ニットデザイナー中村英里子さん
子どもの頃から、冬にはニットを編んでいたという中村英里子さん。今では、ニットデザイナーとして、多くの生徒さんを抱え、ニットリング®︎などの人気商品を百貨店でも展開しています。
20歳になるお子さんと16歳のお子さん2人を育てながら、ニットという作品作りに向かい合う日々。彼女のライフスタイルや、これからのことを伺いました。
子どもの頃から、編みつづけて
「ニットは、私が小さな頃からやっていたこと。冬には、編んでいる。ということが、自然にライフスタイルになっていました。あまり意識せずに力を入れずに、やらない時期もありましたけど、いま振り返ると、ああずっと編んでいたなぁって思いますね笑」
Q.お子さん育てながら、編み物をする時間は?
「基本的には、毎朝。朝4:00ころ起きて、編み始めています。朝4:00〜6:00が、自分の時間ですね。決まって4時起きというわけではないですが、3時に起きるときもあったり、もっと遅い日もあったり…。無理のない範囲で、たとえ短い時間でも、朝の編み物が私の日課です。そのあと、朝食の準備をしたり、家族が起きてきて家族の時間になりますよ」
Q.毎朝そんなに早く起きるのですか?
「もちろん朝早く起きる分、早く寝ています。それでも、4:00からの2時間は自分の時間として編み物や作品作りに向き合えるので、楽しいですよ。この時間で生まれた作品もたくさんあります」
Q.人気アイテム ニットリング®︎を見せて
百貨店でも取り扱われるほど、大人気のニットリング®︎。英里子さんに、お気に入りのニットリング®︎を見せてもらいました。
「ニットリング®︎は、”身体に負担にならない素材で小さなおしゃれを”と編み始めたもの。いまでは、一番の人気アイテムなんです」
女性の労働や、おしゃれなサスティナビリティに貢献
ニットという優しい作品を編み続ける英里子さん。そんな優しさを込めたニット作りを通して、将来やりたいことがあると言います。
Q.立ち上げたブランド「Baby&Kids by eknit-loop」とは?
多くの生徒さんを抱える、英里子さん。立ち上げたばかりのブランド「Baby&Kids by eknit-loop」(https://www.instagram.com/baby_kids_byeknitloop/)について、教えてもらいました。
「最近、ベビーのニットブランド「Baby&Kids by eknit-loop」を立ち上げました。これは、生徒さんたちが考えてできたブランドで、生徒さんたちが活躍できる場でもあります。それも、若いママさんが中心となって。ベビー周りのトレンドは変化がとても速いのですが、若いママだからできることの1つだと思います。小さな赤ちゃんを連れていても、編める。ひいては、女性の労働支援にも役立つのではと考えています」
Q.サスティナビリティも大切にされています
「使わなくなったニット服も、私たちなら子どものニット服にリメイクできます。それも、おしゃれに!そんなことも、この『Baby&Kids by eknit-loop』ブランドでできたらいいなと思っています。」
数々の人気ニットアイテムを作る英里子さん。『Baby&Kids by eknit-loop』など、これからの展開もとても楽しみですね!
eknit-loopホームページhttps://www.erikonakamura.com
『Baby&Kids by eknit-loop』
取材・文/太田さちか