「主婦休みの日」をご存じでしょうか? 主婦休みの日とは、主婦のお休みの日として、年3回制定されている日のことを言います。今回は、毎日頑張るママを労わるための「主婦休みの日」について、HugKum編集部でアンケートを実施しました。その結果を元に、主婦休みの日についてのポジティブ派、ちょいネガティブ派の意見や、主婦休みの日にやりたいことを紹介します。
目次
「主婦休みの日」をご存じですか?
HugKumが実施したママへのアンケートで、「主婦休みの日を知っていましたか?」という質問をしてみたところ、回答してくれたママの中の85%の方が「知らない」という結果になりました。
知っている
知っていると回答したママは少数でしたが、「もっと浸透してほしい」「主婦にも休みが必要」と理解を求める声とともに、「実際には休めていない」「家族の協力が必要」という意見が多く見られました。
知らなかった
85%のママは知らないと回答。残念ながら、「主婦休みの日」の認知度はまだ低いようです。しかし、知らないと回答したものの、「いい案だと思う」「ぜひ取りたい」「休みがあったら頑張れそう」など、前向きな意見が多く見られました。
主婦休みの日とは?
そもそも「主婦休みの日」とは、どんな日なのでしょうか。
主婦休みの日はいつ?
「主婦休みの日」は10年以上の歴史がある記念日で、1月25日、5月25日、9月25日の年3回あります。
目的や趣旨
「主婦の元気がニッポンの元気になれば!」という思いから、生活情報紙を発行するサンケイリビング新聞社が、2009年に日本記念日協会に申請し、認定された「主婦休みの日」。
「主婦休みの日」を切り口にさまざまな企画が展開されており、ランチプランやとっておきツアー、主婦休みを家族で応援するための父子向けのイベントなど、ママはもちろん企業からの注目も高まっているそうです。
主婦の日常生活はこんなに大変!
日々時間に追われている主婦ですが、毎日どのようなスケジュールで家事や育児、食事の支度などをこなしているのでしょうか。
1日のスケジュール
正社員フルタイムで働くママの1日のスケジュールを紹介します。
5:00 起床。朝食の準備をする。
6:00 家族を起こす。
7:30 家族を送り出す。(保育園へは旦那さんが連れていく)
7:45 会社に向かう。
8:30 会社に到着。仕事を開始する。
17:00 仕事終了。
18:00 保育園にお迎えに行く。
18:15 帰宅途中にスーパーで買い物。
18:45 帰宅。休む間もなく夕飯の準備。
19:15 子供と夕飯。
19:45 夕食の後片づけ。
20:00 旦那帰宅。夕飯準備。
20:30 旦那の夕飯片づけ。お風呂の準備。
21:00 子供の寝かしつけ。
22:00 明日の準備。残りの家事を行う。
23:00 お風呂、就寝。
主婦の日当は?
内閣府では、家事や育児、介護などの無償労働について3つの貨幣評価の計算法を定めています。その計算方法で計算すると、主婦の日当は以下の金額と言われています。
OC法(市場で働いたと仮定し、その分の給与を見合わせることで発生する賃金を換算):10,912円
RC-S法(家事の内容を市場の類似サービスに当てはめて発生する賃金を換算):13,025円
RC-G法(家事使用人、家政婦の給与に当てはめて発生する賃金を換算):14,183円
月収に換算しても、男性のお給料とほぼ同額と言える金額を稼いでいることになります。
いいと思う! 主婦休みの日、ポジティブ派の意見
HugKumが実施したアンケートのなかで、「主婦休みの日と聞いて、どう感じましたか?」と質問をしてみたところ、80%のママが「いいと思う!」とポジティブな回答をしてくれました。ここでは、主婦休みの日について前向きにとらえているママたちの意見を紹介します。
『大変さをわかってもらえる』
やったことがない人には、主婦の仕事の大変さがわからないかもしれません。アンケートの回答では、「主婦休みの日」をきっかけに、毎日の家事や育児、食事の支度の大変さがわかってもらえるかもしれない、という期待の声が多く寄せられました。
『家族の協力のきっかけに』
主婦が家事や育児をお休みするとなると、家族の協力が不可欠になります。「主婦休みの日」が家事を手伝ってくれるきっかけ作りになるという意見もあります。
『気持ちが軽くなった』
体はもちろん、忙しい生活で心がへとへとというママも。休みの日があると考えることで、気持ちが軽くなるというママの意見もありました。
どうせ休めない⁉ 主婦休みの日、ちょいネガティブ派の意見
一方で、主婦休みの日に対して、10%程度のママが、若干ネガティブな回答をしてくれました。ここでは、主婦休みの日についてちょっぴり懐疑的にとらえているママたちの意見を紹介します。
『実際は休めなさそう』
「主婦休みの日」と言われても、実際には「休めない」「休むのは難しい」と考えているママも多いようです。
『3日しか休めないみたい』
「主婦休みの日」が浸透すると、1年間で3日しか休んじゃいけないイメージがつきそうに思うママも多いようです。休みの日を決めなくても、疲れたら休める環境を望む声が多く見られました。
『そもそも家事は主婦の仕事なの?』
主婦が家事や育児、食事の支度をやるべき、という考え方から見直したいという人もいるようです。
主婦休みの日、何して過ごしたい?
アンケートでは、「主婦休みの日が有効に使えるとしたら何がしたいですか?」と、ママたちに聞いてみました。ここでは、その結果を紹介します。
『ゆっくり服を選びたい!』
子供を連れてのショッピングは難しいので、試着をしていつもと違うデザインの洋服を買いたいという意見がありました。
『外食がしたい!』
食事の準備や子供のお世話に追われずに、美味しいものをいっぱい食べたいという願望のあるママもいるようです。
『ゆっくり寝たい!』
特別なことはせず、睡眠不足や日頃の疲れを取りたい、休みたいというインドア派の意見もありました。
『外出したい!』
家族と一緒ではなく、一人での外出や、普段会えない友人とのおしゃべりを希望する声も多く聞かれました。
『美容院にいきたい!』
後回しになってしまう自分のための時間を使いたいという人も多くいらっしゃいました。
『美術館に行きたい!』
お休みがあれば、普段は訪れない場所も行くことも。趣味に時間をとることで、心のリフレッシュにつながるようです。
『夫の二人の時間を過ごしたい!』
その他の意見としては、旦那さんと2人の時間が欲しいという、仲睦まじい意見もありました。
「主婦休みの日」でリフレッシュしよう!
家族で話し合って家事を分担したり、夫婦が家のことを平等にできるのが理想ですが、なかなか難しいのが現実のようです。「主婦休みの日」に制定された3日間はもちろん、それ以外でも無理をせずに休息をとって、リフレッシュしてみましょう。
文・構成/HugKum編集部