「辛い」というイメージのある韓国料理ですが、じつは野菜たっぷりで辛くない料理もたくさん。今回は子どもにも人気のプルコギやビビンバ、キンパやナムルなどを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。ぜひお試しくださいね!
韓国料理の人気レシピ
【1】大根とにらのプルコギ丼
子どもが好きなテッパンの甘辛味を韓国風に。韓国の定番料理プルコギも、お家で簡単に再現できます。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
牛こま切れ肉 300g
【A】
酒 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
オイスターソース 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1/2
ごま油 小さじ1
にんにく(すりおろし) 小さじ1
玉ねぎ 1/2個
大根 6cm(100g)
にら 1/2束
にんじん 1/3本
赤・黄パプリカ 各1/4個
ごま油 大さじ1/2
塩 少々
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】玉ねぎは薄切り、大根は6cm長さの細切りにする。にらは6cm長さに切り、にんじん、パプリカはせん切りにする。
【2】牛肉に【A】をもみ込み、玉ねぎ、大根、にんじんも合わせて10分ほどおく。
【3】フライパンにごま油を中火で熱し、【2】を炒める。肉の色が変わったら、パプリカとにらを加えてサッと炒め、塩で味を調える。ご飯にのせる。
教えてくれたのは
みないきぬこさん
女子栄養大学を卒業後、料理研究家のアシスタントを経て2007年独立。料理家、フードコーディネーターとして料理雑誌や広告、メニュー開発など、幅広い分野で活躍中。女の子のママでもある。
『ベビーブック』2014年2月号
【2】豚ひき肉ナムルうどん
レンジと焼き肉のたれでパパッと作る、ナムルとひき肉をのせたボリュームうどん。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
もやし 1/2袋
にんじん 1/3本
青梗菜 2株
【A】
ごま油 小さじ2
塩 小さじ1/3
にんにく(すりおろし) 少々
豚ひき肉 200g
焼き肉のたれ 大さじ6
ゆでうどん 3玉
◆作り方
【1】にんじんはせん切りにする。青梗菜は長さを2~3等分し、せん切りにする。
【2】耐熱ボウルにもやしと【1】を入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で4分加熱する。水けをふき、【A】を混ぜる。
【3】フライパンに湯を沸かしてうどんをサッとゆで、湯をきって、器に盛る。フライパンを拭き、【B】を入れて混ぜ、中火にかけてパラパラになるまで炒める。【2】とともにうどんにのせる。
教えてくれたのは
藤井 恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2014年9月号
【3】ピーマンとたくあんのキッズキンパ
蒸し焼き+ごま油でピーマンの青くささが消滅!ピーマン嫌いの子供もチャンレンジしてみてください。
◆材料
(キンパ8~10本分)
ピーマン 4個
たくあん 80g
おかか 5g
のり 4~5枚(半分に切る)
【ごま油ご飯】
ご飯 茶わん3杯分(450g)
ごま油 小さじ1/2
マヨネーズ小さじ1
塩 2つまみ
白いりごま 大さじ1
塩 小さじ1/5
ごま油 小さじ1
◆作り方
【1】ピーマンとたくあんは4cm長さの細切りにしてフライパンに移し、塩とごま油をふる。蓋をして中火で5分ほど蒸し焼きにしたあと、おかかを和える。
【2】のりに、材料を混ぜたごま油ご飯を適量広げ、【1】をのせて巻く。巻き終わりは下にしておく。
