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子どもはなぜママが大好き? わが子の「ママ大好き」が心配なママも
生まれる前から誰よりもそばにいるママ。赤ちゃんはそんなママのことを五感が発達する生後4ヶ月頃から認識します。そして、授乳や抱っこなどの日々のスキンシップを通して、特別な愛情や安心感を寄せるようになるのです。
「ママ大好き」が気にかかることも
大きくなって言語が発達すると、「ママ大好き」とその愛情を言葉で表現してくれることも多くなるのではないでしょうか。うれしい一方で、「叱ったあと」「不安そうなとき」などのネガティブなシーンや、「どうして今?」と不思議に感じるような不自然なシーンで発され、心配になることもあるかもしれません。
どんなときに言われる? みんなの「ママ大好き」エピソードをリサーチ!
では、世の中ママさんたちは実際にはどんなシーンでお子さんたちから「ママ大好き」と言われ、どんな気分になるのでしょうか? HugKum編集部では、お子さんたちの「ママ大好き」エピソードをアンケートリサーチしました。
Q.子どもの「ママ大好き」はどんなとき?
まずは、お子さんが「ママ大好き」と言ってくれるタイミングをリサーチ。
アンケートに寄せられた回答のなかには、「毎日●●のときに」と日課のように言ってくれるパターンが多い印象でした。その他にも「夕飯がカレーのとき」といったご機嫌なエピソードや、「怒られたあと」などママは複雑になってしまうようなエピソードも寄せられています。
『毎日言ってくれる』
『2人の子はママ大好き人間』
『保育園のお迎えに行くと』
『寝る前にいつも』
『一緒に遊んでいるときに』
『欲しいものが手に入った(買ってもらった)とき』
『怒られた後に』
『朝起きたときに』
Q.「ママ大好き」と言われたらどんな気持ちになる?
2つ目の質問では、「ママ大好き」と言われたときのママの心境をリサーチ。なんといってもやっぱり多いのが「うれしい」という回答でした。一方で、タイミングによっては複雑な思いを抱くママも見受けられます。その他にも、お子さんの成長をしみじみと感じたり、いつまで言ってくれるのか少し淋しい気分になるという回答も印象的でした。
『嬉しく幸せな気持ち』
『かわいいなって思う』
『かけがえのない存在だと再確認する』
『子どもの成長を感じる』
『安心するような気持ちになる』
『妙に勘繰ってしまうことも』
『いつまで言ってくれるだろうと寂しさも』
「ママ大好き」は愛情不足? そこに隠れたサインとは?
子どもの「ママ大好き」には、もちろんそのままの意味が込められている場合もあれば、他のサインが隠されている場合もあるようです。お子さんによってその真意はそれぞれ異なるので気にしすぎる必要はありませんが、例としてはどのようなものが考えられるのか、下記にまとめてみました。
ママも自分のことが好きか確かめている
子どもの「ママ大好き」は「大好きなママも自分のことをちゃんと好きか」の確認である場合があるようです。なかには同様の理由から、わざと「嫌い」と言ってみたり、ママを困らせるような行動をする子も。
叱られたあとの、もう怒っていないかの確認
叱られたあとの「ママ大好き」は、「ママがもう怒っていないか」「自分のことを嫌いになっていないか」の確認である可能性が高いようです。「ママも大好きだから叱る」ということを説明してあげたり、叱りすぎてしまった場合はその旨を謝ったり、フォローが必要かもしれません。
深い意味はない
もちろん言葉のままの気持ちをママに伝えているだけで、深い意味はないことも。素直によろこんで「ママも大好き」と気持ちに応えてあげましょう。
男の子、女の子、性別ごとに「ママ大好き!」の表現も特有?
さらに、男の子、女の子、性別の違いによって、「ママ大好き」の表現の仕方にも違いがあるといわれます。個人差はもちろんありますが、ここではそれぞれの特徴をご紹介します。
男の子はボディタッチが多い?
男の子に多い傾向にあるのが、「ママ大好き」をボディタッチで表すパターン。ママにべったりまとわりついて、いつも抱っこをせがんできたり、ママの後をずっとくっついてきたり。うれしい反面、あまりにも甘えん坊で困ってしまうママも多いようです。
女の子は言葉で伝える?
女の子は男の子に比べて、言語の発達が早いと言われています。そのため、ママが大好きであることを上手に言葉で表現してくれたり、事細かに手紙にしたためてくれる子が多いと考えられています。
「ママ大好き」と言われたときの上手な接し方は?
ここまで述べてきたように、お子さんの「ママ大好き」の真意にはさまざまなパターンが想定されます。気にしすぎる必要はありませんが、いかなる場合でもその言葉を素直に喜んで、その気持ちに応えてあげるに越したことはありません。とはいえ、どう応えたらいいのかわからない、そんなママ向けに、ここでは「ママ大好き」と言われたときにしてあげたい接し方をお伝えします。
ママも大好きだよと伝える
どんなシーンにおける「ママ大好き」でも、子どもたちが期待する返答は「ママも〇〇のことが大好き」ではないでしょうか。その真意がわからなくても、まずはママからの愛情も言葉にして伝えてあげましょう。
ぎゅっとしてあげる
言葉だけでなく、ハグなどスキンシップで応えてあげると子どもは安心感を得ることができます。大きくなって抱っこをする機会が減っても、時には思い切りぎゅっとしてあげましょう。
ゆっくり向き合う時間をとる
もしかして淋しい思いをさせているのかな、と不安に思ったときは、お子さんとゆっくり向き合う時間を作りましょう。おやつを食べながら話を聞いてあげたり、絵本を読んであげたり、短時間でもじっくりと一緒に過ごしてあげることが大切です。
ママは素直によろこんでOK。しっかりと応えてあげましょう!
語彙がまだ足らない幼い子どもは、さまざまな感情を「ママ大好き」に集約していることがあります。けれども、「ママが大好き」であることに違いはありません。ママはあまり心配しすぎずに、素直によろこんで、その気持ちにしっかりと応えてあげましょう。
構成・文/羽吹理美