宝石探しに子どもが夢中!「トレジャーストーンパーク」全長60mの川で本格発掘体験!鉱石の学びにもつながるお出かけレポ

那須高原にある鉱山を模したテーマパーク「宝石探し トレジャーストーンパーク」で、本格的な宝石探しを親子で体験。キラキラのパワーストーンをザクザク発掘してきました!鉱石の標本など理科の勉強にもなる、秋のお出かけにもぴったりな宝石探しのテーマパークをご紹介します。

宝石探しってどんなところ?

「水晶の谷」と「地下鉱山」の出発ゲート。アメリカの採掘場を再現した本格的な雰囲気で気分も高まります!

観光地としても人気の高い栃木県の那須高原にある「宝石探し トレジャーストーンパーク」。パーク内には「水晶の谷・クリスタルリバー」「地下鉱山・ディープサンド」との2種類あります。遊園地などで小さなスペースで石を探す体験はしたことはあるのですが、本格的な宝石探しは初めてということでどんな体験ができるかドキドキ。

水晶の谷(クリスタルリバー)

まず、パーク内に入って、その広さにびっくり!全長60メートルの流れる川の中から、制限時間の20分間で宝石が取り放題です。5才以下のお子さんには「見守り隊」として大人1名の付き添いが可能。ただし、口出しはできますが手出しはできません。こちらは事前予約なしで入れます。

地下鉱山(ディープサンド)

「地下鉱山」は地下へと入っていき、チームで割り当てられた区画の砂の中から12分間で宝石を探します。薄暗い地下道を通っていくのがドキドキ感があります。当日の飛び込みは難しいので、こちらは予約必須です。

4歳の子どもと「水晶の谷」での発掘に挑戦!

平日だったのにも関わらず、「地下鉱山」は予約で満員という盛況ぶり!待ち時間なしで入場できる「水晶の谷」に挑戦することにしました。宝石は30種以上もあるということで、どんな石が見つかるかワクワク。

手ぶらでOK。着替えはあるとベター

採掘場の入り口で採掘の仕方や禁止事項の説明を受けます。スコップやバケツも貸し出して貰えるので手ぶらでOK。

発掘に必要なスコップや宝石を入れるブリキのバケツ道具は貸し出してもらえるので、手ぶらで大丈夫です。水の中を掘るので、濡れてもOKで動きやすい服装がベターです。川の中に落ちない限り、びしょびしょになることはありませんが、夢中になると袖が濡れるので着替えは用意した方が◎。

伝説のカギ探しに子どもも夢中

「水晶の谷」に48本ある小さな「伝説のカギ」。見つけると大きな水晶の原石が貰えます。

「水晶の谷」には、宝石以外にも小さな「伝説のカギ」隠されているとのこと。カギを発見すると、大きな水晶の原石がもらえます。今回、我が家の子どもたちは見つけることができませんでしたが、公表されている発見者の年齢を見ると、小さなお子さんも発見していました。特に年齢は関係なく、一生懸命探すことで発見することはできるようです。

パワーストーンは、時間内は取り放題

「水晶の谷」で発掘した色とりどりの鉱石。ザルでこして水洗いし、袋に入れて全て持ち帰ることができます。

パワーストーンは、全長60mの川の中のどこからでも探すことができます。宝石は小さいのですぐに見つかるわけではありませんが、なかなか見つからない難しさゆえ、発見すると喜びもひとしお。子どもも夢中になり、あっという間の20分でした。採掘した後は、水できれいに流し、採掘した量を測って袋に入れて持ち帰ることができます。

ザクザク採れるコツ!?

採掘した後は、宝石の重さを量ることができます。採った石は袋に入れて全て持ち帰ることができます。

小学生以上のお子さんや大人が本気になればかなりの量が採れます。ですが、大人は見守りに徹した場合、未就学児だけだと、たくさんの採掘は難しいです。それでも、自分で発掘するからこその楽しさや充実感が味わえ、石を買っただけでは得られない楽しさがあります。

補充のタイミングをチェック!

