よく噛んで食べることは健康生活の基本です。最近では「お口の健康は全身の健康の源」、「健口づくりから健康な体へ」といわれ、口内の健康管理が注目を集めています。
子供のお口の中で一番気になるのは、やはり虫歯ではないでしょうか? 子供の歯を虫歯にさせないためには、歯の生え変わりの時期の食生活に気を配る必要があります。また、歯磨きを正しい方法で行うことが重要です。
当記事では、子供の歯を虫歯にさせないための注意点や、正しい歯磨きの方法、虫歯がなくても行いたい、子供の虫歯予防や口内ケアを紹介します。
子供の歯を虫歯にさせないための注意点
虫歯の原因は、食事の内容、歯並びや歯磨きの状況などさまざまです。子供の虫歯はできるだけ防ぎたいもの。まずは、虫歯ならないための注意点を紹介します。
歯の生え変わり期に注意!
6歳ごろから始まる、乳歯から永久歯への生え変わり期。生えたばかりの永久歯は、歯の表面がでこぼこしていて汚れがつきやすいうえ、酸にも弱く、歯垢などでむし歯になりやすくなっています。虫歯にならないためには特に注意が必要です。
食生活やおやつに注意!
虫歯になってしまう原因には、食生活が大きく関わっています。子供の虫歯と糖質の多いおやつの摂取は、密接な関係があります。以下の記事では、子供がおやつを食べるときに、気を付けるべきことを紹介しています。
子供の歯の正しい磨き方、歯磨きの方法
子供の歯を虫歯にさせないために、もっとも重要となるのが歯磨き。毎日の歯磨きはどのように行えばよいのでしょうか? 歯ブラシの選び方、動かし方など、正しい歯磨きの方法について紹介します。
歯ブラシの選び方
歯ブラシを選ぶときの重要なポイントはサイズ。合わないものを使うと、細かい部分まで磨くことができず、磨き残しをしてしまいます。歯ブラシを選ぶときは、対象年齢を目安に、お子さんのお口に合ったサイズのものを選びましょう。
また、好きな色やキャラクターがついた歯ブラシを使い、お子さんが歯磨きすることが好きになるような工夫も重要です。
歯ブラシの動かし方
歯ブラシ選びの次に重要なのは、歯ブラシの動かし方。注意点としては、「毛先の当て方」「動かし方」「力の加減」がポイント。歯の裏側、表側、かみ合わせの面を、それぞれ1か所につき20回以上のブラッシングをして磨きましょう。
親の仕上げ磨き
永久歯を守るためには、親が行う仕上げ磨きが重要です。3年生くらいまでを目安に、磨き残しやすいところは念入りにチェックしましょう。
虫歯がなくても行いたい、子供の虫歯予防や口内ケア
子供の歯を虫歯にさせないためには、毎日の歯磨きに加えて「予防歯科」も実践するといいでしょう。不安や疑問は、歯医者さんに早めに相談することが大切です。
定期的な歯科検診を
虫歯予防や子供のお口ケアのためには、虫歯がなくても、4か月に一度は歯科健診を。
子供のうちは定期的な歯科健診を受け、フッ素塗布や歯並び(矯正)の相談など、歯のチェックをしてもらいましょう。
虫歯にさせない注意点と正しい歯磨きで、子供のお口を健康に
当記事では、子供の歯を虫歯にさせないための注意点や、正しい歯磨きの方法、虫歯がなくても行いたい、子供の虫歯予防や口内ケアをご紹介しました。
子供の歯を虫歯にさせないためには、家庭でのセルフケアが重要です。歯科医のアドバイスなども上手に取り入れて、子供を虫歯から守りましょう。
文・構成/HugKum編集部