子どもの学校や園で年に1回〜数回ある参観日。学校公開という名前のこともありますよね。親にとっては普段見られない姿を見ることができ、また園や学校でどのように過ごしているかが分かり、楽しみな行事ですよね。そんな参観日の体験談や、参観日の流れ、マナーや準備しておきたいものなど、初めて参観日を迎えるママ・パパは必見です。

初めての参観日はどうだった?保護者の体験談
初めての参観日は、子どもはもちろん、ママ・パパもドキドキするもの。でも、家では見ることができなかった思わぬ子どもの成長を見られたり、いつもとは違う姿に感動したなんていうことも多いはず。ここで、先輩ママ・パパの初めての参観日の体験談を聞いてみました。
一年生の参観日は特に印象的
一年生で初めて迎える小学校の参観日。ママ・パパが成長を実感する大きな一日ですよね。ほとんどのママ・パパが参加し、子どもの一挙手一投足に成長を感じ、思わず涙、なんていうことも珍しくないよう。
★先輩ママパパの体験談
「はじめて小学校の参観日に行った時は子供も緊張してるし親もとても多い。キラキラした目で子供の姿を見ている親御さんの眩しい笑顔が印象的でした。学年が上がるたびに見ることが減るもので、一年生の時の気持ちはその時にしかない大事な思い出だなぁと思います」(40代・兵庫県・子ども3人)
子どもも親も緊張で頭の中は真っ白に
人見知りの子にとっては、後ろにずらっと保護者が並んでいるのはかなり緊張するもの。ママ・パパも子どもがうまく対処できるか、平常心を保てるか、一緒に緊張してしまいますよね。
★先輩ママパパの体験談
「私も子どももすごく緊張していました。 人見知りが激しい子供だったので、ただただ心配で頭の中真っ白でよく覚えていません」(50代・大阪府・子ども2人)
成長した姿に感動する
家の中では甘えん坊でも園や学校では積極的だったりと、いつもと違う側面が見られるメリットも。頼もしい姿を見ると安心しますよね。
★先輩ママパパの体験談
「こんなことができるようになったのかと感動しました。リーダーシップをとっている姿は誇らしかった」(40代・福岡県・子ども2人)

先輩ママたちの姿が勉強になることも
初めての参観日では、準備するものにまで気が回らないもの。先輩ママたちが動画などで撮影していると次からはそうしようなどと勉強になりますよね。
★先輩ママパパの体験談
「初めて参加した幼稚園の参観日では、上のお子さんで慣れてるママ達はビデオカメラで撮影していて、ただ見学するだけではなく、手慣れた感じだった」(30代・栃木県・子ども2人)
ママ同士の交流もできる
子どもたちの姿は知っていても、そのママ・パパの顔は知らないということも多いですよね。参観日では、普段一緒に遊んでもらっている子のママたちに挨拶できたり、紹介してもらったりと、ママ・パパ同士の交流ができるのも嬉しいところ。
★先輩ママパパの体験談
「参観がまったく初めてだったため、上にお子さんがいる友達と一緒に行った。同級生のママを紹介してもらったりして、いろいろなママと知り合いになれた。また、娘から話が出てくるお子さんのママには挨拶と仲良くしてもらっている御礼を含めて話しかけ、いろいろなママと交流できた気がする」(30代・埼玉県・子ども2人)
保護者の世間話に疑問を感じた方も
逆に初めての参観日で、子どもの姿を見るのではなく、ママたち同士のおしゃべりに夢中になる姿にびっくりしたという声も。参観日に慣れてしまうとそんなこともあるのでしょうか。
★先輩ママパパの体験談
「教室に入らず廊下でずっと自分たちのバイトの愚痴や世間話をして、参観に来たのか集いに来たのか目的がよく分からない人が多かった 」(40代・愛知県・子ども1人)