【3】【2】の表面に薄くごま油(分量外)を塗り、白いりごま(分量外・適量)をふる。好みで半分に切る。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
いざわゆみこ/料理家。調理師、国際中医薬膳師、中医師の免許をもち、健やかな体作りをサポートする食レシピを多数考案。旬の食材の効能と素材の味を生かした料理に定評があり、発酵食と身近な薬膳を組み合わせた独自のメソッドが人気。テレビの料理番組、雑誌、書籍、カタログなど幅広く活躍。
『めばえ』2017年3月号
【4】和風ビビンパ丼
常備菜や冷蔵庫にある残り物でパパッと作れるお手軽丼。大人はピリッとアクセントに効くキムチやコチュジャンを入れてもおいしく食べられます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
ほうれん草 1/2把
【A】
白すりごま 大さじ2
ごま油 小さじ1
おろしにんにく 少々
塩 少々
ハム 6枚
きんぴら(市販または残りもの) 120g
しらす干し 大さじ6
ご飯 茶碗3杯
◆作り方
【1】ほうれん草はゆでて水にとり、水けを絞ってざく切りにし、【A】で和える。
【2】ハムは半分に切って細切りにする。
【3】器にご飯を盛って【1】、【2】、きんぴら、しらす干しをのせる。
*食べるときによく混ぜて。大人はキムチやコチュジャンを加えても。
教えてくれたのは
飛石なぎささん
三児の母であり、個人でギャラリーも経営しており、その忙しい生活から生まれた、簡単で、パパッと作れて、子どもが喜ぶレシピが人気。
『ベビーブック』2011年6月号
副菜にぴったり!韓国料理の簡単おかず
【1】にんじんのごまナムル
細切りにしたにんじんをじっくりじっくり炒めて甘みを出します。ポイントはごま油と炒りごま。ひねりつぶして風味を立たせます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
にんじん 1本
塩 少々
ごま油 小さじ1
白炒りごま 小さじ1
◆作り方
【1】にんじんは皮をむいて、斜め薄切りにしてから細切りにする。
【2】フライパンにごま油を熱して【1】を2分ほど炒める。しんなりしたら塩をふって1分ほど炒め、ごまを指でひねりつぶして加え混ぜる。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
子どもも好きな韓国料理!チヂミ
【1】にんじんと玉ねぎとニラのチヂミ
生地がカリッと香ばしく、おやつ感覚で食べられる♪
◆材料
(直径26cmのフライパン1枚分)
にんじん 1本
玉ねぎ 1/4個
ニラ 3~4本
【生地】
卵 1個
小麦粉 60g
上新粉 40g
しょうゆ 大さじ1
水 60mg
ごま油 大さじ2~3
しょうゆ、酢 各大さじ1
◆作り方
【1】にんじんは細切りに、玉ねぎは薄切りにする。ニラは5cmに切る。
【2】【1】を生地の材料と混ぜる。
【3】フライパンにごま油大さじ3をひき、【2】を流しいれて全体に広げ、フタをして弱めの中火で3分ほどこんがりと焼く。フライパンよりひと回り小さいフタか皿を使って裏返し、鍋肌からごま油大さじ1~2を回し入れ、フタをせずにヘラで押さえつけながら3分ほどこんがりと焼く。食べやすく切って器に盛り、しょうゆと酢を混ぜたたれを添える。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理家。旬の素材を生かした簡単&おいしい&ヘルシーな家庭料理が人気。テレビや雑誌、講演会など幅広く活躍し、著書も多数。1男2女のパパでもあり、食育や食を通してのコミュニケーション活動にも力を入れている。
『めばえ』2019年3月号
【2】ふっくら海鮮チヂミ
外がカリッとして、食べるとサクッ!
