爽やかジンジャーエールで、アルコール&カフェインフリー! 自家製レシピ4種で多彩に楽しむ

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ジンジャーエールは、しょうがシロップを炭酸で割るノンアルコール、ノンカフェインのジュースです。手作りすると、甘さの調節もできておいしいですよ。作り方や活用方法を、たくさん集めました。役に立つ場面は多いので、ぜひご覧ください。

暑くなると、飲みたくなるのが、ジンジャーエール。ジンジャーエールは、しょうがシロップを炭酸で割って作るドリンクです。

シロップは作り方が簡単な分、さまざまなレシピが存在し、特徴やお好みによって選ぶことができます。また、ジュースやリキュールを割る材料として使えば、多彩な味が楽しめます。どんな使い方があるのでしょうか? 詳しくみていきましょう。

ジンジャーエールを作るコツ

お家でしょうがシロップを作り、ジンジャーエールを楽しむ際のコツをまとめます。

しょうがについて

やさしい辛みの新生姜または、辛みが強いひねしょうがを用います。黒ずんだ部分だけ削ぎ、皮付きのままで使ってください。

シロップを作った後に残ったしょうがは、クッキーやケーキの生地、佃煮などに加えて利用すると、最後まで味わうことができます。

シロップの保存期間

どのシロップも、冷蔵庫で10日間くらいの間に飲みきってください。

自家製しょうがシロップの作り方

しょうがを使って作るシロップをみていきます。お好みで選べるよう、スパイス入り、辛口、はちみつ漬けの3種類です。

どのシロップも、お好みの量を炭酸水で割ってジンジャーエールに仕上げてください。

人気!スパイス入りしょうがシロップ

しょうが、唐辛子の辛み、きび砂糖のコクを味わうシロップ。砂糖は黒砂糖に変更もできます。

・材料

しょうが 150g
水 25cc
100cc
きび砂糖 110g
ローリエ 1枚
赤唐辛子 1/4本
シナモンスティック 1/2本
はちみつ 10g
レモン汁 小さじ1

・作り方

【1】粗切りにしたしょうがに水(50cc)を加え、ブレンダーなどでみじん切りにします。

【2】鍋にきび砂糖、ローリエ、シナモンスティック、種を取り除いた赤唐辛子を入れ、【1】のしょうがと、水(150cc)を加えて火にかけます。弱火で20分ほど煮てください。

アクを取りながら煮ます。
アクを取りながら煮ます。

【3】1回目はザルで濾し、2回目にペーパータオルを重ねたザルを用い、さらに濾します。

【4】濾した後のシロップに、はちみつ、レモン汁を加えてよく混ぜます。

辛口!はちみつなし、ジンジャーシロップ

はちみつを入れず、ザラメに含まれるカラメルの苦みを生かしたレシピです。大人向けの味。

・材料

しょうが 150g
ライム 2個分
ザラメ 250g

シナモン 1本
クローブ 4本
赤唐辛子 1本
水 300cc

・作り方

【1】しょうがは皮付きのまま薄切りにします。ライムの皮をむいてください。

【2】鍋にザラメ、水を入れて加熱しながら溶かします。

【3】【2】の鍋に、【1】のしょうがを半分と、ライムの皮、その他の材料をすべて入れてください。沸騰したらしばらくそのまま3分程度、加熱します。

【4】火を止め、残りのしょうがを加えて冷えるまでそのまま置いてください。

【5】よく洗って乾かした保存瓶に入れ、冷蔵庫で1日程度寝かせてから濾します。飲む時は、ライム果汁を加えてください。

簡単! しょうがのはちみつ漬け

ごくシンプルなはちみつ漬けなら、料理や、風邪のひき始めに飲むお湯割りなどにも、活用できます。

・材料

しょうが 300g
はちみつ 300〜400g

・作り方

【1】しょうがを洗って味ペーパータオルで水気を丁寧に拭き取り、皮をむいて繊維を断ち切る方向に薄切りにします。

【2】よく洗って乾かした保存瓶に入れ、はちみつを加えます。フタをして冷暗所に半日寝かせてください。

ジンジャーエールの活用

ジンジャーエールの幅広い飲み方を詳しくみてみましょう。

ノンアルコールカクテル

ジンジャーエールは、妊娠期や授乳期に飲んでも安全なドリンクです。例えば乾杯の席でビールの代わりに選べば、TPOを合わせる配慮にもなります。選択肢のひとつとしてご参考にしてください。

