離乳食の牛乳はいつから?アレルギー対応、簡単スープレシピを離乳食インストラクターが解説!

こんにちは。離乳食イントラクターの中田馨です。離乳食で色々な食べ物を食べられるようになってくると、「そろそろ牛乳もいいのかな?」と思いますね。私たち大人にとって身近にある飲み物が「牛乳」ですが、赤ちゃんはいつから飲めるようになるでしょうか? 今日は、離乳食の牛乳の進め方や与えるときのルールなどをお話します。

離乳食に牛乳はいつから使っていいの?

離乳食中期から。必ず調理して使いましょう

離乳食に牛乳を使い始めるのは離乳食中期から。ただ離乳食後期までは、「牛乳は調理として使う」というのがルールです。

飲み物として与えるのは離乳食完了期からです。

初めてあげるときの注意点

アレルギーに注意する

牛乳を代表とする乳製品はアレルギー表示義務7品目にも含まれていますので、他の食材よりも注意深く進めましょう。

※アレルギー表示義務7品目とは
消費者庁が指定するアレルギー発症の原因になりやすい物質のこと。重篤度・症例数の多い 7 品目(鶏卵、乳、小麦、落花生、ソバ、カニ、エビ)については内閣府令で表示を義務付けしています。

プレーンヨーグルトから始めてみる

まずは、タンパク質の分子が小さいヨーグルトから始めてみましょう。ヨーグルトは砂糖の入っていないプレーンヨーグルトを使いましょう。

少量からスタート

他の食材もそうですが、牛乳(乳製品)も少量からスタートしましょう。目安は小さじ1からです。赤ちゃんの体調を見ながら少しずつ量を増やしていきましょう。

加熱する

大人はそのまま飲めますが、赤ちゃんには加熱して与えます。

牛乳アレルギーが疑われる症状と対応策

じんましんなどの症状が出た場合は、写真を撮って病院へ

先にもお話したように、乳製品はアレルギー表示義務7品目のひとつです。乳製品のアレルギーは加熱しても発酵させてもアレルゲン性がほとんど変わらないのが特徴です。乳製品アレルギーは、0歳児の時に、卵に次いで2番目に多く、1歳児では3番目に多いアレルギーでもあります。

離乳食に牛乳や乳製品を使うと、赤ちゃんの体調に異変がある。そんな場合は病院に行ってください。体調に異変とは、

・身体にぽつぽつとじんましんが出る
・下痢、嘔吐する
・息苦しそうにしている

このような場合は、病院へ行きましょう。じんましんは、病院についたら治まっていることもあるので、写真を撮って医師に見せると診察がスムーズです。アレルギーの疑いがある場合は、自己判断せずに医師の指示に従いながら離乳食を進めましょう。

乳糖不耐症にも注意が必要

また、牛乳を食べる(飲む)ことで、下痢を起こす「乳糖不耐症」があります。これはアレルギーではありませんが、こちらも医師の指示に従って進めていきましょう。

牛乳のあたため方と飲ませ方

耐熱の器で電子レンジであたためてOK

1歳になり、飲み物として牛乳を与えるときに牛乳を温めますが、タンパク質がこびりつき、温めた後のお鍋を洗うのにはひと苦労します。そんな時は、電子レンジを使ってもOKです。電子レンジを使うときは、耐熱の器を使ってください。

水分ではなく栄養源と考え、与える時間を決めて

牛乳は、手軽に使える食材のひとつですが、飲み物として飲みすぎるとお腹がいっぱいになって食欲がなくなります。1歳過ぎてから水分補給として牛乳を与えるのではなく、おやつ時や離乳食を食べた後など飲む時間を決めましょう。

離乳食で使える牛乳スープのレシピを教えて!

牛乳で作った和風のスープを紹介します。レシピは離乳食後期ですが、食材をみじん切りにすれば中期から食べられます。

かぼちゃのトロトロミルクスープ

<材料>

かぼちゃ 10g
にんじん 5g
玉ねぎ 10g
オクラ 1本
牛乳 50ml
かつお昆布だし 100ml
味噌 0.5g

<作り方>

・オクラは縦半分に切って、種を取ってみじん切りに
・かぼちゃ、にんじん、玉ねぎは5㎜角切り

1.かつお昆布だしで、かぼちゃ、にんじん、玉ねぎを煮る

2.1がやわらかくなったら、オクラを加えて煮る。

3.煮汁が半分になったら、牛乳と味噌を加えてひと煮立ち

離乳食の牛乳に関する体験談

HugKum編集部では、12歳のお子さんがいるママやパパを対象に、離乳食の牛乳に関するアンケートを実施しました。まずは、お子さんが牛乳を口にした様子についてお聞きしました。

Q.離乳食でお子様は牛乳を好んで(嫌がらずに)口にしてくれましたか?

半数を超えるお子さんが牛乳を好んで口にしています。75%を超えるお子さんが口にできているので、牛乳はお子さんに人気の高い食材と言えそうです。
パパママの実際の体験談もご紹介します。

ママパパの体験談

「ホワイトソースにして出すと牛乳感は薄れますがよく食べていました。野菜と出汁、みそを入れてミルクスープにしたりと加熱が必要な時期は工夫していました。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「朝食にパンと一緒にあげることが多い。口がパサつくので牛乳が丁度良いのかも」(30代・福島県・子ども2人)
「シチューと混ぜたり色々試した 混ぜたり匂いを消すような調理方法だと大丈夫だったけど、飲むのは臭そうにしていた」(20代・茨城県・子ども2人)
「シチューのように、野菜やお肉を煮込んだものに加えたものを好んで食べてくれました。 (30代・広島県・子ども4人)
「温めた牛乳を数回与えてみたが、一口飲んで嫌がってしまい、飲まなかった。」(30代・神奈川県・子ども1人)
「中身が見えないコップに入れたら飲むようになった」(30代・岐阜県・子ども2人)

シチューにしたり、ホワイトソースとして使用すると人気が高いようですね。パン食にも合わせたり、味噌汁に加えるというアイデアも。

普段の離乳食に牛乳を取り入れ、離乳食のバリエーションを広げてくださいね!

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

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