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幼稚園の入園準備はいつから始める?
幼稚園の入園準備って、なにかと時間も労力もかかりそうですよね。余裕を持って準備をしておきたいものですが、いつ頃から始めるのが理想的なのか判断が難しいところです。まずは、準備開始に適した時期をチェックしてみましょう。
入園説明会で準備物を確認してから
地域ごとに異なるものの、一般的に幼稚園の入園考察が行われるのが、10月~11月にかけて。
その後、入園までの間に“入園説明会”があり、
・園の基本的なルール
・入園までに準備しなくてはならないもの
などなどを一通り教えてもらえます。
だいたい2月頃までには行われるので、基本的に、入園準備はこの「入園説明会」で必要なものを把握してからのスタートで問題ありません。
手作りしたい人は、もっと早めに始めるのもアリ
ただし、「持ち物は手作りにこだわりたい!」というご家庭の場合は、説明会よりも先に(入園考察の後くらいから)作り始めてしまうのもアリ。次の章では、「説明会はまだだけど準備をはじめたい」方にきっと役立つ、必要なものリストを見ていきます。
幼稚園の入園準備に必要なものリスト
入園するにあたって、一般的に必要とされるアイテムは以下のとおりです。
※地域や園によってルールが異なる場合もあるので、最終的には説明会で今一度確認する必要があります。
制服・身に着けるもの
・制服・制帽
・スモック
・名札
・上履き&外履き
・体操服
・傘
・レインコート
制服をはじめとした身につけるもので主に必要なのは、以上のとおり。
制服や制帽、名札、スモック、体操服、上履きなどには、園によって指定品がある場合が大半ですが、ものによっては市販品を用意する場合もあります。
お弁当(給食)グッズ
・お弁当箱
・お弁当袋
・お弁当箱のバンド
・コップ
・カトラリーセット
・水筒
・ランチョンマット
幼稚園には、お弁当や給食用品を準備しておく必要も。年少さんのランチ用品はデザインよりも機能性や安全性重視で用意するのがベター。お子さんの成長に合わせて、使いやすいものを選びましょう。
また、冬はお弁当箱を保温器で温めてくれる園もあるので、レンジOKの商品を用意しておくと便利です。
生活用品
・連絡帳・出席ノート
・歯ブラシ、コップ
・ハンカチ・ティッシュ
・座布団、座布団カバー
・防災ずきん
そのほか、園生活では、上記のような細かな身のまわりのアイテムも必要となります。
連絡帳や、出席ノートは指定品がある場合が多いので、園の指示に従いましょう。歯ブラシ&コップ、座布団&座布団カバーなどは自由な場合が大半。あらかじめ持たせたいものを見繕っておくのも良いですね。なかには、避難訓練で使用する防災ずきんを用意する園もあります。
お道具類
・お道具箱、お道具袋
・はさみ
・のり
・クレパス
・スケッチブック
・カスタネット/鍵盤ハーモニカ
工作やお絵かき、音楽の時間に使うお道具や楽器類も用意します。
はさみやのり、クレパス、楽器類にも指定品や推奨品がある場合が多く、指示を待ったほうが無難。
楽器類に関しては入園前ではなく、進級してから購入することもあるようです。
季節・行事用品
・リュック
・レジャーシート
・プール用具(水着・バスタオルなど)
入園時に合わせて準備を急ぐ必要はありませんが、季節ごと・行事ごとに揃えなくてはならないアイテムもあります。
遠足で使うリュックサックや、運動会などの行事用レジャーシート、水遊びの時間がある園ではプール用具など、使用する時期が近づくタイミングまでに用意しておきましょう。
袋物
・通園バッグ
・手提げバッグ
・お弁当袋
・上履き袋
・コップ袋
ほか、ざっくりとしたサイズ感や形状が指定されており、その他に関しては比較的自由度が高いのが袋物です。
袋物は裁縫初心者や裁縫が苦手な方にとっても難易度が低く、手作りにチャレンジするママパパも多いようです。こだわりの生地を調達して、袋物はすべて同じ柄で揃える…なんてこともできちゃいますよね。
とはいえ、袋類は市販のアイテムも豊富に販売されているので、無理に手作りしなくてももちろんOK! ネットで販売されているものにも可愛いアイテムがたくさんありますよ。
入園グッズを手作りするときのコツ&ポイント
入園グッズを手作りするとなると、なにから始めれば良いのか、どこから手を付ければわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、入園グッズを手作りするときのポイントをお伝えします。
本を一冊買っておくと長く使えて便利
お裁縫があまり得意ではないママパパは、入園グッズの作り方が一式書いてある本を1冊準備しておくと便利! 幼稚園だけでなく、小学校に入学するときにも使えるアイテムの作り方など、数多くの手作り方法が掲載されているので長く使えます。
SNSやインターネットで作り方、デザインをチェック!
また、生地屋さんのホームページや個人のブログなど、インターネット上にも手作りの参考にできるサイトはたくさん! 最近では、InstagramをはじめとしたSNSに、手作りの入園グッズを投稿するママパパも増えています。かわいいデザインのものがたくさんあるので、生地選びやデザインの参考にしてみるのも◎!
生地を買うときは、生地屋さんに相談しよう
また、どんな生地が適しているか、生地屋さんに実際に足を運んで相談してみるのもおすすめです。生地屋さん・手芸用具屋さんには、信じられないほど多くの生地があるので、きっとわが家だけの手作りアイテムができあがるはず。
幼稚園の入園準備のポイントと注意点
ほか、幼稚園の入園準備の際は以下のことに気をつけましょう。入園準備のポイントと注意点をご紹介!
