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SDGsをテーマにしたアニメやすごろくを制作!
「今は、どんなにおすすめしたい商品でも『おいしいよ、食べてね!』と訴える時代ではなくなってきています。味と素材の良さや健康志向はもちろんですが、社会貢献をすることによってもお客様との信頼関係を築けると思うのです。
そんな思いを込めながら若い世代のお客様との接点を作ることを目指し、2021年春からオリジナルアニメ作品の「湖池屋SDGs劇場」を制作・放映しています。これらのキャラクターを起用した、遊びながらSDGsについて学べるすごろくも販売中です。
アニメは、社会や環境の問題を反映した怪獣たちを前に双子のクノイチ“サス”と“テナ”とAIタヌキの“ブル”の3人組が、世界中の知恵を借りて奮闘する話です。難しくなりがちな話題も1話3分と短くまとめています。キャラクターの声優を相葉雅紀さんと中島健人さんに務めていただきました。ポテトチップスなどのスナックを食べながら、お子さんも大人の方もぜひ一緒にご覧ください」
湖池屋マーケティング本部の竹村美紅さん。デザインを学んだ経験があり、パッケージのデザインや素材を通しても、お客様に商品に込めた思いを伝えることを心がけているそうです。
湖池屋SDGs劇場 サスとテナ
双子のクノイチ「サス」と「テナ」が、SDGs の課題を反映した怪獣たちを相手に大奮闘! ストーリーを楽しみながら、SDGs について学ぶことができます。BS 朝日にて、毎週水曜20時54分から放映中! WEB でも配信中です。
湖池屋SDGs劇場「サスとテナ」すごろくセット
サスとテナのアニメの世界で楽しくSDGsを学べるすごろくセットも登場。すごろく盤、怪獣の描かれたサイコロ鉛筆1本、17種類のオリジナル消しゴムのセット。「湖池屋SDGs劇場 サスとテナ すごろくセット」は、湖池屋オンラインと一部店舗で限定販売しました。
ご当地の特性を生かしたポテトチップスで日本各地を応援!
また、2018 年に始動した「湖池屋 JAPAN PRIDE プロジェクト」という商品シリーズでは、「食を通じた地域おこし」といえる活動を展開しています。「日本の誇り」である風土・文化やそれらが生み出す素材を商品に込めて発信し、地方創生や環境保全活動などにつなげています。
具体的には、石川県の誇る海の幸「金沢の甘えび」を素材にした商品や、熊本県で2016年に起こった地震の被害が大きかった町に生産拠点となる新工場を作り、地域の復興支援につなげている商品などがあります。
「食は多くの方に身近に感じていただけることなので、それを入り口として、商品やそれにまつわる取り組みをお客様に伝えられたらと思っています。すばらしい日本の宝ともいえる、国内のいいもの、いい場所を発信して全国に知らせることにもつながりますし、それぞれの地域の方々も『地元の誇り、自分たちのポテトチップス』だと喜んでくださいますね。
もともと当社には『食でくらしをゆたかに』という理念があります。お菓子は嗜好品ですし、食べているときは楽しかったり嬉しかったり、誰しも笑顔でいると思うのです。私たちはこれからも食を通じて誰かの笑顔につながる活動や、国産の素材を活用したり自然環境を守ったり、食を通じた社会貢献に力を入れていきたいと思っています」
この商品のために吟味した国産の生のじゃがいもを厚めにスライスして揚げており、じゃがいも本来の濃い味わいとほくほく感が楽しめる。「じゃがいも心地 オホーツクの塩と岩塩」。
環境活動の一環として、2009 年から北海道南富良野町にて森林保全活動を実施。北海道で生まれた「じゃがいも心地」というブランド名から「じゃがいも心地の森」というエリア名で森林整備をしています。
湖池屋JAPAN PRIDE プロジェクト
日本が誇る風土や文化と、それらが生み出す素材を商品に込めて発信しようと、2018 年から始まった「湖池屋 JAPAN PRIDE プロジェクト」。地域の素材や特性を生かした「湖池屋 プライドポテトJAPAN 」という商品を通じて、社会貢献に取り組んでいます。
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構成/村重真紀 撮影/高橋枝里 モデル/河野稜太郎
『小学1年生』2023年3月号掲載
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載しています。
再構成/Hugkum編集部