予定日が近づき、待ちに待った赤ちゃんとの生活に心踊らせているママ・パパも多いですよね。赤ちゃんとの生活は初めての連続。そんな中でも、ドキドキするのがお風呂に入れることなのでは。新生児期から毎日欠かすことができないだけに、お風呂の入れ方・注意点を予習しておくと安心なはず。ママ・パパの体験談とともにご紹介します。
目次
新生児のお風呂はいつから?
早く一緒にお風呂に入りたいと思うママ・パパも多いと思いますが、誕生したばかりの赤ちゃんがお風呂に入れるのはいつ頃なのでしょう。
生後28日目までは沐浴を
新生児期の赤ちゃんの肌はデリケートで、まだ抵抗力が弱いもの。そのため、大人と同じ湯船での入浴は避け、ベビーバスなど赤ちゃん専用のお風呂で沐浴をし、汗や汚れなどを洗い落とします。
お風呂デビューはいつ頃?
1ヶ月検診で特に問題なければ、ママ・パパと一緒に入浴してOK。ただ、1人でお風呂に入れなければいけない時や、首がすわってないので不安なんていう場合にはベビーバスで洗ってあげても大丈夫。赤ちゃんとママ・パパが安心できる方法で入浴させてあげましょう。
新生児のお風呂(沐浴)に必要もの・事前準備
新生児のお風呂、特に沐浴に必要なものを準備しましょう。退院してきた日にも沐浴はするものなので、出産前に買い揃えておく必要があります。
沐浴に必要なもの
ベビーバス
赤ちゃんを清潔に洗ってあげられように専用のお風呂を用意しましょう。
ガーゼ
沐浴中に体が冷えないように体にかけてあげます。
ベビーソープ
沐浴剤でもOK。必ず赤ちゃん用のものを選びましょう。
温度計
温度調整は難しいので、赤ちゃんのお風呂用の温度計があると便利。
スポンジや海綿(ガーゼも可)
赤ちゃん柔らかい肌を洗える優しいものを選びましょう。
お湯の温度はどれくらい?
赤ちゃんの沐浴の温度は、38度前後がちょうどいい湯加減。大人だと少しぬるいかな?くらいの温度ですね。お湯に浮かべるだけで適温が測れる温度計を用意すると安心です。
新生児の洗い方、お風呂(沐浴)で注意すること
まだ体がふにゃふにゃで首のすわっていない赤ちゃんを洗うのはドキドキですよね。病院で沐浴の練習をする時に、心配なことはなるべく聞いておけると安心です。
洗い方のポイント1:最初は仰向けで洗う
まずは、赤ちゃんをお湯に入れる前に、胸からお腹にかけてガーゼをかけます。いきなりお湯がかかるとびっくりするので、ガーゼの上から優しくお湯をかけてあげて。入浴中の冷え防止にもなります。
利き手と反対の手で、赤ちゃんの首が腕に乗るように抱え、仰向けの状態でつま先から下半身、胴体の順にゆっくりとお湯につけます。赤ちゃんの体がお湯につかったら、手のひらで赤ちゃんの首と頭をしっかり支え、親指と中指で左右の耳を軽く折ってふさぎましょう。ガーゼなどにお湯を含ませ、優しく赤ちゃんの顔を拭いていきます。脇や股、首回りや握っている手の間も優しくしっかり拭き取ってあげましょう。頭も、軽く絞ったガーゼで拭き取るように流します。
洗い方のポイント2:おしり・背中を洗う
今度は、おしりと背中を洗います。赤ちゃんの脇の下に腕を入れるようにし、うつ伏せの姿勢に。背中とおしりを優しく洗い流してあげます。赤ちゃんの顔がお湯に浸からないように、腕でしっかり状態を軽く起こすように支えてあげるのがポイントです。
沐浴は毎日同じ時間帯に
赤ちゃんに生活のリズムをつけるためにも、沐浴はできる限り同じ時間帯にするのがベスト。食後は避けて、また暗くなってからだと冷えてしまうこともあるので、15時から18時頃までが落ち着いて入浴できるはず。
上がったあとのケアも忘れずに
沐浴が終わったら、着替える前に全身のケアを手早くしっかりと。へその緒が取れておへそ周りが乾くまでは、おへそのお手入れが必要です。水分を軽く拭き取り、へその緒の周りを綿棒で優しく撫でて、たまった汚れを取りましょう。へその緒が完全に取れるまでは消毒してガーゼで保護します。