・サラトガ・クーラー

「モスコー・ミュール」はウォッカとライムジュース、ジンジャーエールで作りますが、ここからウォッカを抜いたものが「サラトガ・クーラー」。ノンアルコールカクテルです。作り方は、グラスに氷を用意しジンジャーエールとライム果汁を注ぎます。

・即席ジンジャーエール

シロップがなくても、即席のジンジャーエールを作ることができます。手作りならお好みで甘さを加減もできるメリットも。覚えておくと役に立つかもしれません。

すりおろした少量のしょうが、はちみつ、レモン汁を混ぜ、冷えた炭酸水で割ります。

・ジンジャービア

イギリスなどでは各家庭で自家製のジンジャービアが作られます。これはジンジャーエールの原型となるもので、しょうがと糖分を発酵させて作ります。

ぬるま湯にドライイーストと砂糖を溶かし、すりおろしたしょうが、レモン果汁、唐辛子を加えます。半日から1日で炭酸ガスが発生しますから、冷やして飲んでください。

その他のカクテル

ジンジャーエールにアルコールを加えるカクテルは数多くあります。甘みが苦手な方でも比較的飲みやすく、アルコール度数を下げる手段としても有効です。

・ビール

「シャンディ・ガフ」と呼ばれるカクテルは、ビールとジンジャーエールを同量ずつ混ぜたものです。2つを軽く混ぜ、レモンやライム、ミントを添えても。

・ワイン

赤ワインとジンジャーエールを同量ずつ混ぜると「キティ」というカクテルができます。白ワインなら「オペレーター」の名前に。

・ジン、その他のお酒

氷を入れたグラスにジンとレモンジュースを注ぎ、冷えたジンジャーエールを満たせば「ジン・バック」ができ上がります。

他にも、ブランデーやラム、またはウイスキーも用いられ、幅広く応用ができます。

市販のジンジャーエール

国内の飲料メーカーが作るジンジャーエールは、まとめて買うとお得です。

カナダドライ ジンジャーエール 160ml缶×30本>

コカ・コーラが発売するジンジャーエールがカナダドライです。しょうがの辛みは薄く、甘みが強い味。

アサヒ ウィルキンソン ジンジャエール 辛口 190ml×24本

こちらは辛みが強く、しょうがの風味が残されています。ジンジャーエールが辛口、ドライジンジャーエールはソフトな甘口です。名前から間違えやすいので、気をつけて楽しんでください。

気になるカロリーは

ジンジャーエールのカロリーは、100mlでだいたい33kcal前後、糖質が9.0g。同量のコカ・コーラは45kcal、糖質11.3gですから、これと比べると低カロリー、低糖質といえます。

ですが、500ml飲むと、1日に必要な糖質の摂取目安のうち13〜17%をジュースから摂取することになります。一緒に甘いお菓子を食べるのを控えるなど、調節するといいですね。

体への影響

市販の炭酸飲料の場合は、香料で風味づけされている場合も多いもの。そういった場合はしょうがの効果が期待できません。また、冷たいものの飲みすぎや、糖質の摂取オーバーなどは、控えたいところです。気分転換としてコップ1〜2杯を飲むのが、適量といえます。

多くの場面で活用できるドリンク

しょうがシロップを作り、炭酸水で割れば飲むことができるジンジャーエールをご紹介しました。作り方はシンプルで、たくさんの方法がある中から4種類の方法をみてきました。その他にも、ジンジャーエールのカクテル、市販で手に入る商品も数多くあり、活用の場は様々あるのが、ジンジャーエールです。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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