◆材料
(直径8cm×3枚分)
【A】
米粉 100g
片栗粉 大さじ3
だし汁 120㏄
シーフードミックス 150g
春キャベツ 2枚
にんじん 小1/2本
ごま油 大さじ1
◆作り方
【1】キャベツはみじん切り、にんじんは細切りにし、シーフードミックスは水けを拭く。
【2】ボウルに【A】を入れて混ぜ、【1】を加えて混ぜる。
【3】フライパンにごま油を熱し、【2】を3等分してそれぞれ直径8cmぐらいに流し入れて焼く。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
旬の食材を使い、食べ合わせによる相乗効果を考えたレシピが人気。食育にも力を注ぐ。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。
『ベビーブック』2014年6月号
【3】豆腐とかにかまのふっくらチヂミ
チヂミに欠かせない野菜といったらニラ!外はカリっと、中はやわらかく焼き上げます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
木綿豆腐 1/2丁(150g)
にら 4本
かにかまぼこ 3本
【A】
卵 1個
小麦粉 大さじ3
片栗粉 大さじ2
塩 小さじ1/3
ごま油 大さじ2
◆作り方
【1】豆腐は4等分し、キッチンペーパーに1かけずつ包み、両手で軽くはさんで押さえ、水けを絞る。
【2】にらは1cm幅に切り、かにかまは長さを4等分してほぐす。
【3】ボウルに【1】、【2】を入れて混ぜ、【A】を加えてよく混ぜる。
【4】フライパンにごま油を中火で熱し、スプーンで【3】をすくって平らに広げ、両面を3分ずつ焼く。
*好みでしょうゆをつけて。大人はキムチを添えても。
教えてくれたのは
青木 恭子さん
小田真規子主宰のスタジオナッツ所属。2つの保育園に7年間栄養士として勤務。0歳児の離乳食~5歳児の給食とおやつ作りを担当。現在は、雑誌から商品パッケージ、WEBなどで活躍。
『ベビーブック』2012年8月号
【4】じゃがいもとコーンのチヂミ
粉の代わりにじゃがいもを代用。外はカリッ、中はもちもちのチヂミは、大人のおつまみにももってこい!
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
じゃがいも 4個
【A】
コーン(缶詰) 80g
万能ねぎ(小口切り) 2~3本分
塩 少々
【B】
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ1
白炒りごま 小さじ1/2
ごま油 大さじ1と1/2
◆作り方
【1】ボウルの上にざるをのせる。じゃがいもは皮をむいてすりおろし、ざるに広げてしばらくおく。ボウルにたまった水を捨て、ボウルの底に沈んだデンプンと水けをきったじゃがいもを混ぜる。【A】を加えてサッと混ぜる。
【2】フライパンにごま油大さじ1を熱し、【1】を広げて入れてこんがりと焼く。裏返して生地の周囲に残りのごま油を回し入れ、カリッと焼く。
【3】混ぜ合わせた【B】(たれ)を添える。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
話題の韓国鶏肉鍋
【1】タッカンマリ風鍋
今人気の韓国鶏鍋を手軽に作る!シンプルな昆布と塩味のスープは具材に染みわたりそれぞれの味を際立たせます。
◆材料
(大人2~3人分)
鶏スペアリブ 400g
じゃがいも 2個
長ねぎ 1本
エリンギ 3本
にんにく 1かけ
【A】
酒 大さじ2
昆布 10cm
水 4カップ
塩 小さじ1/2
春雨 60g
【B】
酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
にら 1/2束
辛子 適量
◆作り方
【1】じゃがいもは半分に切る。長ねぎはぶつ切りから半分に切る。エリンギは薄切りにする。にんにくは半分に切る。
【2】鍋に鶏肉、【A】、にんにくを入れて中火にかけ、煮立ったらアクを除き、弱火で20分煮る。昆布を取り出し、じ ゃがいもを入れて10分煮、塩とねぎ、エリンギを入れて2~3分煮る。
【3】大人は【B】に、にらの小口切りや辛子 を加えたタレで食べる。
◆ポイント
子ども用には、煮立ったら鍋の端で春雨を2~3分煮て取り出し、具 も取り出して細かく切り、 汁を注ぎ、しょうゆ少々をたらすのがおすすめ。
教えてくれたのは
藤井恵さん
簡単に作れて、栄養バランスがよく、おいしさのセンスが光るレシピが人気。藤井家の毎日のごはんを綴ったブログも参考になります。
『ベビーブック』2016年12月号