500人調査「子どもに聞かれても自信のないこと」をランキング発表!
そこで今回は、「子どもに聞かれても、教えられる自信がないこと」を大調査! 500人のママパパが、アンケートに答えてくれました。ランキング形式で発表します。
調査媒体:小学館『小学一年生』(2025年7月号)
設問:育児の中で、「子どもに聞かれても、教えられる自信がない」と思う項目があれば、選んでください(3つまで)。
10位:家事(17票)
まず、10位にランクインしたのは「家事」でした。家事は意外と自己流でやっていたり、ママとパパでやり方が違ったりするため、「教えて」と言われても、どうやって教えればいいか意外と難しいものです。
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9位:勉強(38票)

続いては、「勉強」がランクイン! 親世代とは教科書の内容が学習指導の方針が変わっていることも。
例えば算数なら、筆算のやり方が違う、社会科だと「考える」内容の授業にシフトしています。子どもに教えても「学校とやり方が違う!」などと言われることもあり、うまく教えられないと感じる人も増えているようです。
8位:マナーや礼儀(46票)
8位は、「マナーや礼儀」が挙がりました。マナーや礼儀は教える項目も多いため、教え方に工夫が必要です。子どもは親の姿を見て、マナーや礼儀を覚えることが多いため、まずはママパパがお手本になれるような行動をするのも大事なのかもしれません。
また、子どもができていないシーンで教えることも多く、ついついしかりながら教えてしまうという人もいるのではないでしょうか。そんなときは「どうしたらいいと思う?」と一緒に考えられるように促すのもアリ。
7位:正しい言葉づかい、国語(熟語や漢字、ことわざなど)(48票)

7位は、「正しい言葉づかい、国語(熟語や漢字、ことわざなど)」がランクイン!
状況に応じた正しい言葉づかいは、大人でも失敗してしまうものです。国語に関しても、忘れてしまっている内容もありますよね。困ったときは、本を見ながら一緒に学んでみてはいかがでしょうか。
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6位:時事ニュース(51票)
6位は「時事ニュース」でした。専門用語や背景について知っていないと、教えるハードルが高いニュース。例えば「円安」「憲法」「選挙」など、子どもに教える際は、単語の意味から教えないといけないので、一体どこから教えればいいの?と悩んでしまいますよね。
そんなときは子ども向けに作られたニュースなどを活用してみてはいかがでしょうか。「こども新聞」や「Yahoo! きっずニュース」など、子どもでも理解しやすい内容で書いてあるものを使いながら、知識を深めていきましょう。
5位:芸術(絵や工作、楽器、歌など)(57票)

5位は「芸術」でした。算数や国語は正解がありますが、正解がない芸術を教えるのは、工夫が必要です。親自身も芸術は苦手だなと感じていると、なおさらです。
まずはトライしたことをほめ、次につなげるのも親の役割なのではないでしょうか。一緒に楽しんだり、寄り添ったり。技術的な面では、道具の正しい使い方など簡単なところから始めてみては?
4位:日本文化・歴史(68票)
「日本文化・歴史」は、4位でした。
伝統的な生活や習慣、茶道や華道など、ひとえに日本文化といっても幅が広く、親世代も浅い知識しかない場合もあり、みなさん教えるのに苦戦しているよう。
歴史についても、調査の進展や資料の再検証などにより、新しい仮説ができることで、ママパパが教わった内容と現在の定説が変わっていることも!
教えるのが難しい場合は、一緒に日本文化を体験できる催しに出かけるのもいいですね。歴史については、「変わることもある」を前提に話を進めるのもいいのではないでしょうか。
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3位:運動・スポーツルールなど(73票)

3位は、「運動・スポーツルール」などがランクイン。自分がしていたスポーツならルールがわかりますが、そうでないスポーツは大人でもルールがわからないと感じてしまいますよね。
2位:英語(102票)
1位と7票差で、ランクインした「英語」は2位。正しい文法や発音など、大人でも苦戦してしまいます。
最近では、スマートフォンやタブレットのアプリで、英語を学べるようになっています。「教えて」と言われたときは「一緒に確認してみよう」など、声をかけて親子で英語に取り組みましょう!
1位:性教育に関すること(109票)

そして1位は、「性教育に関すること」でした。
性に関する話題は、「恥ずかしい」「人に話すものではない」という潜在意識もあり、子どもとどうやって話をすればいいのか戸惑ってしまう人が多数。また、お子さんの年齢に応じて、表現方法や説明方法に悩んでしまいますよね。
適切な表現方法や伝え方に悩んだときは、小学生向けの性教育の本などを使ってみるのもいいでしょう。お子さんに性のことを聞かれると驚いてしまう方もいると思います。多くのママパパが自信がないと感じているテーマなので、「いつか聞かれるもの」として、親のほうが落ち着いて説明できるように準備しておくといいのではないでしょうか。
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事前準備や寄り添い方を考えて!
今回のアンケート結果を参考に、お子さんから「こんなことを聞かれるかも?」と思って、知識を先取りしておくのもおすすめです。
また、すぐには答えられない場合は、「一緒に調べてみよう」「一緒に勉強してみよう」など、親が寄り添う姿勢をみせるようにしましょう。一緒に悩んでくれることで、お子さんの安心にもつながります。
わからないことを親子で一緒に学んでいくのも、かけがえのない時間になるはずです。もちろん、教えるのが大変なときはプロにつなげてあげるのも親ならではの役割です。ぜひお子さんの質問に、真摯に向き合ってみてください。
アンケートを実施したのは・・・
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』は2025年でなんと100周年。「未来をつくる“好き”を育む」をコンセプトに、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子どもたち各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心がけています。毎号、時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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構成・文/まつだ あや
