女の子が主人公の絵本25選|誕生日プレゼントにも!プロが厳選解説!

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JPIC読書アドバイザーの児玉ひろ美さんが、女の子向けの絵本を厳選。お話を理解し始める2歳から、5歳までの年齢の女の子におすすめの絵本をご紹介します。お誕生日のプレゼントにも!

2歳以上向け

【1】『とんとんとん』

あきやま ただし/作・絵 金の星社

◆こんな本

ぼくんちに あそびにきて」。かずきくんからお手紙をもらって出かけたけれど、ドアがいっぱい。さて、かずきくんちはどこだろう? とんとんとん。

◆対象年齢

2歳~

◆ママパパの口コミ

「何度も繰り返し読んでほしいとせがまれた」(30代・東京都・子ども3人)

『0・1・2歳児の保育』2018年夏号

【2】『新装版 はなちゃん おさんぽ』

中川ひろたか/文 長 新太/絵 主婦の友社

◆こんな本

はなちゃんはおとうさんとお散歩です。すると次々不思議なものがやってきて、お散歩は大冒険に! ページをめくるドキドキが楽しい作品。

◆対象年齢

1歳~

『0・1・2歳児の保育』2018年夏号

【3】『ショコラちゃんのおでかけドライブ』

作:中川 ひろたか 絵:はた こうしろう 講談社

◆こんな本

ショコラちゃんは赤い車を運転してパンやさんへ、そして全部のパンを大人買い! 子どもの「できたらいいな」を次々にかなえていくのが痛快です。

女の子はもちろん、男の子にも人気者のショコラちゃん。(長靴下の)ピッピのような、元気な女の子です。

◆対象年齢

2歳~

◆ママパパの口コミ

「ショコラちゃんがかわいいので好きなシリーズです。一緒に行動しているような気持ちになっていました」(30代・茨城県・子ども3人)

『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【4】『でんしゃにのって』

作・絵:とよたかずひこ アリス館

◆こんな本

電車は混めば混むほど不快なはずなのに、うららちゃんの乗る電車は、混めば混むほどよい雰囲気に。それがこの作品の最大の魅力です。

◆対象年齢

2歳~

◆ママパパの口コミ

「つぎはー◯◯えきーのところで一緒に言ってくれたり、楽しそうだった」(30代・山口県・子ども2人)

『0・1・2歳児の保育』2014年春号

【5】『おっぱいちゃん』

有田奈央/作・絵 ポプラ社

◆こんな本

弟のゆうたくんが泣き出したために、一生懸命笑わせようとする姉のなおちゃん。全然泣きやみません。ところがママがおっぱいをあげると、あっという間に泣きやみました。「ママみたいなおっぱいがほしい」。なおちゃんは胸に、いろいろなものをおっぱいの代わりに入れてみますが、うまくいきません。どうしよう?

◆対象年齢

2歳~

『新幼児と保育』2015年4・5月号

3歳以上向け

【1】『わたしのワンピース』

にしまき かやこ/作 こぐま社

 

◆こんな本

「ララランロロロン」のくり返しが心地よく耳に残ります。「似合う、似合わない」の言葉のかけ合いを親子で楽しめます。

◆対象年齢

3歳~

◆ママパパの口コミ

「子どもがとても気に入って、しばらくの間寝る前はこの絵本を読み聞かせました。うさぎさんのワンピースの柄が変わっていくのが楽しかったみたいです」(40代・神奈川県・子ども3人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【2】『あたしも びょうきになりたいな!』

フランツ・ブランデンベルク/作 偕成社

◆こんな本

皆に優しくされる“病気のきょうだい”への嫉妬。素直な子どもの気持ちです。絵の繊細さで少人数向き。

◆対象年齢

3歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【3】『ソリちゃんのチュソク』

イ・オクベ/作 らんか社

◆こんな本

韓国のチュソクは日本のお盆のようなものです。ソリちゃんの家族も田舎のおばあちゃんの家に帰ります。

◆対象年齢

3歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

4歳以上向け

【1】『ミリーのすてきなぼうし』

きたむら さとし/作 BL 出版

◆こんな本

学校の帰り道、帽子屋さんでミリーは特別な帽子を手に入れます。「おおきさも かたちもいろも じゆうじさい。おきゃくさまの そうぞうしだいで どんな ぼうしになる、すばらしいぼうしです」。さあ、ミリーはいったい、どんな帽子をかぶるのでしょう? 主人公のミリーは小学生。子どもにとって、少し年上の主人公は憧れです。どきどきしながらも、しっかりとお話についてきますので、テンポよく、明るく読みすすめてください。

