スモックは、幼稚園などで子どもが着用する服のことです。実用性はもちろん、子どもが喜んで着られるデザインのものを選んであげると、毎日をより楽しく過ごせるのでは? 選び方やアレンジの仕方を覚えて、お気に入りのスモックを準備しましょう。
目次
幼稚園スモックを購入する前に
入園の準備をするときに、スモックも一緒に購入しようと考えている人は多いと思います。しかし、焦って購入すると失敗の原因となります。どんな点に注意すればよいのでしょうか?
幼稚園の指定がないか確認する
幼稚園によっては、スモックの袖の長さや色が指定されていたり、デザインやサイズが決まっているケースがあります。中には、幼稚園で決められているメーカーのものを着用しなければならないこともあります。
そのため、何も知らずに購入すると、せっかくお気に入りのスモックを用意しても使えないことがあります。焦って購入するのではなく「園による指定はあるか」を確認してから購入しましょう。
入園前に実施される説明会で詳しく知らされることが多いため、説明会を待ってから購入すると安心です。
洗い替えも用意しよう
スモックは、服を汚れから守るために着用するアイテムなので、汚れることが多いものです。
クレヨンや絵の具が付いてしまうこともありますし、お弁当の食べこぼし跡が残ってしまうこともあります。
そのため、洗い替え用に2枚以上用意しておくと安心です。スモックの頑固な汚れを落とすには漬け置き洗いが必要なことも多く、翌日までに乾かないことも考えられます。
洗い替えがあれば、常に清潔なスモックを用意できるので便利です!
幼稚園スモックの選び方
たくさんの種類の中から、スモックを選び購入するには、どのような基準で選ぶとよいのでしょうか?スモック選びの代表的なポイントを紹介します。
着やすさ、着心地で選ぶ
まず大切なのは、「子どもが着やすいスモックを選ぶ」ことです。
幼稚園では先生のサポートを受けながら、基本的に子どもが自分で自分のことをします。スモックの脱ぎ着もそうです。そのため、年少さんでも自分で脱ぎ着できるタイプを選ぶことが大切です。
「かぶりタイプ」なら、頭からすっぽりかぶるだけなので、比較的簡単に着られるようになる子どもが多いでしょう。
中には登園してから帰りまで、1日中スモックを着ているという幼稚園もあります。長時間着るとなると、着心地にもこだわりたいですよね。この場合、「薄手の生地」のものを選ぶと動きやすく、子どもの負担になりにくいと思います。
少し大きめのサイズを選ぶ
制服や体操服の上から着るスモックは、「ゆったりしたサイズを選ぶのがベター」です。
普段の洋服と同じようにぴったりサイズを選んでしまうと、窮屈で着にくいだけでなく、動きにくくなってしまう可能性があります。
特に、胸まわりにゆとりがないスモックだと、腕を上げることもむずかしくなってしまうので注意が必要です。シーズンごとにサイズを見直して、常にゆったり着られるサイズを用意しましょう。
とはいえ、大きめサイズを選ぶと袖が長いことがあります。この場合は、袖口にゴムが入っているものを選ぶのがおすすめです。
ゴムがあれば、多少袖が長くても手首でとまってくれるので、袖口を汚すことも、手が隠れて遊びにくいといったことがありません。
季節に合わせた生地や袖丈を選ぶ
「季節に合わせて使い分ける」ことも、快適にスモックを着るために大切なことです。
夏はコットンなど薄手で通気性のよい生地を、冬はフリース地などの厚手で防寒対策にもつながる生地を選ぶのがおすすめです。
また、袖丈も長袖・半袖・ノースリーブがあるので、季節に合わせて用意しましょう。特に夏は、長袖だとスモックの中が蒸れて暑くなってしまうため、半袖やノースリーブを選ぶと通気性がよく、快適です。
シンプルデザインのおすすめ幼稚園スモック
幼稚園での活動中に着るスモックは、オーソドックスな形状のシンプルなデザインが扱いやすくおすすめです。子どもが着やすいのはもちろん、汚れたときの洗濯がしやすいメリットもあります。
KAK STYLE お洒落 スモック
綿100%で、汚れてもためらいなく洗えるスモックを探しているなら「KAK STYLE お洒落 スモック」が向いています。丈夫で着心地がよいので、初めてスモックを着る子どもでも着やすいでしょう。
中厚の生地で作られているため、「生地が厚すぎて動きにくい」ということもありません。丈夫で動きやすい、程よい生地感といえます。
また、少し余裕を持たせたサイズ感なので、洋服の上でもゆとりを持って着用できる点もポイントです。
オーソドックなギンガムチェック柄のシンプルなデザインは、年少から年長まで、好みが変わっても長く着られます。
なかよし みんなのスモック デニムスモック
無地のシンプルなスモックでも、ストレッチのきいたデニムなら、素材感がおしゃれな印象を演出してくれます。
