シーリングワックスとは?
シーリングワックスは「封蝋」とも呼ばれます。中世ヨーロッパでは封筒が開封されていないことを証明するために使われていました。
封筒の閉じ口に直接ロウを垂らして、その上にシーリングスタンプを乗せたまま冷まします。少ししてスタンプを外すと出来上がり。スタンプの模様が凹凸で表現されます。ロウは紙に密着するので開封したかどうかがすぐにわかるというわけです。
現在ではロウが剥がれやすい素材(大理石やクッキングシート、クリアホルダーなど)の上でシーリングワックスを単体で作り、両面テープで貼るといったシールのような使い方やラッピングのワンポイントに用いる方が増えていて、話題になっています。
シーリングワックスを楽しむ難しさ
しかし、始めるにはいくつかのハードルがあります。中には「子育て世代ならでは」悩みも。ちょっと自宅では出来ないと思っている方も 多いのではないでしょうか?
高温の道具が危ない
シーリングワックスは専用のロウを溶かし、金属のスタンプを乗せた状態で冷やし固めて作ります。ロウを溶かすために使うのはキャンドルやアルコールランプ、専用のグルーガンやエンボスヒーターなど火を使ったり高温になるもの。小さなお子さんや室内にペットがいらっしゃるご家庭ではその「火を使う」「高温になる」ことが難点になりますよね。
専用の道具をそろえるのが大変
シーリングワックスを始めるにはスタンプを始め、ロウやそれを溶かすためのスプーンほかいくつかの専用の道具が必要になります。意外と初期投資が必要なのです。
便箋・封筒とのマッチングも案外難しい
シーリングワックス用のロウの色やスタンプのデザインにはたくさんの種類があります。また、単品でシーリングワックス風のシールも市販されています。ですが、便箋・封筒の色やデザインとうまくマッチングができないという悩みを持つ方が多くいました。
気軽にシーリングワックス気分を楽しめるレターセット
そこでオススメしたいのが、マルアイが発売した「シーリングワックスレター」です。
マルアイは約390種類のレター用品を、毎年約230万パック販売しているメーカー。今回、シーリングワックスに注目し、シーリングワックス気分を気軽に楽しめるようにと開発されました。
セット内容は便箋6枚、封筒3枚、シーリングワックス風シール3枚と使いやすい量です。全体的に落ち着いた色使いですが、封筒の中面に華やかさがあったり、便箋・封筒とシールが同系色にまとめられていたりとあらかじめコーディネイトされています。商品は全6種類です。
カリグラフィー
スパイラル
ブルーピンク
パープルイエロー
ボタニカル
フラワー
シーリングワックス風のシール
シーリングワックス風のシールは弾力があり、裏全面がシールになっています。模様は細かなところまでこだわり抜いたデザイン「For You」「花」「鳥」の3種類で、便箋・封筒に合わせた色合いが選ばれています。
For You
花
鳥
封をした封筒にこのシールを貼るだけで、かなり印象が変わりますね。
特別な気持ちを伝えるシーズンにぴったり
2月はバレンタイン、3月は卒業シーズンと思いを伝える機会も増えます。そんな時に”ちょっと特別”な気持ちをシールに込めてお手紙を大切な方へ送りませんか?
シーリングワックスレターの価格は1セット税込み495円。
マルアイのオンラインセレクトショップをはじめ、主要文具店などで発売中です。
ドッドの絵が描けるユニークペンも要チェック!
文・構成/ふじいなおみ