明治安田生命が毎年発表する名前ランキングで、「2020年の読み方ランキング」女の子部門44位にランクインした「えな」。おしゃれで親しみやすく、やわらかい印象を持つ名前ですよね。「えな」の音が気に入ったけれど、 漢字選びでお悩みのママパパもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、「えな」と読む名前に当てられるおすすめの漢字をご紹介します。名前に込められる意味やイメージも徹底解説するので、名付けの参考にしてみてくださいね。
目次
「えな」はどんなイメージの名前?
まずは「えな」という名前の音から得られるイメージについて見てみましょう。
可愛らしく親しみやすい人
「えな」と耳にしてまず抱くのは、可愛らしく呼びやすいという印象です。
「エマ(Emma)」といった海外ネームとも通じるイメージを持つ「えな」は、2音なので呼びやすく親しみやすいイメージの名前ですね。誰からも愛される人になって欲しいと願うママパパに、「えな」はおすすめです。
笑顔あふれる人
「笑(え)み」といった言葉とも音が近いことから、「えな」という名前からはいつも笑顔の人、周囲を幸せな気持ちにする人といったイメージもあります。
どんなときでも笑顔でいてほしい、幸せな人生を歩んで欲しいと願う方に、ぜひとも選択肢に入れてほしい名前です。
冷静で知的な人
名前の印象を決める重要なポイントははじめの1音。
舌を平たくして静かに発音する「え」から始まる名前は、物事を一歩下がって冷静に判断する人に。クールでエレガントな人になってほしいと願うママパパに「えな」はおすすめです。
2文字の名前が人気の理由
近年男女ともにブームが続いているのが2音の名前です。
流行の理由としては、どちらかと言えば3音が多かったことから新鮮味があることや、「りお」や「りん」など男女どちらでも使える中性的な名前が多いことなどが挙げられるでしょう。「えな」もまた人気の名前ですが、2文字であることも理由の一つです。
「えな」と読む2文字の名前(女の子)
ここからは「えな」と読む2文字の漢字の名前を挙げていきます。
咲七
花が咲く、笑うといった意味を持つ「咲」。そして、漢数字の「七」は縁起が良いとされ、幸運を願って用いられます。
自分も周囲も笑顔溢れる人生になりますように、幸運に恵まれて幸せがたくさん咲きますように、という願いを込めて。
咲凪
海が非常に穏やかなさまを指す「凪」。名前でも平穏な人生やのどかなイメージを込めて用いられる漢字です。
「咲」と組み合わせて、笑顔が絶えない穏やかな人生になることを願って名付けましょう。
恵奈
もともとの意味の通り、恵まれた人生を願って用いられる「恵」。また、女の子の名前の止め字としてよく使われる「奈」は豊かさや心身の美しさをイメージして用いられます。
恵奈は、恵まれた豊かで幸せな人生になりますように、という願いが込められる名前です。
映南
「映る」「映画」といった単語でもお馴染みの「映」。鮮やかさや輝かしい様子を表す漢字であることから、光り輝く才能や芸術の分野での活躍を願って用いられます。
また、「南」という漢字は南国のイメージから、心の豊かさや明るく暖かな人柄を願って名づけに使われます。
才能にあふれる魅力的な人になりますようにという、ママパパの願いを込めて。
枝那
もともとの漢字の意味のような、しなやかさやたくましさを願って用いられる「枝」。加えて、「那」は女の子の止め字として人気で、心身のしなやかな美しさを願って用いられています。
空に美しく枝を伸ばすようなのびやかでしなやかな美しさ、どこまでも自分の可能性を伸ばしますようにと願って。
笑波
いつも笑顔でいられますように、という願いを込めて用いられるのが「笑」という漢字です。また、「波」という漢字は海のようなおおらかさや、広い心をイメージさせます。
笑顔の絶えない人生、おおらかで優しい人になってほしいというママパパの願いを込めて。
絵菜
もともとは絵の具で描く絵ではなくさまざまな色の糸を集めて作る図柄を指したのが「絵」です。また、「菜」は野菜や青物を意味し、フレッシュな印象を与えます。
人との縁に恵まれますように、いつまでも若々しい心を持ち続けられますようにという願いを込めて。
「えな」と読む2文字の名前(男の子)
「えな」どちらかというと女の子のイメージが強い名前ですが、選ぶ漢字次第では男の子の名前としても使えます。
瑛凪
水晶のように透き通った美しい玉という意味の「瑛」。
穏やかな海の様子をあらわす「凪」と合わせて、濁りのない美しい心や穏やかで人をほっとさせるような人柄を願って名付けましょう。
笑和
平和、和やかといった言葉でもお馴染みの「和」。
「笑」と組み合わせて、笑顔あふれる人柄、周囲の人を和ませるような優しい人になりますように、という願いを込めてみましょう。
恵生
生命生きるといった意味のほかに、草木が生える・生長するといった意味を持つ「生」。自身が恵まれること、人に分け与えることの2つの願いが込められる「恵」。
生き生きとしたフレッシュのパワーに満ちた人になりますように、恵みがもたらされた人生になりますようにといった願いを込めて。
笑成
完成や成長といった熟語でもおなじみの「成」。子どもの成長や何かを完成させられるような人生であって欲しいという願いを込めて用いられます。
笑顔絶やさな人に。暖かな人柄ながら、何かを成し遂げるような心の強さも併せ持つことを願って。
詠生
私や歌を吟じる、作るといった意味を持つ「詠」。名前では文学や芸術の才能を願って用いられます。また、やや古風なイメージがあることから、古風な名前をつけたい方にもおすすめです。
風流を解するような感受性を願って。いつまでも生き生きとした心を持ち続けられますように、という願いを込めて。
おさえておきたい! 名付けのポイント
最後に名付けの際に押さえておきたいポイントについて解説します。
名前の響き
名前は書くだけではなく、声に出して呼び合う機会もとても多いものです。
「えな」という響きが名字とつなげても違和感を感じないかどうか、一度チェックしてみましょう。漢字の意味は良いものでも、フルネームの響きがネガティブな物事を連想させるものなら、違う読み方も検討する必要があります。
名前の意味
「えな」に当てられる漢字はたくさんありますが、選ぶ漢字によって名前の意味が大きく変わってしまいます。漢字の意味や由来についてよく調べ、その文字を見たときに抱くイメージについても考えてみましょう。
お子さんが大きくなったときに名前の由来や名付けたときの思いが伝えられるよう、ママパパの願いにふさわしい文字を厳選してみてくださいね。
姓名判断
日本では古くから、名前の字画からその人の性格や運命を占う姓名判断がさかんに行われてきました。
名付けの際、姓名判断を最優先に考える必要はありません。しかし同じ読み違う漢字で迷ったときなどは参考にしてみても良いでしょう。姓名判断は、Webサイトで手軽にできるものから、お寺や神社で行う本格的なものまであります。
男女ともに使える「えな」を名前候補に!
どちらかというと女の子の名前という印象も強い「えな」ですが、男の子でも良い漢字の名前がたくさんあります。柔らかく親しみやすい「えな」は男女ともにおすすめできる名前です。今回解説した内容を踏まえて、ぜひとも赤ちゃんの名前候補に入れてみてくださいね。
※ HugKum の記事から「名づけ」に関する記事をピックアップしました。参考にしてみてください。記事はこちら。
文・構成/HugKum編集部