子どもから大人まで誰もが夢中になれるパズルは、家族で楽しい時間を共有できるのが魅力です。どんなパズルでも完成したときの達成感は共通ですが、種類や楽しみ方は多種多様です。ジグソーパズルなど、子どもでも遊べる代表的なパズルの特性とおすすめを紹介します。
パズルの楽しみ方
パズルと言えばジグソーパズルですが、それ以外にもたくさんの種類があります。形状やルール、対象年齢や難易度もさまざまですが、どんなパズルでも楽しみ方は3つの種類に分けられます。
飾って楽しめるパズル
組み上げると絵画やオブジェなどになるので、遊び終わった後は飾って楽しめます。時間をかけてこつこつと完成させるタイプが多く、達成感をより強く味わえます。
謎解きを楽しめるパズル
6歳以上を対象とした謎解き系パズルはひらめきが求められるタイプが多く、子どもだけでなく家族みんなで楽しめるパズルです。持ち運びしやすいコンパクトなタイプも多く、いつでもどこでも楽しめます。
楽しみながら学べるパズル
主に1~6歳を対象とした未就学児向けパズルは、さまざまな能力の発達を促します。トライ&エラーを繰り返すことで集中力や記憶力はもちろん、対象年齢や種類によって色彩判別・図形認識・空間認識力などを育みます。
パズルを解きながら文字や数などを学べる工夫がされたタイプもあるので、子どもの興味や覚えさせたい事柄を選べるのも特徴です。
パズルの種類
3種類の楽しみ方があるパズルですが、楽しみ方が同じでも種類はさまざまです。子どもが遊べるパズルは、種類で分類すると主に4タイプに分けられます。それぞれで難易度を選べるので、子どもの年齢に合わせて選びましょう。
ジグソーパズル
ピースのサイズや数によって難易度を選べるので、2歳ころから大人まで楽しめるパズルです。大人が楽しめるジグソーパズルの多くは対象年齢6歳ころに設定されており、小学生になればピースの小さいジグソーパズルにも取り組めます。
パズルの中でも根気強く時間を掛けて取り組むタイプのパズルなので、集中力や忍耐力を養えます。子どもが好きなキャラクターなど興味に合わせて絵柄を選べるので、飽きっぽい子どもでも取り組みやすいです。飾って楽しめるタイプはもちろん、知育タイプや謎解きタイプもあり種類が豊富です。
立体パズル
6歳以上が対象の立体パズルは謎解き系のパズルが多く、頭の柔らかさが求められるので子どもから大人まで楽しめます。未就学児向けのタイプは空間認識能力などを育む知育系パズルです。
ジグソーパズルやシルエットパズルにも立体タイプがあります。それ以外にも知恵の輪・ルービックキューブなどが代表的です。
シルエットパズル
さまざまな形のピースを使って特定の枠や形に収まるように組み立てるパズルです。正方形を切り分けたピースで遊ぶタングラムなどが有名です。使うピースの数や指定されたシルエットによって、難易度は大きく変わります。
はめ込みパズル
指定の枠に合わせてピースをはめ込んで遊ぶパズルです。平面の形を合わせるもの以外にも、ピースが立体のタイプや、ピースを組み合わせて指定の形にするタイプなど、複雑さが増すほど難易度は上がります。
知育系パズルが多く、簡単なタイプであれば1歳ころから遊べます。地図や文字をかたどったタイプなど、図形認識力に加えさまざまな能力を育めます。
おすすめのパズル9選
パズルの楽しみ方、種類に着目しおすすめのパズルを紹介します。対象年齢もそれぞれで異なるので、子どもに合わせて選びましょう。
すみっコぐらし ひらがな 46ピース – アポロ社
人気キャラクターすみっコぐらしのジグソーパズルです。ピースにはひらがなが印字されており、あいうえお順に並べればパズルも完成する仕組みなので、楽しみながら50音を学べます。成長に応じて、ピースのひらがなを組み合わせて言葉や文章を作る練習にも使えます。
対象年齢は5歳から。
ディズニー オールスター ステンドグラス〈ピュアホワイト〉ぎゅっと266ピース – テンヨー
ディズニーの人気キャラクターが勢揃いした、ジグソータイプの完成品を飾れるパズルです。ピースに特殊樹脂を使用しており、ステンドグラスそっくりの抜群の発色が魅力です。紙製よりも硬いためピース同士のフィット感も抜群で、仕上がりも美しくなります。
ピースサイズが通常よりも小さめなので、コンパクトなサイズながらたっぷり楽しめます。対象年齢は6歳から。
恐竜大きさくらべ ワイド352ピース – ビバリー
ジグソータイプの完成品を飾れるパズルです。40種類の恐竜がリアルに描かれたジグソーパズルで、恐竜ごとの大きさを比べられます。空や恐竜の柄など同系色のピースも多いのでやり応えも十分です。
組んで楽しい、飾って学べる小学校入学祝いなどにもぴったりのジグソーパズルです。対象年齢は6歳から。
クリスタルパズル テディベア・ブラック – ビバリー
立体タイプの完成品を飾れるパズルです。ピースを組み立てるとクリスタルオブジェのような立体のクマを作れます。インテリアとしても飾れ、ピースが透明なので太陽光が当たるときらきらと輝くので綺麗です。
別売りのクリスタルパズル専用のディスプレイ用ライトを使うと、より幻想的な雰囲気で飾れます。簡単にバラバラにして繰り返し遊べるパズルです。対象年齢は7歳から。
ロンポス101 – ハラプレックス
立体タイプの謎解きパズルです。色や形が異なる球状のピースを穴にはめ込んで遊びます。101個の難易度別の問題が用意されており、平面と立体両方で楽しめます。
難易度の幅広さゆえに、子どもから大人まで家族みんなで遊べるパズルです。対象年齢は8歳から
ルービックキューブmini – メガハウス
立体タイプの謎解きパズルで、一度は遊んだことのあるママパパも多いのではないでしょうか。各面3×3の正方形からなる立方体で、全ての面を同じ色で合わせるパズルです。大人でも難しいパズルで、理論的な思考力が必要です。
ルービックキューブminiは通常タイプよりも小さくキーホルダーにもなるので、いつでもどこでも楽しめます。対象年齢は6歳から。
明治ミルクチョコレートパズル – ハナヤマ
シルエットタイプの謎解きパズルです。明治の板チョコを模したパズルで、長方形の枠の中に12片のピースを隙間を作らず戻せれば完成です。
頭の柔らかさが求められる大人も楽しめるパズルです。対象年齢は6歳から。
NEWたんぐらむ – くもん出版
シルエットタイプの知育パズルです。タングラムは大人でも楽しめるシルエットパズルですが、子どもでも取り組みやすいように難易度別に20種類のガイドボードが付属しています。
遊びながら図形感覚や考える力を育むことができます。対象年齢は3歳から。
ドラえもん はじめてのかたちあわせゲーム – エポック
はめ込みタイプの知育パズルです。4種類の図形を型にはめ込むパズルで、制限時間内に完成させないとブロックがバラバラに崩れる仕掛け付き。
2つのピースを組み合わせて1つの図形を作るブロックを使えば、シルエットパズルの要素も加わり難易度が上がります。対象年齢は3歳から。
子どもの興味に合わせてパズルを楽しもう
知育系パズルで育める能力がそれぞれで異なるように、パズルで求められる能力は個々で異なります。6歳以上対象のパズルでも難易度によっては大人が解けない場合もあり、対象年齢はあくまで目安です。お子さんの興味や能力に合わせて楽しみ方やパズルの種類を選んであげましょう。
文・構成/HugKum編集部