によって機能はさまざまです。
ママやパパ、そして赤ちゃんの好みを重視して、電動ゆりかごを育児に取り入れてみてはいかがでしょうか。
構成・文/HugKum編集部