人気の名前「蓮」の意味や由来、男女の名前例も徹底解説!

蓮という名前の人気度

明治安田生命の男の子の名前ランキングで、蓮は1999年に初めて9位にランクインし、その後、2019年まで21年間も連続で20位以内に入っている人気の名前です。2004年に1位に輝き、2011年からはトップ5の常連になりました。2011~2019年の間には5回も首位を飾り、2024年には6位になっています。

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「蓮」の名付け【みんなの体験談】

「蓮(れん)」は清らかさや凛とした美しさを感じさせる響きで、近年の名付けでも人気の高い名前です。ここでは「蓮」という名前を選んだ理由、実際に使ってみて感じた印象、周囲から寄せられたイメージなど、リアルな体験談を紹介します。

蓮斗

・かっこいいイメージ (30代・埼玉県・子ども2人)

蓮音

・かっこいいから (40代・新潟県・子ども3人)

・凛としたイメージ (40代・山梨県・子ども1人)

蓮という漢字の意味や由来

蓮という漢字の意味や由来をご紹介していきます。

蓮の意味

はす、はちす、はすの実、スイレン科の多年生水草

蓮の読み

【訓読み】はす・はちす
【音読み】レン

蓮の由来

植物を表すくさかんむりと、連なることを表す連が組み合わさり、並んで実を付ける蓮(はす・はちす)を意味するようになりました。

蓮に込める想い

蓮は泥水の中から出てきて、気高く清らかな花を咲かせることから花言葉は「清らかな心」「神聖」です。花言葉や水面に咲く美しい花のイメージから、清らかな心を持ち穏やかな人生を送ってほしいという想いや、泥から出て花を咲かせる強さから、困難に負けず強く生きてほしいと願いを込めます。

また、蓮が白やピンクの美しい花を咲かせる時期は7~8月で、夏の季語でもあるので、夏生まれのお子さんにもおすすめです。

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連続、連合など、日常でもよく使う「連(れん)」。「連」は1文字でも、他の漢字と組み合わせても使える、名付けの有力候補でも...

蓮の名前はなぜ人気?

近年、男の子の名前ランキングでも上位に入る「蓮」。その響きの美しさや意味の深さから、多くの親御さんに選ばれています。では、なぜこれほどまでに「蓮」という名前が支持されているのでしょうか? その背景には、時代性・価値観・音の印象など、さまざまな要素が絡んでいます。

響きが美しく、意味も深いから

「蓮(れん)」という名前は、音の響きが柔らかく、どこか神秘的な印象を与えます。漢字の「蓮」は仏教とも縁が深く、「泥の中から美しい花を咲かせる」という象徴的な意味を持ちます。このことから「困難の中でも清らかに生きる」「芯の強さを持つ人に育ってほしい」といった願いを込めて名付ける親が多いのです。また和風でありながら現代的な響きもあり、世代を問わず好まれる名前となっています。

有名人やキャラクターに使われている

「蓮」という名前は、芸能人やアニメ・漫画のキャラクターにも多く使われており、親しみやすさと憧れの両方を兼ね備えています。たとえば俳優やモデル、声優などに「蓮」という名前の人物がいることで、名前自体のイメージが洗練され、現代的な印象を強めています。

また創作作品の中でも「蓮」はよく使われる名前であり、感受性が豊かで芯のある人物像として描かれることが多いため、名付けの参考にされるケースも増えています。

蓮と言う名前は多すぎる?

人気が高い分、「蓮」という名前は同世代に多く存在する可能性があります。保育園や学校で「れんくん」が複数いる、という状況も珍しくありません。では、名前が被ることに対してどう対処すればよいのでしょうか?

まず、漢字のバリエーションで個性を出す方法があります。「蓮」以外にも「廉」「漣」「恋」など、同じ読みでも異なる意味や印象を持つ漢字を選ぶことで、名前にオリジナリティを加えることができます。また愛称を工夫することで、日常的な呼び方に差をつけることも可能です。名前が被ることは珍しくない時代だからこそ、「意味」や「響き」にこだわって名付けをすることが大切です。

蓮を使った名付けのポイント

「蓮(れん)」という名前は、清らかさや芯の強さを象徴する美しい漢字として男女問わず人気があります。ただし、同じ「蓮」でも、組み合わせる漢字や響きによって印象は大きく変わります。ここでは男の子・女の子それぞれに合った名付けのポイントを、個性の出し方や漢字の選び方の視点から解説します。

男の子の場合

男の子に「蓮」を使う場合、シンプルに一文字で「蓮(れん)」とする名付けが非常に人気です。力強さと清らかさを併せ持つ印象があり、現代的でありながら和の美しさも感じさせます。個性を出したい場合は、以下のような二文字の組み合わせがおすすめです。

