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スノードームって簡単に手作りできるの?
きらきらと輝くようなスノードームは、見ているだけで癒されるインテリアのひとつです。
スノードームとは
スノードームとは、球形やドーム型の透明な容器に水や白い粒が入っており、動かすと雪が降っているように粒が舞い上がるグッズ。クリスマスシーズンの飾り物に使われるほか、観光地のお土産品でもよく見かける飾り物です。
海外では「スノーグローブ」「ウォーターグローブ」「スノーストーム」などと呼ばれることもあります。もともとは、19世紀初頭のフランスで登場したといわれており、それ以来世界各地で広まっていきました。スノードームの収集家も世界に多くいるようです。
本格的でおしゃれなスノードーム体験ができる!
市販されているスノードームは、精巧に作られているものが多いため、手作りするという発想はなかったかもしれません。しかし意外なほど簡単に手作りすることができるのです。
手作りのメリットは、ドームの中に家族や子どもたちの写真を入れたり、100円ショップのアイテムを使ったり、オリジナリティあふれるスノードームが作れることです。
スノードームの基本の作り方
まずはスノードームの基本の材料と作り方をマスターしましょう。これを一度覚えてしまえば、あとはアレンジを楽しめるようになります。
◆材料
スノードームを作るときに必要な材料は以下の通り。
空き瓶
中身が見える透明の瓶を用意します。可愛らしい形や好みののデザインの瓶をセレクトしましょう。
洗濯のり
スノードームの中に注入する洗濯のりです。グリセリンでも代用できます。
中に飾るオーナメント
スノードームの中心に飾る小物類を準備します。動物のキャラクターや、小さな模型、貝殻などを用意しましょう。水の中に飾るものなので、水で色が落ちたりせず、プラスチック製やガラス製のものがおすすめです。
スノーパウダー、水、接着剤
スノードームで雪のように舞うのが、スノーパウダー。ビーズやラメで代用できます。1種類のビーズだけでなく、大きさや色が異なる複数のビーズを使うと華やかな仕上がりになります。
◆作り方
- 空き瓶のふたに、接着剤を使ってオーナメントを貼りつけます
- 瓶の中に、水と洗濯のりを7:3の割合で入れます
- スノーパウダーを加えます
- 1がしっかり乾いて接着したことを確認したら、フタをして逆さまにしたら完成です
スノードームの作り方のポイントやコツ
手作りスノードームを上手に完成させるためには、いくつかのポイントやコツがあります。
使用する水のおすすめは?
使用する水は、水道水でもOKです。ただし精製水を使うと、スノードームの透明感を長い間キープしやすくなります。
洗濯のりは濁る?水に粘りをつけるもののおすすめは?
材料に必要な洗濯のりは、透明度が低いものを選ぶと、せっかくのスノードームの中が見えにくくなってしまいます。スノードームに使うなら、透明度の高い洗濯のりを選ぶようにしましょう。
また、台所洗剤や薬局で購入できるグリセリンでも代用できます。特にグリセリンは透明度が高いため、スノードーム作りにはおすすめ。
水と粘り気素材の割合は?
水と洗濯のりの割合は7:3の割合と上述しましたが、もし洗濯のり以外のものを使うとしたら、この割合が変わってきます。水とグリセリンなら、10:1くらいで〇。
水とのりの分量も、様子を見ながら加減すると好みのとろみ感が作れるでしょう。
スノードームの作り方の応用編
手作りするなら、自分だけのアイテムを使って世界にひとつだけのスノードームにしたいもの。そんなときは写真を入れたりなど、ひと工夫をプラスしてみましょう。
写真を入れるには?
家族や子どもの写真を入れてスノードームにすれば、家族の思い出のアイテムになります。また贈り物にすることもできますね。
スノードームに写真を入れて飾る場合、写真が水に濡れますので、事前にラミネート加工する必要があります。加工した写真は、オーナメントと一緒に空き瓶のフタに接着剤で貼り付けて、あとは基本の作り方に沿って作りましょう。
水なしで作るには?
スノードームに水と洗濯のりを入れず、オーナメントだけを飾るタイプで仕上げることもできます。
水と洗濯のりを一切使わないため、雪のようにひらひらと粒が舞う様子を再現することはできませんが、お好みのオーナメントを飾ったインテリアになります。空き瓶にマスキングテープを貼ったり、シールなどでデコレーションしたりしてもいいですね。
電球で作るには?
空き瓶の代わりに電球を容器にした、手作りスノードームのアイデアも素敵です。電球の下部分にある金属チップをペンチなどではがし、中の部品や配線をマイナスドライバーなどで取り出します。
あとは中に洗濯のりと水・ラメを入れてソケットを閉めて完成です。電球型ボトルは100円ショップでも販売されているため、それを利用しても簡単です。見た目にもおしゃれなインテリアグッズになります。
手作りスノードームのアイデア実例
手作りのスノードームは、アイデア次第でいろいろなタイプができそう。定番のクリスマスデコレーションのほか、ユニークでかわいらしいスノードームを作ってみましょう。
100均で作れるスノードーム
スノードームの材料は、簡単に準備しやすいものばかり。近所の文房具店やホームセンター、100円ショップでもほとんどの材料が揃いそう。子どもと一緒に材料選びから楽しめば、それだけでワクワク感がもっと広がりそうです。
ペットボトルでスノードーム
空き瓶を使わずに、ペットボトルでスノードームを手作りすることもできます。洗濯のりと水・スノーパウダーをペットボトルに入れるだけ。少し大きめのビーズやラメをプラスすれば、ペットボトルだけど十分に楽しめるスノードームが完成します。
スノードームの手作りキットのおすすめ
スノードームを手作りするときは、キットを利用するのもおすすめ。必要な材料も空き瓶もすべてセットになっているので、初めて手作りに挑戦する方にはもってこいです。
スノードームライト
土台にLEDライトが付いているので、できあがったスノードームに下から光をあてて、幻想的な様子を見て楽しむことができます。透明プラスチックボトルやキラキラの粉・LEDライト・水のりなどが一式セットになっています。
ねじ式 スノードーム 制作キット
こちらのスノードームは中のフィギュアをねじ式で固定できるので、後で接着が甘くて完成後中のフィギュアが外れてしまった!という失敗がありません。まだ細かい作業が難しいお子さんにもおすすめなキットです。
ファンファンアクアドーム クリアパステル
おもちゃメーカー「メガハウス」から出ているファンファンアクアドームは、キュートなデザインのデコパーツ・デコシール・ラインシールがセットになっています。クリスマスプレゼントにしても喜ばれそう。
手作りでオリジナルのスノードームを楽しもう
雪が舞っているように見えるスノードームは、冬に飾るインテリア小物という印象があるかもしれません。しかしオーナメントやスノーパウダーを変えるだけで、一年中楽しめるアイテムになります。子どもでも簡単に手作りできるため、自由研究や親子の工作としてチャレンジしても楽しそうですね。
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文・構成/HugKum編集部