◆対象年齢

4歳、5歳、6歳

◆ママパパの口コミ

「想像することの楽しさをわかって貰えたかなと思いました」(40代・神奈川県・子ども2人)

『新幼児と保育』2017年4・5月号

【2】『まゆとおに やまんばのむすめ まゆのおはなし』

富安陽子/作 福音館書店

 

◆こんな本

元気な女の子が主人公ですが、男の子にも大人気。少し長めのお話も、まったく気にならない楽しさです。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「とても気に入ったようで一日何回も読んでほしいと言われた」(30代・福島県・子ども1人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【3】『サリーとライオン』

クレア・ターレー・ニューベリー/作 光村教育図書

◆こんな本

シンプルで味わいのある絵に、起承転結のあるストーリー。少し長めのお話に挑戦したいときの1冊に。

◆対象年齢

4歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【4】『まあちゃんのながいかみ』

たかどのほうこ/作 福音館書店

◆こんな本

女の子が主人公ですが男の子にも人気のある絵本。途中、縦になるページは、できるだけ開いてください。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「子どもは空想なのか、実際なのか、わかっていないようでしたが、親はくすっと笑ってしまう本でした」(30代・福岡県・子ども1人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【5】『なのはなごう しゅっぱつしんこう!』

尾崎美紀/作 まるやま あやこ/絵 ひさかたチャイルド

◆こんな本

春になって、なずなちゃんの大好きなおばあちゃんから、畑でとれた大きなキャベツが届きました。小さなあおむしくんも一緒です。なずなちゃんは、あおむしくんを育てることにしました。やがて、あおむしくんはモンシロチョウになって飛んでいきます。すると、次の日の朝、不思議なことが起きました。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「春らしく、夢のあるすてきな話だった」(30代・新潟県・子ども2人)

『新幼児と保育』2018年2・3月号

【6】『ぷちぷちまめこ』

川北亮司/作 相野谷由起/絵 岩崎書店

 

◆こんな本

だじゃれと歌を楽しみながら夏の野菜が身近になります。まめこはえだまめが大好き。えだまめの種をまいていると、かぼちゃやなす、とうもろこしが次々と現れて、的はずれなアドバイスしてきます。

◆対象年齢

3歳、4歳、5歳~

◆ママパパの口コミ

「言葉のリズムが好きだった」(40代・福岡県・子ども2人)

『edu』2015年5・6月号

5歳以上向け

【1】『わたし』

谷川俊太郎/作 福音館書店

◆こんな本

わたし、お兄ちゃんから見ると妹で、両親から見れば娘。犬から見ると人間で、宇宙人から見れば地球人。

◆対象年齢

5歳~

◆ママパパの口コミ

「6歳くらいになると喜んでました」(30代・兵庫県・子ども3人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【2】『わたしのすきなもの』

フランソワーズ・セニョーボ/作 偕成社

◆こんな本

「すき」と、声に出しただけで心が温かくなるような絵本です。読み方は、甘すぎないよう、シンプルに。

◆対象年齢

5歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【3】『マドレンカ』

ピーター・シス/作 BL出版

◆こんな本

NYのマンションに住むマドレンカ。歯が抜けそうなことをマンションのさまざまな国の人に伝えると…。

◆対象年齢

5歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【4】『ふたごのもうふ』

ヘウォン・ユン/作 せな あいこ/訳 トランスビュー

◆こんな本

赤ちゃんのときから何でもわけっこしてきたふたりも、5歳になると1枚の毛布では間に合わず、取り合いに……。そこでママは、それぞれに好きな色の布を選ばせ、それぞれの毛布を仕立てます。選んだ布を自慢し合う双子の顔や、2枚の毛布を縫う幸せそうなお母さんの顔がステキです。

