STAY HOME中はいつも以上に転落や誤飲に注意!子どもの安全についてプロが指南【Safe Kids】

STAY HOME週間も安全に過ごすために

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、今年の大型連休は「STAY HOME週間」として、引き続き「お家にいる」ことが要請されています。

STAY HOME週間も、子どもの傷害予防対策は基本的にはいつもと同じですが、この時期特に留意したい点についてまとめましたので、ご覧ください。

https://safekidsjapan.org/project/stay-homestay-safe/

 

このシートの中の、特に重要な点についてお話しします。

SAFETY AT HOME 転落予防

お部屋の「密閉」状態を防ぐため、「換気をよくしましょう」「窓を開けましょう」ということが言われています。

参照:3つの「密」を避けるための手引き(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000622211.pdf

日頃は「空気清浄機を使用しているので窓はあまり開けない」という方も、今は窓を開ける機会が増えているのではないでしょうか。窓を開けることにより、子どもが窓やベランダから転落してしまう可能性が高まります。いつも以上に「窓の下に踏み台を置かない」「ベッドやソファの近くにある窓は開けない」といった対策、配慮が必要です。

イラスト:久保田 修康(Safe Kids Japan「子どもの傷害予防カレンダー 2020」より)

SAFETY AT HOME 飲み込み予防

お家の中の手すりやドアノブを消毒するときは、アルコールよりも次亜塩素酸ナトリウム液が有効であり、それは家庭にある塩素系漂白剤で作ることができます。

参照:新型コロナウイルス対策 身のまわりを清潔にしましょう(厚生労働省、経済産業省)

https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/0327_poster.pdf

この消毒液をペットボトルなど飲料の容器に入れると、子どもが飲み物と間違えて飲んでしまうことがあります。消毒液を飲料の容器には入れないことが基本ですが、やむを得ず入れる場合は、

・子どもから見えないところに保管する

・子どもが背伸びをしたり、踏み台を持ってきたりしても届かないところに保管する

・たとえ届いたとしても、補助の鍵を付けるなどして、扉や引き出しが開けられないようにする

といった対策を取る必要があります。

SAFETY AROUND CAR

外出自粛が言われていますが、食料品・医薬品の買い物など、外出が必要な場面は出てきます。「家族みんなで買い物に行くことは避けましょう」と言われていますので、家族のうち誰かひとりが出かける、という場合もあるでしょう。そのような場合、子どもが家族を追って外に出てくる、いつの間にか駐車場にいる、ということがあります。これは今の時期に限ったことではないですが、駐車場からクルマを出すときは、子ども全員が家の中にいることを確認してください。

また、だんだん気温が上がってきていますので、車内熱中症の予防も必要です。たとえ数分であっても、子どもを残してクルマから離れることのないようお願いします。

STAYING ACTIVE AND INJURY FREE

STAY HOME」が言われるようになって2ヶ月が経とうとしています。公園遊具も使用禁止になり、子ども達のストレスも増すばかりでしょう。たまには自転車に乗って出かけたり、ペダルなし二輪車に乗って遊んだりすることもあると思います。こちらも今の時期に限ったことではないですが、ヘルメットとプロテクターの着用、走行エリアの安全確認をお願いします。

イラスト:久保田 修康(Safe Kids Japan「子どもの傷害予防カレンダー 2020」より)

 

子どもの心のケアについては、国立成育医療研究センターから資料が出ていますので、参照してください。

参照:新型コロナウイルスと子どものストレスについて(国立成育医療研究センター)

http://www.ncchd.go.jp/news/2020/20200410.html

 

Safe Kids Japanとは

私たちSafe Kids Japanは、事故による子どもの傷害を予防することを目的として活動しているNPO法人です。20186月からこのHugKumで、子どもの傷害予防に関する記事を配信しています。基本的に毎月1回、季節や年中行事などに関連した内容の記事をお送りしたいと考えています。

さて、「事故による傷害」、「傷害予防」という言葉、あまり聞き慣れないかもしれません。私たちがなぜ「事故」ではなく「傷害」という言葉にこだわっているのか、について、少し説明させてください。

事故?傷害?その違いは?

「事故」という言葉を辞書で調べてみると、「思いがけなく起こった良くないできごと」とあります。英語で言うとaccidentですね。accidentは「意図しない不幸なできごと」という意味で、「避けることができない運命的なもの」という意味も含まれています。海外でもかつてはaccidentを使っていましたが、最近ではinjuryという言葉が使用されるようになりました。injuryは「ケガ」「負傷」という意味です。「事故」は科学的に分析し、きちんと対策すれば「予防することが可能」という考え方が一般的になり、「運命的な」という意味を含むaccidentではなく、injuryという言葉を使用することが勧められるようになったのです。今ではaccidentという言葉の使用を禁止している医学誌もあるくらいです。

そのinjuryに対応する日本語として、Safe Kids Japanでは「傷害」という言葉を使っています。よく「事故予防」と言われますね。もちろん事故そのものが起きないことがいちばんなのですが、たとえ事故が起きたとしても、(重大な)ケガはしないように備えよう、そんな思いも込めて、「傷害予防」と言っています。

NPO法人Safe Kids Japan

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