【保活】保育園の見学は必要?当日の流れや見るべきポイントなどを徹底紹介!

働くママ・パパにとって、最初のハードルが保活。保活には、保育園の見学も含まれます。保育園は、認可や認可外、認定こども園など種類も園の方針も様々。保育園は子どもが長く過ごす場所、しっかりと事前に見学ができると安心ですよね。そんな保育園見学の流れやチェックポイント、どんな準備をしていけばよいかなどをまとめました。保育園見学の参考にしてください。

保育園の事前見学は必要?

保育園を選ぶために、事前見学は必要なのかどうか、1歳から3歳までの子を持つママ・パパたち119人に聞いてみました。

Q.保育園選びの際に、事前に見学が必要だと思いますか?

保育園選びの際に、事前に見学が必要だと思いますか?

 

アンケートの結果、82.4%の人が事前の見学は必要という回答に。やはり、子どもがどんなところで過ごすのかは気になる人がほとんどですね。続けて、「必要だと思う」「必要ないと思う」のそれぞれの理由も聞いてみました。

必要だと思う

「HPをみるだけは 雰囲気などがわからないため」 (30代・兵庫県・子ども1人)
「行ってみないと雰囲気が分からないし、保育士や園児の様子は園によってだいぶ違うと思うから」 (30代・茨城県・子ども2人)
「雰囲気が分かる。子ども達が怪我をしないように、どのような対策がされているかを確かめる事ができる」 (30代・石川県・子ども2人)
「子どもの命を預ける場所だから」 (30代・神奈川県・子ども1人)

必要ないと思う

「見学してもよくわからない」 (30代・奈良県・子ども2人)
「面倒だから 」(30代・大阪府・子ども4人)

見学は何件くらい行くべき?

保育園の見学は何件くらい行くものなのでしょう?見学した件数についてもママ・パパにリサーチしてみました。

Q.保育園の見学は何件行きましたか?

保育園選びの際に、保育園の見学は何件行きましたか?

見学件数は、1~3件で80%以上を占めています。中でも1件という回答が最も多く、候補を絞って見学に行ったという人が多そうです。4~6件と回答した人は、認可保育園の倍率が高く激戦エリアのため、いくつか希望を出すために結果的それほどの見学件数になったという声も聞こえてきます。

1件

「最初に見学した園の雰囲気がとても良くて気に入ったので」 (30代・東京都・子ども1人)
「そこしか選択肢がなかった」 (30代・愛知県・子ども1人)

2件~3件

「近場の保育園に預けたいと考えていたので、家から近い保育園2箇所を見学しました」 (30代・熊本県・子ども3人)
「あまり多くの場所へ行くと迷ってしまうから。 もともと数ヶ所に絞っており、この中から家族と決めた」 (30代・茨城県・子ども2人)

4件~6件

「比較して見たかったし、 倍率が高くて希望が通らない園もいくつかあるので」 (30代・神奈川県・子ども2人)
「近くの保育園にほぼ見学に行ったら、そのくらいの件数になったから」 (30代・東京都・子ども1人)
「家の近くや職場の通勤経路沿いにある所は全て見て決めたかったから 」(30代・茨城県・子ども2人)

7件以上

「発達障害のある子どものため、受け入れができるのかや配慮をしてもらえるかなどの確認のため 」(30代・茨城県・子ども1人)

見学でみるべきポイントと質問リスト

いざ、保育園の見学に行く際に見るべきポイントを整理しましょう。せっかく見学時間を取ってくれているので、必ずチェックしたいところや確認したいところは事前にメモなどして、忘れないようにしておきましょう。

見学でみるべきポイント

①  先生と園児の様子を見る

まず一番にチェックしたいのは、先生と園児のやり取りや遊び方を見たいですね。子どもたちがはつらつと遊んでいるか、どんな遊び方をしているかを見れば、入園してからの想像もつきやすいもの。つい、入園時の0〜1歳児のところだけを気にしがちですが、長く生活するものなので、上の子のクラスも見せてもらえるといいですね。

園庭の広さや遊具やプール、また教室内の遊具や絵本などがどのくらいあるかも見られるとベター。

② 設備の清潔さ

教室や外回りがきれいに整理されているか、掃除が行き届いているかもチェックしたいポイント。職員数が足りているかの目安にもなります。

また、見落としがちなのが水回り。清潔に保たれているか、また園児に対して数が少なすぎないかなどは見ておきたいもの。トイレまで見ておけると安心。トイレトレーニングをすることも多いので、広さが確保されているか、きちんと幼児用の便器になっているかも見られると安心。

見学で確認したい質問リスト

ウェブサイトなどに出ていない情報はしっかり確認しましょう。例えば、

・給食は園で手作りなのか、仕出しのお弁当なのかや、おやつの時間にどんなものを食べるのか(意外と大きな点なのでしっかりチェック!)また、アレルギーがある場合はどのように対応してくれるのかも必須。
・保育時間を延長することができるのか
・感染症にかかった場合の対応や、発熱などでの欠席・呼び出しの基準
・保護者が参加する行事がどのくらいあるのか
・家庭で用意するべきもの(シーツやお布団など)
・入園の基準や、入園できる確率など(無認可の場合には独自の基準があるのでしっかり確認)
・保育参観やネットワークカメラなど、日々の保育を見られる場があるかどうか

以上のような点がマストで確認したい部分です。他にも園によって、モンテッソーリなど独自の保育をしていることもあるので、どんな内容なのか聞いておくのもいいですね。

見学までの流れ

保育園の見学をしたいと思った場合に、どんな流れで見学するのでしょう?事前にイメージしておけると安心です。

① まずは見学できるか確認を

園によって、合同の説明会を開いていたり、その都度見学を受け付けていたりとさまざま。申し込みが先着順の場合もあるので、なるべく早めに確認をしておきましょう。また、0歳児保育を希望している場合には、出産前に確認する人も。ただし、見学は産後にという保育園も多いので要確認。

②  予約の電話をする

見学できるかの確認もそうですが、電話での連絡は時間に注意。登園時や昼食時間は忙しい時間なので、午前中なら10時〜11時頃、午後であれば、お昼寝の時間の14時〜15時がオススメ。「今、大丈夫ですか?」と最初にお伺いするのがベストです。

また、予約はWEBやメールで受け付けているという場合もあるので、きちんと見ずに電話をしてしまうことのないように、事前にしっかりチェックしましょう。

見学の時期はいつ?おすすめの時間帯は?

