毎日の生活の中で、どうしても子どもにイライラしてしまうことってありますよね。少し時間を置くと、「なぜこんなことで怒ってしまったんだろう…」と後悔するのもよくあること。「私だけ?」 と不安に思うこともありますね。同じように子育てをしている親たちは、イライラすることはあるのでしょうか? アンケートの結果をもとに考えていきましょう。
子どもにイライラしてしまうこと、ある?
実際、子育てをしている親のどのくらいが、子どもにイライラしてしまうことがあるのでしょうか? 「HugKum」編集部は、子どもにイライラしてしてしまうことがあるかどうかの調査を行いました。結果とその原因について、ご紹介していきます。アンケートの結果は、下記の円グラフをご参照ください。
Q.子どもにイライラしてしまうことはありますか?
アンケートの結果、「イライラしてしまうことがある」と回答した保護者はおよそ60%近くを占めることがわかりました(円グラフの青色部分)。次に「たまにイライラする」(40%)が続きます。かなりの少数派ですが、子どもにイライラすることがないという保護者もいるようですね。
全体的にみると、子どもにイライラしてしまう親は90%ほどとなりました。この結果を、みなさんはどのように感じられましたか?
続いての項目では、子どもにイライラしてしまう具体的な原因を探究していきましょう。
イライラするのはどんなとき? 原因は?
子育てをしている親は、どんなときに子どもにイライラしてしまうのでしょうか? アンケートの結果をもとに、イライラしてしまう原因別にご紹介します。
子どもが言うことを聞かないとき
同じことを何度も注意したり、何かをお願いしても素直に聞いてくれないことって、しょっちゅう起こりますよね。さらに、子どもも知恵がついてくると、都合の悪いことは聞いていないふりをしたり、言い返してきたりして、余計に腹が立ってしまいます。イライラが収まらず、過剰に責めてしまって、時間が経ってから後悔してしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
予定が思い通りに進まないとき
出かける支度、食事や寝る時間など、予定した時間通りに子どもが動いてくれないときは、イライラもたまります。親の都合で出かけるにもかかわらず、怒ってしまうなんてこともあるかもしれません。
また、昼寝をしてくれている間に済ませようと思っている用事がある時に限って、昼寝をしてくれないなんてこともありますよね。子どもは親とは別人格、そう頭では理解していても、実際にはかなりイライラしてしまいます。予定より早めの行動を心がけて、直前に慌てないようにしておきたいですね。
片付けをしない
遊んだおもちゃも、脱いだお洋服も、何もかもそのまま。今、片付けたばかりなのにと、ぐったりしてしまうことも多いですよね。片付けがしやすいように様々な工夫しても、片付けてくれないとイライラを通り越して、悲しくなります。一方、子どもはそんな親の気持ちにはお構いなし。ご機嫌で遊んで、どんどんおもちゃの領地を広げていきます。
例えば、「片付けは1日1回、寝る前にまとめて一緒にする」と決めれば、それまでの時間はイライラが軽減されるかもしれません。
兄弟喧嘩をしているとき
大人からすると、「そんなことで喧嘩しなくても…」なんて思うシーンはたくさんありますよね。最後には、泣いたり、叫んだり、スネたり。端で聞いている親のイライラも限界に達します。仲裁に入るつもりが、気付けば親が一番イライラしてしまっているなんてことも。兄弟だからこそ、思いっきり好きなことが言い合える仲間だと思いたいですが、実際には難しいですよね。
ゲームや動画視聴に夢中になりすぎているとき
子どもが学校から帰宅したら、学校や、習い事のことなど、確認しておきたいことは山ほどありますよね。しかし、一旦ゲームや動画に夢中になってしまうと、話しかけてもまったく聞く耳を持ちません。それだけでもイライラとしてきますが、約束したゲームや動画視聴の時間を守らないとなったら、親のイライラもピークに達してしまいますよね。
何回も同じことを繰り返す
「今日の夜ご飯なに?」「アニメって何時から?」など、何回も同じことを聞かれると、質問の答えを聞いていないのかとイライラしてしまいますね。また、幾度となく注意したことが直らずに繰り返されると、途方に暮れてしまう気持ちもわかります。
行動が遅い
遊びながら宿題をしているから、いつまでたっても終わらない。ご飯を食べるのがだらだらと遅い…。そんな姿が目の端にでも入ると、イライラが始まります。特に急いでいる時に限って、モタモタされるとキーッとなってしまう気持ちもわかります。大人のペースと子どものペースが違うのは当たり前ですが、イライラしてしまう原因の一つですよね。
忙しいときや集中したいとき
最近は、在宅でお仕事をされている親御さんも多いのではないでしょうか。仕事や家事を集中して進めたい! という時に、何度も話しかけられたり、テレビなどのボリュームが大きいと、集中できず、イライラしてしまいますよね。親のエゴかもしれませんが、状況を読んでもらえたら、助かりますよね…。
反抗的な態度のとき
子どもの成長とともに、反抗的な態度をとることもだんだん増えてきますよね。自我の芽生えとはいえ、そんな態度に触発されて親の怒りもヒートアップしてしまいます。さらに、覚えたての生意気な言葉で口答えされた日には、親の怒りも頂点に。
しかし、まだまだ子どもな部分も見え隠れしているので、矛盾している点が見えると、くすりと笑ってしまうこともありませんか?
体調が優れないときはイライラしてしまう
親にも体調が悪く、しんどいときがありますよね。病気とまではいかなくても、身体がだるかったり、いつもの調子で動けなかったり…。また、気持ちが塞いでいるときなど、心身のどこかが優れないときは余裕がなくて、いつもよりイライラしてしまいがち。
そんなときは、子どもに正直に話して、協力してもらうというのも一つの手です。子どもは「頼りにされている!」と張り切って、協力してくれるでしょう。
次のページではイライラした時の対処法を紹介します!