参観日の主な流れ
参観日が初めてだと、どんなことをするのか分からないことも多く、不安を感じることもありますよね。園や学校によっても違いますが、一般的な流れをご紹介します。
保育園・幼稚園の参観日
まずは、教室での朝の会や、席に座って絵本の読み聞かせ・言葉遊びなどを見ます。その後、体を動かす遊びとして、練習してきたお遊戯を披露してくれることも。また、保護者も一緒になって体操などの親子遊びをするなど、園によってさまざまです。
言葉遊びなどの知的な遊びを楽しむ姿と、みんなで一緒に体を動かして遊ぶ姿の両方が見られることが多いよう。
小学校の参観日
小学校に入ると、基本的には教室での授業風景の観覧が多いですね。国語や算数など、どんな風に授業が行われているかは意外と分からず、興味深いもの。また、数時間にわたって見られる場合には、体育や音楽などの授業も。
参観日の保護者のマナー
参観日に気をつけるべきマナーや注意点は要チェック。また、学校や園によってルールが決められていることもあるので事前に確認するようにしましょう。
保護者同士のおしゃべりは控える
まず気をつけたいのが保護者同士のおしゃべり。知っているママなどがいるとついおしゃべりしたくなってしまいますが、参観中は子どもが主役。邪魔してしまうことのないように、おしゃべりは授業参観が終わってからにしましょう。
撮影禁止の場合は控える
個人情報の観点や、子どもの集中力を妨げないように、写真・動画ともに撮影禁止の場合もあります。トラブルの元になりますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
授業に介入や口出しはしない
当たり前の話ですが、授業に介入するのはNG。ありがちなのが、後ろを向く子どもに話しかけたり、手を挙げて、と声をかけてしまったり。授業は先生と子どもがいつもと同じように進めるものなので、保護者はあくまでのぞかせてもらっていると心得て。
途中入室は静かに
お仕事の都合などで遅刻してしまった場合には、静かに入室するようにしましょう。子どもはちょっとしたことでも気になってしまうので邪魔にならないよう、教室内が静かであれば、入れそうなタイミングまで待つのもポイントです。

参観日に着ていく保護者の服装
意外と悩みがちなのが、参観日の服装。なるべく浮きたくないし、周りの人がどんなものを着ていくか分からないと悶々としてしまいますよね。体験談と合わせてポイントをご紹介します。
服装は園や学校の雰囲気に合わせて
基本は、園や学校によって方針や雰囲気も違うので、それに合わせるのがベター。公立であれば普段通りの服装で問題ないことがほとんど。私立の場合、きちんと感のあるスタイルが求められることも。事前に先輩ママたちにリサーチできるといいですね。
★先輩ママパパの体験談
「服装は公立なので普段着です。一度幼稚園で行事があったのでちゃんとした服装にした時がありましたがどうしたの?と逆に不自然に見えていたようです。仕事でかっちりした人もいるけどほぼ普段通りの服装です」(40代・兵庫県・子ども3人)
「きれいめのファッションで、アクセサリーにも気を遣った。ジーパンを履いてる人は誰もいなかったです」(30代・大阪府・子ども3人)

ママの服装のポイント
先生にもお会いする機会なので、ある程度のきちんと感は保っておきたいもの。とはいえ、華やかすぎたり、かっちりしすぎたりすると、浮いてしまうなんてこともあるよう。初めてで雰囲気が分からないのであれば、カジュアルな服装は避けたほうが無難。きれいめでシンプルな服装がオススメです。
パパの服装のポイント
仕事の合間にパパが来る場合などは、スーツ姿も多いですよね。とはいえ、子どもたちから見るとちょっと威圧感を感じることも。シャツスタイルや、カジュアルなジャケットなどで、きれいめにまとめながらソフトな印象に見せられると好印象。
参観日に必要な保護者の持ち物

参観日に持っていくべきものをご紹介。忘れると困ってしまうことも多いので出かける前にしっかり確認しましょう。
スリッパ
外履きは脱ぐのが基本。子どもたちが上履きを履いている中で、素足などになってしまうと恥ずかしいもの。スリッパは必ず持っていきましょう。また、家で履くようなスリッパではなく、コンパクトできれいめなものを用意しておくと安心です。

筆記用具
先生が普段の様子や、授業のポイントなどを教えてくれる場合も。せっかくのお話なので、しっかり書き留めておきたいですよね。また、今後の行事の予定などを教えてくれる場合もあるので、筆記用具の用意はマストです。
手さげ袋
バッグ以外にもスリッパや脱いだ靴を入れる手さげ袋が必要です。脱いだ靴をそのまま置く場所があることは稀なので、自分ですっきり持ち運べるようにしておきましょう。
IDカード
今は、各園や学校で決められた入園証や入校証があることがほとんどですよね。人の出入りが多い分、忘れてしまうと入れないなんてこともあるので、忘れずに持参しましょう。

参観日は子どもの成長した姿を楽しんで
参観日の良いところは、集団の中での普段の様子を見られるとともに、子どもの成長を感じられること。こんなことが得意だったんだとか、家では気づかなった一面を知ることもできるはず。また、子どもの様子でもし気になるようなことがあれば、後日先生に相談してみることもできますね。親から離れた子どもの様子を見られる機会はなかなかないので、親子ともにリラックスして楽しみましょう。
文・構成/HugKum編集部