保育園の見学に行くべき時期はいつ頃なのでしょう?きちんと知っていると後々の結果に違いが出てくることも。また、見学する時間帯について、ベストなタイミングはいつなのでしょうか。

見学に行く時期

4月入園の場合、見学に行く時期は、遅くとも10月までに。というのも、認可保育園の申し込みが10月頃から始まることが多いので、それまでには比較しておきたいですよね。入園時期で忙しい期間が過ぎた4月下旬〜夏頃に行くのがオススメです。さらに、認可外保育園などの場合、申し込みが先着順の場合もあるので、見学に行く余裕ができたら、早めに園に確認をした方がいいですね。

そして、0歳児での入園や、産後すぐが申し込みという場合には、出産前に行った方がいい場合も。その際には、産前だけれどもOKか確認を。

見学する時間帯

見学する時間帯は、保育園から指定されることが多いのでできるかぎり合わせましょう。また、ある程度選べる場合には、午前中の昼食前に行くと、子ども達の活動がよく分かるのでオススメです。逆に、施設をよく見せてもらいたい、先生に詳しく質問をしたいと行った場合には、お昼寝の時間に行くのもありです。

見学は誰と?当日の持ち物や服装は?

見学の日は、どんな形になるのか分からないので、服装や持ち物に悩みますよね。ポイントを押さえておきましょう。

当日の服装

見学をさせてもらうので失礼のないような格好がベスト。とはいえ、いろいろと回って見せていただいたり、子どもも一緒に行くことを考えて、パンツスタイルなどの動きやすい服装で行きましょう。

持ち物

子どもを連れて行く場合は、ベビーカー置き場に余裕がない場合もあるのでできるだけ抱っこ紐で行きましょう。また、説明書や申込書などの書類をもらうことも考えて、A4サイズのバッグやサブバッグがあると安心です。

見学は誰と行く?

見学に子どもは基本的に一緒に行きますが、仕事の調整が可能であればママとパパが一緒に行きたいもの。園での方針に家族で納得できるのは外せないポイントですよね。また、子育ての先輩でもある祖母と一緒に行くと、ママだけでは気づかない点をフォローできるかも。でも、狭い園の場合は、保護者1人でとお願いされる場合もあるかもしれないので、事前に人数を確認するのがオススメです。

【初めての保育園】慣らし保育の目的や期間は? よくある悩みの対処方法も紹介
慣らし保育とは 慣らし保育とは「本格的な保育が始まる前の短時間保育」のことです。なぜこのような時間が必要なのでしょうか?具体的に見ていきま...

保育園見学のメリット【ママパパの体験談】

実際に保育園の見学に行ったママ・パパに、どんなことを感じたか、どんなメリットがあったかを教えてもらいました。

『雰囲気がわかり安心できた』

長い時間を過ごす場所になるので、園の雰囲気が合うかどうかも重要なポイント。実際に先生と話すことで安心感を持てたという声も多いようです。

「保育園の先生や、保育園の雰囲気がわかって良かった」(30代・兵庫県・子ども2人)
「安心して預けられるという信頼が生まれた 」(30代・神奈川県・子ども1人)
「子どもファースト意見が多数聞けて良かったです」 (40代・千葉県・子ども1人)

『イメージがしっかり持てるようになる』

園での過ごし方はウェブサイトなどではなかなか想像しにくいもの。実際に見学に行くことで、園での生活のイメージが分かるのは大きいですよね。

「園の中が見れて先生から説明が聞けて、子どもを通わせるイメージがわいた」 (30代・茨城県・子ども2人)
「HPでは雰囲気がよくても、施設がボロボロで子どもが放置されている園もあったので見学は必要だと感じた」 (30代・兵庫県・子ども1人)
「HPには載っていない場所を見学できたり、実際に子どもの様子も見ることができた」 (30代・東京都・子ども1人)

『園による違いやを知れたり、分からないことを質問できる』

園によって方針はさまざま。特に認可外の保育園や私立の保育園では独自の方針を打ち出していることも。ウェブサイトなどでは見えてこない情報が分かるほか、保育園選びで分からないことも質問できて、保活に活かせます。

「違いがわかったことと、制度や仕組みについても質問でき、保育園選びにとてもためになった 」(30代・宮城県・子ども1人)
無認可保育園ってどんなところ? 認可保育園との違いをチェック
通称「無認可保育園」には、認可保育園にはないメリットがあります。よりよい保育園を選びたいと考えるのであれば、無認可保育園も選択肢に入...

できるだけ行きたい保育園見学は万全の態勢で

保育園は子どもが朝から夕方(場合によっては夜)まで、長く過ごす場所。あとになって、こんなはずじゃなかったなんていうことのないよう、納得できる保育園選びをしたいですよね。そのためには、情報収集をしっかりして、チェックポイントをまとめ、万全の態勢で臨んでください。良い保育園に出会えるといいですね。

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事