ベビーベッドガードは必要?
ベビーベッドの柵の内側に取り付けクッションのような役割を果たす「ベビーベッドガード」。これって本当に必要?と購入を考えているママ・パパも多いのではないでしょうか。そこで、今回は、ベビーベッドガードについてママアンケートを実施しました。まずはベビーベッドガードのメリットと注意点からみていきましょう。
柵にぶつかっても安心
赤ちゃんは寝ているときも起きているときも活発に動きます。寝返りをしたり、足をばたつかせてベッドの柵に手足や頭をぶつけてしまうことが頻繁にあり、柵に手足が挟まってしまうこともあります。このようなことが原因で起きてしまう赤ちゃんのけがを防ぐために便利なアイテムがベビーベッドガードと呼ばれる柵につけるクッションです。ベッドの内側をクッション性のあるもので囲って赤ちゃんが堅い木製のベビーベッドにぶつかってしまうことを防いでくれます。夜中に寝返りして、柵で頭を打って起きてしまう心配も減りそうですね。
おもちゃやおしゃぶりの落下防止
赤ちゃんが新生児の時期を過ぎると、徐々に1日の間で起きている時間が長くなり、ベビーベッドで赤ちゃんが寝転んでおもちゃで遊ぶ時間も増えてきます。赤ちゃんが自分で遊んでいるとき、おもちゃをポイッと投げたり手足が当たっておもちゃやおしゃぶりがベッドの柵から落下することがよくあります。ベッドガードがあると柵をカバーしてくれているので、気づかないうちに落として失くしてしまうこともなくなりそうですね。
赤ちゃんの快適な空間を保つ
リビングルームや窓際にベビーベッドを設置しているご家庭も多いと思います。しかし、リビングルームで普段の生活をおくる中で、テレビの光やエアコンの風がわからないうちに赤ちゃんの眠りの妨げになっていることもあります。ベッドガードがあると、ある程度の光や風が直接あたるのを防いでくれるともいわれています。赤ちゃんにはできる限り心地よい睡眠環境を整えてあげたいですね。
転落の事故に注意しましょう
赤ちゃんがつかまり立ちを始めるようになったら、ベッドの中でまくらや布団、おもちゃを踏み台にして転落する事故が報告されています。ベビーベッドガードも柵の中に設置するものなので、それを踏み台にして転落する可能性もゼロではありません。きちんと心がけて使用し、事故のないように注意しましょう。
ベビーベッドガードの種類と選び方
大きく分けて3タイプのベビーベッドガードが市販されています。赤ちゃんとご家庭にあったタイプを見つけてみてください。
四方全面を囲む「全周タイプ」
ベッドの四方すべてが囲まれるように覆う全周タイプは、よく動く赤ちゃんがどの方向にぶつかっても安心です。しかし、通気性が気になる、赤ちゃんが外から見えにくいという意見もあるようです。全周タイプを選ぶ場合、通気性を考慮したベビーベッドガードを選ぶといいでしょう。柵がスライド式に開閉するベッド用に、開閉部分は個別のガードが取り付けられるようになっているものもあります。使っているベビーベッドに適しているかどうかチェックすることが大切です。
ベッドの半分だけカバーする「半周タイプ」
赤ちゃんが特にぶつかりやすい頭の部分と上半身あたりの柵が隠れるように作られたコの字型のカバータイプです。メーカーによってはL字型の半周タイプのものを2つ組み合わせて全周タイプになるものもあるので、L字型ひとつのみを使って半周タイプとして使うのもひとつの方法ですね。
置きたい箇所だけにおける「部分タイプ」
部分タイプのベッドガードは、個別のクッションを自在に組み合わせてベッドの柵に固定できるタイプです。好きなところだけに置くことができるので、おむつ替えの時に邪魔にならないように設置するなど自分でアレンジが可能です。
ママに人気のベビーベッドガードのおすすめ
0~2歳の子を持つママに使っていたベビーベッドガードを調査!使ってみてよかったベビーベッドガードを教えてもらいました。