◆対象年齢

5歳~

『edu』2015年11・12月号

【5】『みてよ ぴかぴかランドセル』

あまんきみこ/文 西巻茅子/絵 福音館書店

◆こんな本

すてき、すてき。かこちゃんは、だれかにみせたくなりました。ランドセルには子どもの成長のパートナーとして大きな存在です。主人公のかこちゃんの、ランドセルを誰かに自慢したい気持ちが素直に描かれています。この本は縦書きの幼年童話の装丁になっていますので、絵本以上、児童文学未満の子どもの、読書への達成感も満たしてくれることでしょう。ひとり読みへの移行期にもおすすめの1冊です。

◆対象年齢

5歳~

『新幼児と保育』2017年8・9月号

【6】『かさの女王さま』

シリン・イム・ブリッジズ/作 ユ・テウン/絵 松井るり子/訳 らんか社

◆こんな本

「わたくしは ゾウがすきなので ございます」 花やチョウなどの伝統的な傘の絵柄ではなく、大好きなゾウを描く主人公ヌット。王様の「なぜ 花とチョウでは いけなかったのですか」の問いに、ヌットはそう答えます。そんなヌットを王様は、「この子は こころから 絵をつけた」と認めてくれます。『かさの女王さま』はタイが舞台の静かな物語です。

◆対象年齢

5歳~

『新幼児と保育』2017年6・7月号

プレゼントにも!女の子におすすめの絵本

【1】『おすわりくまちゃん』

シャーリー ・パレントー/文 デイヴィッド・ウォーカー/絵 福本友美子/訳 岩崎書店

◆こんな本

ちいさないすが4つ、だれがすわるの?4匹の小さなくまちゃんがすわりました。でもそこに、もう一匹のくまちゃんが。仲間はずれ?「でも大丈夫!」と子どもが安心&満足できる作品です。

◆対象年齢

3歳~

◆ママパパの口コミ

「寝る前に読ませてましたが、絵柄がかわいくて好きなようで何回も読んで、と言われました。絵がかわいく文字数も少なく読みやすかったです」(30代・北海道・子ども2人)

『edu』2015年5・6月号

【2】『ねんねん ねこねこ』

長野ヒデ子/作 アリス館

◆こんな本

そのまま読んでも楽しいのですが、全ページ「いとまきまき」のメロディーで読めば、子どもは大喜び。各ページの終わりで、「にゃん」と言葉を足すとさらに楽しくなります。

◆対象年齢

1歳~

◆ママパパの口コミ

「寝るときに読んでほしいとせがまれた」(30代・福島県・子ども1人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【3】『どんどこ ももんちゃん』

とよた かずひこ/作 童心社

◆こんな本

スーパー赤ちゃんは子どもたちに大人気。シンプルで単純なことが、おもしろさの秘密です。「どんどこどんどこ」のくり返しは、大げさにならないよう、一定のリズムでテンポよく読みましょう。

◆対象年齢

0歳~

◆ママパパの口コミ

「繰り返し言葉を使うのが読むとかリズムになって楽しかった」(20代・東京都・子ども2人)

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【4】『もりのひなまつり』

こいで やすこ/作 福音館書店

 

◆こんな本

野ネズミに招待されて森へと出かけたおひなさまたち。動物と一緒に歌い踊ってひな祭りを楽しみます。

◆対象年齢

3歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【5】『こんとあき』

林 明子/作 福音館書店

◆こんな本

主人公がぬいぐるみと一緒に成長(冒険)をする物語です。こんはあきの生まれる前からおばあちゃんにおもり役を頼まれ、あきに寄り添います。あきにとってこんは保護者でもあり、同志でもあり、単なる人形ではないのです。

◆対象年齢

4歳~

◆ママパパの口コミ

「こんが砂漠でオオカミに連れさられるのが面白い」(40代・東京都・子ども1人)

『edu』2016年1・2月号

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教えてくれたのは

児玉ひろ美|JPIC読書アドバイザー・台東区立中央図書館司書

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

文・構成/HugKum編集部

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