幼稚園ではスモックをフックにかけて収納することが多くありますが、このデニムスモックなら首の後ろにブランドタグがあるため、フックにかけることも可能です。
両手首と首まわりの3カ所には、ゴムの取り出し口があります。伸びたり切れたりしたゴムを交換しながら使うこともできるため、長く使えるのもうれしいポイントです。
よつば洋品店オリジナル 長袖 スモック
ベーシックなデザインと豊富なカラー展開が魅力のスモックです。子どもの好きな色を選んであげれば、お気に入りの一着になることでしょう。
素材には綿とポリエステルの混合素材を使用しているため、機能性にも優れています。洗濯をしてもすぐに乾き、しわになりにくいのでアイロンをかける必要がありません。
また、水や汚れに強い撥水加工が施されているため、汚れにくいのもうれしい点です。洗い替え用に複数枚用意したいときにもおすすめです。
男の子向けのかっこいい幼稚園スモック
成長してくると、子どもでも服の好みが出てきます。お気に入りスモックであれば、子どもも喜んで着てくれます。
まずは、男の子が喜びそうなかっこいいスモックを紹介します。幼稚園へのモチベーションアップにもつながるかもしれませんよ。
渡嘉毛織 キッズスモック Dボーダー
安心の日本製で子ども用のアイテムを用意したいなら、「渡嘉毛織 キッズスモック Dボーダー」がぴったりです。
肌にやさしいこだわりの素材を使い、国内工場で丁寧に作られているため、丈夫なのもうれしいポイントといえます。
Dボーダーは青をベースに赤や白・水色などを配したボーダー柄です。他ではあまり見ない、シンプルでかっこいい柄なので、他の子とデザインがかぶらないデザインを用意したい場合にも最適です。
ニシキ キッズスモック ブルーチェック
トラッドスタイルを思わせるチェック柄が特徴のスモックで、ポケットにデザインされた車とガソリンスタンドのアップリケがポイントです。
男の子に好かれるモチーフを押さえつつ、大人っぽさも感じさせる色合いでまとめているため、長く着続けられるデザインでしょう。
通気性も肌触りもよい生地を使用しており、さらりと気持ちよく着られるスモックです。
COLORFUL CANDY STYLE スモック 超特急ドリームエクスプレス
電車好きの男の子にぴったりなのが、このスモックです。大好な電車がたくさんデザインされているスモックなら、自分で着る練習もスムーズにできるかもしれません。
幼い印象になりがちな電車柄ですが、裾や首まわりのネイビーラインが全体をスタイリッシュに引き締めます。
アイボリーが基調のスモッグですが、柄物なので汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
リトルマリー スモック カラフルライン ブルー
「リトルマリー スモック カラフルライン ブルー」は、カラフルで元気な印象の半袖スモックです。
胸元にデザインされている多色ボーダーのラインは、撥水加工が施され、汚れが付きにくい仕様になっています。
ポケットと襟元にさりげなく使われたギンガムチェック柄もポイントです。パッと目を引くデザインのスモックを探している人にぴったりです。
女の子向けのかわいい幼稚園スモック
幼稚園に入る頃になると、自分の服を自分で選びたがる女の子もいます。そのくらい自分の好みがはっきりしてくる年頃です。スモックも、好みのかわいいデザインのものを選ぶと喜んでもらえます。
Happy Cherry スモック ピンク
胸元にデザインされた大きなアップリケがかわいらしい「Happy Cherry スモック ピンク」は、デザインはもちろん、機能性にも優れています。
撥水性のある生地で作られているため汚れにくく、前身ごろにはナイロンの裏地付きなので、「お弁当やお茶をこぼしてしまった」というときでも中に着た洋服まで汚さずにすみます。
また、撥水部分以外のメイン生地は綿なので、肌触りがよいのも特徴です。
渡嘉毛織 オリジナル キッズスモック トリ
トリがデザインされた生地がカラフルで、インパクトのあるデザインのスモックは、動物好きの女の子にぴったりの一着です。
生地にも製法にもこだわった国内生産品で、着心地がよいのもポイントでしょう。触り心地がよいのはもちろん、動きやすさや脱ぎ着のしやすさにもこだわって作られている点は、国産ならではの高品質といえます。
幼稚園での収納に便利なフックかけが付いており、ループを改めて取り付ける必要がないのは、ママにとってもうれしいですね。
pkpohs スモック 洋ナシ・ピンク
デザインにこだわった生地のスモックを選びたいなら「pkpohs スモック 洋ナシ・ピンク」がおすすめです。北欧テイストの柄が、おしゃれな印象を与えます。
前身ごろは防水になっているため、水道の使い方がうまくない子どもでも、洋服を濡らさずに手洗いができます。
袖口にはゴムが入っており、腕まくりをして固定すれば袖口を汚さず、遊び盛りの子どもにぴったりの一着です。