「地下鉱山」も「水晶の谷」も時間内は取り放題。定期的に石を補充するので、1日の時間帯による採れる量の差はなく、全く採れないということはありません。特に、掘る場所の制限のない「水晶の谷」では、補充してくれるタイミングと場所に目を配らせていれば、小さなお子さんでもかなりの確率で発掘することができます。

マイペースに楽しみたい人は「水晶の谷」

水晶の谷は小さめの石、地下鉱山は大きめの石が採れるようです。「地下鉱山」は場所の制限があるので、マイペースで発掘したいという方には「水晶の谷」がオススメ。また、「伝説のカギ」は「水晶の谷」にしかありません。

鉱石の勉強にもなる

鉱石の標本室では、自分が集めた宝石を並べられるトレーとルーペを使って、標本と比べて確かめることができるコーナーがあります。元々、パワーストーンが大好きな私は、採掘したパワーストーンの意味に興味津々でした。

子育てのイライラに効果のある石

パンフレットやウェブページにもパワーストーンの効能が紹介されているので、帰ってからじっくりと見比べることもできます。ちなみに、緑色の「インド翡翠(アベンチュリン)」という石は、心が安定し素直な気持ちに導いてくれるそうで、子育てでイライラした時に効果があるかもとのことで、大切にしたいと思います。

触れる巨大アメジスト

子どもも付き添いの大人も、鉱石の性質やパワーストーンとしての意味を知ると宝石探しがより楽しくなりますね。また、大きな水晶の標本や触れるアメジストなどがあり、宝石、パワーストーン好きにはたまらない場所かと思います。

何歳くらいから楽しめる?

大人も子供も夢中になる宝石探し。未就学児から楽しめます。

年齢制限は特にないのですが、狭い通路の上、段差があるのでベビーカーはNG。赤ちゃん連れの方は、必ず抱っこ紐で参加しましょう。「地下鉱山」は暗いので、小さなお子さんは怖がる可能性も。「水晶の谷」からトライするのがいいかもしれません。

4歳くらいがオススメ

しっかり宝石を取りたいのであれば、4歳くらいからがオススメです。川に岩から身を乗り出して宝石を探すのにある程度の背丈が必要なのと、砂を掘る腕力が必要です。あまり宝石を採れなくても、体験を楽しむだけでOKなら、4歳以下のお子さんも参加できますよ。

未就学児には見守り必須

5歳以下の未就学児のお子さんであれば、入場料なしで大人は見守り隊として付き添えます。一緒に宝石探しに参加してしまうと、宝石探しのあまりの楽しさに夢中になってしまい、子どもから目を離してしまう危険も。未就学児のお子さんは、宝石採りをしない見守りの大人と一緒の参加をオススメします。

主役は子ども!「付き添いの大人の心得」に学ぶ

小学生以上の子どもの付き添いで、採掘しない人は、採掘場の見晴らし台から無料で見学が可能。採掘場のデコレーションも凝っていて見学だけでも楽しいです。

今回は、筆者は見守り隊として参加。口出しだけは許されたのですが、ついつい手が出てしまいそうになります。でも、子どもたちが自分で楽しむには、大人は見守りに徹し、好きなようにさせるのがいいのかなと思いました。本人は水や砂遊びが楽しいみたいですし、全然採れなくてもそれも学びですよね。

採掘場には「付き添いの大人の心得」が書かれていて、「宝石の量よりも子どもの頑張りを褒めましょう」とありました。ついつい、キラキラした宝石に目が眩み、あれこれ手を出したくなりますが、ここは、親の度量を測る修行の場だとぐっと我慢です。(でも、次回は私も一緒に参加して、ザクザク採ってみたいとも思いました)

子どもも大人も夢中になって家族で楽しめるお出かけ先なので、ぜひ一度、訪れてみてくださいね。

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  • トレジャーストーンパーク
  • 〒325-0302栃木県那須郡那須町高久丙123
  • 営業時間:10:00〜17:00(定休日:木曜日)
  • 水晶の谷
  •  ¥800(税込)/1名・ 20分間
  • 地下鉱山
  •  ¥1800(税込)/1チーム3名まで・事前予約制
  • 12分間(全体の所要時間は30分程度)

取材・文/Rina Ota

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