また、沐浴後は水分を含んでケアがしやすい状態なので、鼻や耳に汚れがたまっているようなら、綿棒で優しく汚れを取ってあげましょう。さらに、赤ちゃんの肌は薄くとてもデリケート。保湿ケアも欠かさないようにしましょう。全身を軽くマッサージするように保湿剤を塗ってあげると赤ちゃんも気持ちいいはず。
赤ちゃんにとって沐浴後は体力を使い、喉が渇くため、着替えが終わったら授乳をして水分補給してあげましょう。
初めての沐浴はどうだった?【ママパパ体験談】
初めての沐浴はやることもたくさんで緊張しますよね。ママ・パパは初めての沐浴にどんなことを思ったのか聞いてみました。
『とにかく怖かった』
まだ首がすわっていない赤ちゃんは、体も柔らかく、落としてしまいそうで怖かったという声が多数。ツルツル滑ってしまうし、でもきちんときれいにしてあげないとと必死ですよね。
『緊張した』
同じように、落としてしまいそうで緊張したという声も。また、お湯が耳や目に入ってしまわないかが気になったり、おへそをどこまでしっかり洗えばいいのかなど、緊張しっぱなしというママ・パパも多かったよう。
『大変だった』
病院で何度か練習をしていても、いざ家でやるとベビーバスにも慣れていないのでとにかく大変だったという声もたくさん。特に1人で入れる場合にはやることも多さらに大変ですよね。
『気持ちよさそうにしてくれて嬉しかった』
ドキドキしながらも温かいお湯をかけてあげると気持ちよさそうに目を細めてくれる姿にほっこりしたママ・パパが多いよう。嬉しそうな顔に思わずキュンとしてしまいますよね。
ママパパに人気の新生児のお風呂グッズ 5選
大変な新生児のお風呂タイムをなるべくラクにしてくれるオススメのお風呂グッズをリサーチ。みんなが使っているものなら安心できるはず。
リッチェル ふかふかベビーバス
空気を入れて使うふかふかクッションのベビーバスは、柔らかい赤ちゃんの体がお風呂に当たって痛くないか気になるママ・パパの不安を解消。縁はしっかりしているので、洗う時に腕をのせてもつぶれにくく安心です。背中にぴったりフィットする背もたれは、程よい傾斜で赤ちゃんの姿勢をキープ。また、赤ちゃんをしっかりキャッチしてくれるストッパーが赤ちゃんのずり落ちを防いでくれます。新生児から3ヶ月頃まで使えます。
ストッケ フレキシバス
国際的なデザイン賞を受賞したストッケのフレキシバスは、簡単に折りたためて省スペース。生後すぐから4歳頃まで長く使えるベビーバスです。持ち運びが簡単なので、帰省したときや旅行先でも使えて便利。内側には、赤ちゃんの沐浴に最適な水量が印字してあるので、万が一の時にも赤ちゃんが溺れる心配がなく、安心して使えるのもポイント。
スキナベーブ
沐浴剤のスキナベーブ は、油分を抑えてすべりにくいので、生まれたばかりの赤ちゃんから安心して使えます。使い方はベビーバスに入れて、その中で赤ちゃんを洗うだけ。石けんを使わなくてもきれいになり、すすぎや上がり湯の必要がないので、まだ慣れない新生児期の赤ちゃんのお風呂にぴったり。また、肌の乾燥やあせもなどを防ぎケアしてくれるのもうれしいところ。
ピジョン ベビー全身泡ソープ
生まれたばかりの赤ちゃんの肌を包む、胎脂に近い保湿成分を配合したベビーソープ。赤ちゃんの肌に合わせた弱酸性。やさしく甘いベビーフラワーの香りが、楽しいお風呂タイムを心地よく包みます。片手で使えるので、赤ちゃんを抱っこしながらも安心。
アラウベビー 泡全身ボディソープ
赤ちゃんの頭・髪から足先まで全身洗える泡の全身ソープ。きめ細やかでなめらかな泡は、泡切れよくさっぱりと洗い上げ、すべすべの肌に。保湿効果のある植物エキスが配合されています。
リラックスして沐浴を楽しんで
最初は赤ちゃんを落とさないかとドキドキする沐浴ですが、お風呂タイムが好きな赤ちゃんはたくさん。ママ・パパはリラックスして、のんびり楽しい親子の時間を楽しんでくださいね。
文・構成/HugKum編集部