指定の制服やカバンについて確認する
ここまでお伝えしてきたとおり、幼稚園入園に際して必要なアイテムの中には、園指定のものがあります。
どこからどこまでが指定で、それがどこで購入できるのか、説明会などで必ず確認するようにしましょう。
制服類は大きめサイズが無難
当然のことながら、入学後もお子さんはどんどん成長していきます。制服類もすぐに小さくなってしまうので、購入の際は大きめのサイズを選ぶのが無難。裾上げをしながら卒園まで着られるように工夫しているご家庭が多いようです。
すべての持ち物に名前を書く
幼稚園の入園準備で大切なことのひとつが、持ち物に名前を書くことです。幼稚園は、子どもの数以上に子どもの持ち物が集まります。どれがどの子のものかわからなくならないように、すべての持ち物に名前を明記しましょう。
幼稚園の入園準備にかかる費用はどれくらい?
入園準備においても、やっぱり気になるのが費用面。ここでは購入品と入園金、それぞれにかかる費用についてお伝えしていきます。
購入品にかかる費用
入園準備品の中には、ざっくりと分けると制服をはじめとした「園指定の購入品」と、そうではない「各家庭で準備するもの」があります。
もちろん、入園する園や指定品の価格によっても異なりますが、公立幼稚園では、指定の制服などの衣類や文房具にかかるのは、大体20,000円~30,000円ほど。このほか、体操着袋やお弁当用の巾着、コップなど、入園するまでに用意するものとして、5,000円~10,000円ほどはかかると想定しておきましょう。
つまり、公立幼稚園の入園準備には、合計で約25,000〜40,000円かかることになります。
入園金
幼稚園入園時に発生する主な費用は、「入園審査費」と「入園金」の2種類。
「入園審査費」とは、願書等書類の提出や面接の際に必要な検定料のことで、3,000円ほどかかる場合が多いようです。
「入園金」は、公立では5,000円〜10,000円ほどですが、私立ではさらに高くなり、園ごとの差も幅広く見受けられます。なかには10万円を超える園も。
費用負担をサポートする制度はある?
また、自治体によっては、お子さんが私立幼稚園に通っているご家庭向けに補助金を交付する「私立幼稚園園児保護者補助金」などがあります。
HugKumでは、以下の記事等で幼稚園通園に使える補助金に関して詳しくお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
幼稚園入園前にやっておきたいこと
自立への第一歩とも言える幼稚園生活。親がすぐには手を貸せない環境だからこそ、入園前までにできるようにしておきたいこともあります。
自分で着替えができるようにしておく
なかでもできるようにしておきたいことが、ひとりでのお着替えです。
入園後は、スモックの着脱や体操服への着替えなど、ひとりで着替えなくてはいけないタイミングが多々あります。ボタンの付け外しやチャックの上げ下げもひとりでできるように、日々少しずつ練習しておくと安心です。
あいさつ・返事の練習
入園する多くのお子さんにとって、幼稚園がはじめての社会生活ではないでしょうか。名前を呼ばれたらしっかり返事をすることや、人と会ったらあいさつをすることも身につけておけると理想的です。
ひとりでトイレに行ける
幼稚園によっては、おむつ禁止の場合があります。もちろん園によってはトイレトレーニングに協力的な場合もありますが、トイレはひとりでできるようにしておけると◎。
お弁当や給食を食べるときの練習
また、幼稚園では、基本的にはごはんも自分で食べるので、お弁当や給食を食べるときの練習もしておくようにしましょう。水筒・お弁当の開け閉めやお箸・フォーク類の扱いと合わせて、好き嫌いをできるだけなくしておくことも大切です。
入園準備にあると便利なもの
先ほどもお伝えしたとおり、入園準備で忘れてはならないのが「名前付け」です。マジックでひとつひとつ書いていくという方法もありますが、学年が上がりクラスが変わったときに上書きしづらいというデメリットもあります。ここでは、名前付けに便利なアイテムをご紹介!
お名前スタンプ
子どもの名前が刻まれたハンコ「お名前スタンプ」なら、ポンポンと押印していくだけ。ハンカチや靴下のような、布や紙類のちょっとしたアイテムにも使えて便利です。
お名前シール
よく洗うプラスチックの製品には、防水・耐水性のシールがおすすめ。選ぶ際は、撥水加工のあるシールにするようにしましょう。ご家庭のプリンターでプリントできるタイプの商品や、名前を登録して注文するタイプのものなど、さまざまな種類があります。
テプラ
また、テプラのような自宅でいつでもシールが作れる機器を持っておくのも便利です。最近のテプラは、幅やテープの種類も増え、簡単なラベルとしてだけでなくアイテムのデコレーションにも大活躍! お子さんのアイテムを名前書きしつつ可愛くデコりたい方にイチオシです。
入園説明会の後は、余裕を持って準備をはじめましょう
名前付けの作業をはじめ、幼稚園の入園準備は思ったよりも時間がかかるもの。説明会の後は、なるべく早めに着手するようにして、後々焦らないようにしましょう。チャンスのある方は、ご兄弟やお友達のおさがりなどもどんどん活用していきたいですね。
構成/HugKum編集部 文/羽吹理美