よつば洋品店 小花柄ポケット半袖スモック
全体の生地が無地でシンプルながら、ポケットの小花柄がワンポイントになっているスモックです。夏にぴったりの半袖スモックで、生地にもさらりとした感触の麻がプラスされています。
原色ではっきりした色合いのスモックが多い中、淡い色合いのスモックは、逆に見分けやすいかもしれません。
手作りするならキットや手芸本を活用しよう
スモックは購入するのもよいですが、手作りすることもできます。手作りなら好きな生地を選んで作れるだけでなく、子どもの好みに合わせてアレンジも自由自在です。
型紙や作り方がセットになっているキットや手芸本も豊富に販売されているので、好みのものを探してトライしてみましょう。
サン・プランニング 入園準備 スモックと袋もの
型紙と作り方がセットになっているキットの場合、入園準備に必要なアイテムの型紙が一通り封入されています。
「サン・プランニング 入園準備 スモックと袋もの」では、スモックの他に、レッスンバッグ・お弁当袋・シューズ入れも作れる内容です。
初めて手作りをする人にも作りやすい型紙が入っているので、手順に沿って作れば完成します。動画サイトで作り方の紹介もあるため、映像を見ながら進めると、よりスムーズに作れるでしょう。
生地やゴムひもといった材料は入っていないので、お気に入りの生地や素材でハンドメイドが楽しめます。
新装版 いちばんよくわかる かんたんかわいい通園通学グッズ
タイトルにもある通り、手作り初心者にも分かりやすく丁寧に解説している手芸本です。
いきなりスモックを作り始めるのではなく、手作りに必要な物の用意の仕方から教えてくれます。ミシンのコツ・手縫いのコツも書いてあるため、手芸の基礎から始められるのです。
レッスンバッグやコップ袋などの袋類や、ティッシュケースといった小物類の作り方もあるため、園用品を一通り手作り可能です。本の最後には実物大の型紙も付属しています。
初心者から始めて、ステップアップしながら上達を目指せる1冊です。
幼稚園スモックをもっとおしゃれにアレンジ
個性を出したおしゃれなスモックを用意したいなら、アレンジするのもおすすめです。手作りよりもっと手軽に、オリジナルデザインのスモックが完成します。
市販のシンプルなスモックをアレンジするだけでも、子どもの好みに合うデザインが簡単に作れますよ。
そのまま貼るだけ ワッペン
手軽にアレンジするなら、ワッペンを貼る方法がおすすめです。アイロン接着タイプのワッペンなら、好きな場所にのせてアイロンをかけるだけで完成します。
ワッペンはデザインが豊富なので、子どもと一緒に選ぶのも楽しいでしょう。好きなモチーフやキャラクターのデザインはもちろん、名前の入ったワッペンなら、よりオリジナルのスモックに仕上がります。
スモックの色やデザインが決まっている幼稚園でも、ワッペンは自由ということもあります。ワッペンが目印にもなるため、子どもが一目で自分の物と分かるというメリットもあります。
オリジナルの1枚が作れる NUNO DECO TAPE
マスキングテープのような形の「NUNO DECO TAPE(ヌノデコテープ)」を使えば、切って貼るだけでオリジナルデザインのスモックが作れます。
テープを切って子どものイニシャルを入れたり、星やハートマークに切って貼ってみたり、裾部分にワンポイントのラインを入れてみたり、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。
好きな位置にテープを貼ったら、アイロンをあてるだけと作業も簡単なので、子どもと一緒にアレンジを楽しむのもよいでしょう。
インクがにじまないので、名前テープとして使ってもかわいく仕上がりますよ。
かわいらしさがアップ レース
シンプルなスモックをエレガントな雰囲気にアレンジしたいなら、レースがぴったりです。裾やポケットの端などに、好みのレースを付けてみましょう。
縫い付ける作業が苦手でも、裁縫用のボンドを使えば、工作の要領で簡単にレースを使ったアレンジが可能です。
ガーリーなデザインが好きな女の子に喜んでもらえるでしょう。
子どもが気に入る1枚を見つけよう
毎日、幼稚園で着るスモックは、子どもの好きなデザインやモチーフを使った、お気に入りのものを選ぶのがおすすめです。さらに着心地がよく、脱ぎ着がしやすいかどうかも、選ぶ上で重要なポイントとなります。
市販品から選ぶのはもちろん、手作りでオリジナルスモックを作ることも可能です。シンプルなスモックをワッペンやレースでアレンジしても素敵に仕上がります。
ただし、幼稚園によってはスモックに規定が設けられていることがあります。色やデザインが指定されているだけでなく、中には、園で一括購入している場合もあるので、事前にしっかりと確認してから用意するようにしましょう。
文・構成/HugKum編集部