西松屋 ミニベッドガード ゾウ(ミニベッド用)
ベッドの柵にひもで結び付けて固定する西松屋の全面タイプのベッドガードは、60×90㎝のミニベット用のサイズになっています。赤ちゃんも喜びそうなカラフルなゾウさんのデザインがかわいく、お手頃価格なので初めて使う場合も挑戦しやすいですね。
ソレイアード(半周タイプ)
200年以上のプロヴァンスプリントの歴史を継ぐ「ソレイヤード」のテキスタイルを用いたベビーグッズは落ち着いた高級感があって人気です。ベッドガードは、「ソレイヤード」独特の柄がシンプルなベビーベッドに映え、リビングにベビーベッドを置いていてもおしゃれに見えます。中わたは、ポリエステル100%、生地はコットン100%を使用しています。
コンビ 2WAYベッドガード(全周タイプ)
全周としても、パーツを取り外して部分タイプとしても使用できるベッドガード。標準サイズのベビーベッド用サイズになっており、コンビから発売されているお布団と同じ柄で合わせられるようになっています。リバーシブルなので表裏を使い分けて違った雰囲気が楽しめるのもうれしいポイントです。
weegoamigo エアーラップ
オーストラリアブランドの「weegoamigo(ウィーゴアミーゴ)」が発売するエアーラップは、3層構造の通気性のいい素材で作られているベビーベッドガードです。ベッドの4つ角をカバーしないよう、ガードの生地が4つのパーツに分かれており、ベッドの中の空気がこもらないように工夫されています。使っているベビーベッドに合わせて、マジックテープで長さの調節ができます。
IKEA HIMMELSK(全周タイプ)
両サイドをマジックテープで固定するだけで設置できる全周タイプのベビーベッドガード。通気性のある中素材を使っていて、有害な化学物質なども使っていないので安心して赤ちゃんに使えます。洗濯機でも洗えるのはママ・パパにとってもうれしいですね。
ディズニー ベッドガード2個セット
赤ちゃんのお肌に優しいオーガニックコットン100%の生地で作られたプーさんもしくはミッキー&ミニー柄を選べられるベッドガード。標準サイズベッド、ミニベッドサイズ用が選べ、半周サイズ(コの字型)の2個セットを買うと、2個を重ねて高さをだしたり、全周タイプにもアレンジができます。吸湿性と保湿性に優れてるガーゼを使用しているので、夏でも冬でも快適に過ごせる肌触りになっているそうです。
おしゃれなベビーベッドガード
最近SNSでも話題のベッドガードをご紹介。機能性はもちろん見た目もかわいく、ベッドガード以外にも応用して使えるものが人気のようですね。
puppapupo ベッドガード・ノットクッション (半周タイプ)
インスタでもかわいいと話題の「プッパプーポ」のベッドガード・ノットクッション。三つ編みにされた190㎝の長さのクッションで、2本つなげると標準サイズのベビーベッドにぴったりと入るようになっています。ベビーベッドガードとして使わなくなった時には、編み方のアレンジ次第でいろんな形に変身できるので普段使うクッションやインテリアとしても使えるようになるので長く愛用できます。
ハウス型ベッドガード(部分タイプ)
大きさとデザインも異なる4つのお家型のクッションを自在に組み合わせて使えるベッドガード。連結しても個別に使ってもおしゃれな子供部屋のインテリアにぴったりです。
必要性は個人差があり。購入する際はベッドに適したものを選択
アンケート結果ではベビーベッドガードを使用しなかったママ・パパも多くみられ赤ちゃんの様子をみてから必要であるかどうか判断して購入を決めるのもいいでしょう。購入する際は、柵の開け閉めがあるタイプのベッドの場合、開閉に邪魔にならないよう作られているかチェックして検討してみるのがおすすめです。窒息や転落につながる恐れがあるので、赤ちゃんから目を離すことがないように気を付けて使いましょう。
文・構成/HugKum編集部