コロンとしたフォルムが可愛いマッシュルームは、西洋を代表するきのこです。市場によく出回っているのは、ホワイト種とブラウン種の2つ。ホワイト種は、主に生食用としてサラダなどに。ブラウン種は、煮込み料理などの加工用に広く使われています。
マッシュルームの最適な保存方法は?
マッシュルームは、繊細なきのこなので保存法をチェックしましょう。特にホワイト種は、変色しやすいので要注意です。常温・冷蔵・冷凍の仕方をそれぞれ解説していきますね。
常温保存はできる?
マッシュルームは、常温保存はダメだと思われがち。ですが、1~2日程度ならパックのまま保存することができます。
マッシュルームの保存方法
次に、冷蔵と冷凍の保存方法です。
マッシュルームを冷蔵で保存
マッシュルームは、湿気や乾燥に弱いきのこです。冷蔵の場合は、キッチンペーパーで包みましょう。大きめのものは、1個ずつ。小さなマッシュルームは2~3個ずつ包むとよいです。
キッチンペーパーに包んだら、保存袋に入れます。冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
マッシュルームを冷凍で保存
マッシュルームは、冷凍保存向きの食材です。食感が変わりにくく、冷凍することできのこ共通のグアニル酸という旨み成分が増えることでも知られています。
冷凍の仕方は、冷凍用保存袋に入れるのが基本。生食用として食べるホワイト種は、スライスに。煮込み料理に使うブラウン種は、2~4等分に切って冷凍すると使いやすいです。
ホワイト種は、変色しやすいためレモン汁を加えて冷凍保存するとより安心ですよ。
マッシュルームをオイル漬けにして保存
マッシュルームは、油との相性が抜群です。美味しさも倍増しますが、何より栄養価が高まるのが最大の特徴。油を使うことでビタミンB1やカリウムがアップするんです!
すぐに食べない場合は、オイル漬けにしておくのがおすすめ。いろいろなアレンジが楽しめる簡単な「マッシュルームのオイル漬け」のレシピをご紹介しますね♪
【材料】
マッシュルーム(白・茶)…各1パック(約200g)
オリーブオイル…300cc程度(保存容器により異なる)
鷹の爪(種は除く)…1本
にんにく(スライス)…2片
塩…小さじ1
こしょう…少々
ローズマリー(あれば)…適宜
【作り方】
まず、マッシュルームは食べやすい大きさにカットします。彩りがきれいなのでホワイト種とブラウン種のミックスに。
鍋にスライスしたにんにく、鷹の爪を入れ、オリーブオイルを注いで火にかけます。
にんにくの香りが出てきたら、マッシュルームとローズマリーを加えて弱火で20分ほど加熱すれば出来上がり!
すぐに食べられますが、1時間ほど経ったほうが、味がなじんで美味しいです。
マッシュルームの保存期間
保存法によって、保存期間が異なるので確認しておきましょう。
マッシュルームを冷蔵で保存した場合
冷蔵庫の野菜室で、1週間ほど保存できます。キッチンペーパーが濡れてきたら、新しいのに取り替えること。
マッシュルームを冷凍で保存した場合
冷凍用保存袋で冷凍し、1~2か月程度は保存できます(保存状態により異なる)。
マッシュルームをオイル漬けにして保存した場合
清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で、10日ほど保存可能です。
オイル漬けがあれば、風味豊かなパスタも時短に。上の写真は、マッシュルームのオイル漬け(オリーブオイルのみ、大さじ1程度)でミニトマトをくずしながら炒め、茹でたパスタを混ぜ合わせたもの。マッシュルームは好きなだけ贅沢に加えて、どうぞ!
撮影・文/川越光笑(たべごとライター・栄養士)
参考:日本食品成分表2019七訂
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