新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う休校措置のため、いま世界中の学校では、オンラインでの授業や課題提出ができるよう、パソコンやタブレットを使った学習環境の整備が急速に進められています。オンライン授業や動画配信を視聴するのに便利なのが、パソコンです。
そこで今回は、日本の小学生でパソコンを使っている子はどのくらいいるのか。またどんな目的で普段パソコンを使っているのか。この2点について、小学生1000人に調査をしました。さっそく子どもたちのパソコンの使用状況の実態をみていきましょう!
アンケートを実施したのは・・・
『小学8年生』は、本を通して好奇心を刺激し可能性を伸ばす新しい学習雑誌!!学年を問わず楽しめる付録と特集で、小学生を全力で応援します!目玉は、小学生たちの創造性を伸ばすユニークな「チャレンジ付録」。本誌は、付録連動企画のほか、お楽しみ記事や、まんが・読み物で、小学生の好奇心を育み、知識欲をかきたてます。子どもたちだけでなく、大人もいっしょに楽しめる、一味違う新しい学習雑誌です。
パソコンを使っている? 1000人に聞きました
今回の調査では、小学館の学年誌『小学8年生』2・3号で1000人の小学生男女にアンケートを実施。
まずは、パソコンを使っているかどうか質問をしました。質問内容は「お子さんはパソコンを使っていますか?」。この調査結果がこちらです。
小学生のパソコン使用率は40%弱
使っていると答えたのが385人、使っていないと答えたのが615人という回答でした。約4割の子どもがパソコンを使用していることがわかりました。
家庭にパソコンはあっても、「子どもはキッズ用のタブレットを使うのでパソコンは使わない」という人もいました。今回はタブレットは含まないパソコンのみの使用調査のため、ここにタブレットを含むと、使用率はもっと上がることが予想されます。
パソコンを使う目的は?
子どもたちはパソコンをどんな目的で使っているのでしょうか。上の質問で「はい」と答えた人に、「パソコンを使う目的をいくつでも選んでください」という質問をしました。その結果がこちらです。
検索・調べ物がトップ!
パソコンを使う目的でもっとも多いのは、検索や調べ物という結果でした。「なぜ?どうして?」がいっぱいの子どもたち。生活の中で生まれた疑問や、自分の興味のあることについて、「インターネットで調べる」ということが一つの選択肢となっているようです。
2位はYou Tubeや動画視聴
ついで多かったのが、You Tubeや動画視聴。こちらは小学生のお楽しみの一つにもなっていますね。子どもに人気のYou Tubeチャンネルもたくさんあります。人気You Tubeランキングについては、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。
3位はプログラミング学習
3番目に多かったのが、習い事として人気のプログラミング学習のため、という回答でした。
プログラミング学習は、学校外の習い事として取り組んでいる子どもたちが多いのが現状ですが、今後は学校の授業でもプログラミング学習がスタートします。学校の授業でパソコンを使う、という子どもたちがぐっと増えてくるのではないでしょうか。
4位はゲーム
パソコンゲームで人気なのが、「マインクラフト」や「フォートナイト」。ゲームはゲーム機で、という子どもが多い中、一定数の子どもたちは、パソコンでゲームを楽しんでいることがわかります。
プログラミング以外の学習で使っている子の目的が面白い!
塾や学校の授業、習いものなど、プログラミング以外の学習関連で使っているという回答は合わせると10%超に。英語学習、タイピングの練習、塾のweb授業などが目立ちますが、その他の学習の内訳が実に多種多様でした。一部を紹介すると…
地図作り、文章を作る、好きな歌の歌詞をタイピングして印刷するため、ロゴ作り、イラストを描く、ペーパークラフトのため。
パソコンを使って、子どもたちもさまざまなことに挑戦していることがわかりますね。
パソコンは子どもの学習や興味をサポートするツール
今回の調査では、4割の子どもがパソコンを使っている、という現状がよくわかりましたが、予想より少ないと感じましたか。それとも多いと感じましたか。
パソコンはあくまで一つのツールですが、家庭や学校でパソコンに触れる機会があれば、パソコンによって学習がより深まる実感を持ったり、やりたいことが「スムーズにできた!」「こんなこともできた!」という体験をすることができます。
子どもの年齢や興味に合わせて、家庭でもパソコンに触れる機会を積極的に作っていけたらいいですね。
文・構成/HugKum編集部