蓮翔(れんしょう):高く羽ばたくイメージを加えることで、未来への希望を込められます。
蓮斗(れんと):男の子らしい力強さと、現代的な響きを両立。
蓮真(れんま):誠実さや真心を表す「真」との組み合わせで、内面の美しさを強調。

また、読み方を変えて「れん」「れんた」「れんじ」などにすることで、響きに個性を持たせることも可能です。漢字の意味だけでなく、音の印象も大切にすると、より魅力的な名前になります。

女の子の場合

女の子に「蓮」を使う場合は、柔らかさや品のある印象を大切にしたいところです。「蓮」は一文字でも十分に美しいですが、女の子らしさを加えるには以下のような他の漢字との組み合わせが効果的です。

美蓮(みれん):美しさと清らかさを兼ね備えた響きで、華やかさも感じられます。
心蓮(ここれん):心の優しさや繊細さを表現し、感受性豊かな印象に。
蓮花(れんか):蓮の花そのものをイメージさせる名前で、可憐さと凛とした美しさを両立。

また「かれん」「れんな」「れんか」など、響きに柔らかさを持たせることで、女の子らしい印象を強めることができます。漢字の意味だけでなく、音の流れや全体のバランスも意識するとより洗練された名付けになります。

蓮を使った男の子の名前候補

蓮という名前は漢字1文字でも人気ですが、2文字以上の組み合わせでも素敵な名前があります。ここでは、蓮を使った男の子の名前をいくつかご紹介していきます。

蓮人(れんと)

13+2=15画
「人」は人の立ち姿から生まれた象形文字で、人・人間・人類・他人などの意味があります。良い人柄になるように、人の手本となるように想いを込めます。

蓮翔(れんと)

13+12=25画
「翔」の羊は読み方が同じで高く上がることを意味する揚(よう)を表し、「よう」が変化し「しょう」という読みになりました。羽と合わせて、飛ぶ・翔けるという意味を持ち、男の子の名前に人気の漢字です。翼を広げて飛ぶ鳥のように、自由に伸び伸び育ちますようにと願いを込めます。

蓮斗(れんと)

13+4=17画
「斗」はひしゃくの象形文字で、水を汲む容器や容量の単位、北斗・南斗などの星座を表し、男の子の留め字として人気です。北斗七星を連想することから、星のように輝いてほしいという想いを込めます。

蓮太(れんた)

13+4=17画
「太」は大きい・太い・非常になどの意味を持ち、男の子の留め字として人気です。たくましく育ってほしいと願いを込めます。

蓮矢(れんや)

13+5=18画
「矢」は矢の象形文字です。真っすぐ飛ぶ矢のように、勢いのある人生を送ってほしいと想いを込めます。

蓮也(れんや)

13+3=16画
「也」は“〜である”という意味を持ち、存在や肯定を表す漢字です。蓮の清らかさと芯の強さに、「自分らしく生きる」「自分であることに誇りを持つ」という意味を重ねることで、揺るぎない個性と自己肯定感を育んでほしいという願いが込められます。

蓮司(れんじ)

13+5=18画
「司」の口は祈りの言葉を表し、他の部分は人を表すという説や祭りごとの旗を表すという説などがあります。司る・役目を持つ・役所などの意味を持ち、責任感やしっかりしたイメージのある漢字です。人の上に立てるように、リーダーシップを発揮できるようにと願いを込めます。

蓮介(れんすけ)

13+4=17画
「介」は人が鎧を着けた様子を表し、身を守るが転じて助けるという意味になりました。人を助ける優しい心を持つようにと想いを込めます。

蓮央(れお)

13+5=18画
「央」は真ん中という意味を持ちます。人から注目される人になるようにと願いを込めます。

蓮音(れお・れおん)

13+9=22画
「音」は言の口の部分に目印を付けた形から成り立ち、音・音色・声などの意味になりました。音楽への思い入れや、音楽の才能に恵まれますようにと願いを込めます。

蓮昇(れんしょう)

13+8=21画
「昇」の日は太陽、升はすくい上げることを表します。日が昇る・上がるという意味があり、繁栄や発展のイメージを持つ漢字です。向上心を持って前に進む子になるようにと想いを込めます。

蓮珠(れんじゅ・はすみ)

13+10=23画
「珠」は美しい玉・宝石を意味し、希少性や輝きを象徴する漢字です。蓮の清らかさと珠の気品を組み合わせることで、「心が澄み、内面から輝く人に育ってほしい」という願いが込められます。読み方によって印象が変わり、「れんじゅ」は神秘的で個性的な響き、「はすみ」は柔らかい印象を与えます。

蓮太朗(れんたろう)

13+4+10=27画
「太」は太い・大きい、「朗」は明るいという意味を持ち、太朗は伝統的に男の子に使われてきた定番の名前です。たくましく明るい子に育ってほしいと願いを込めます。

蓮之助(れんのすけ)

13+3+7=23画
「之」は「の・ゆき」の響きで男の子に使われる漢字です。足の形の象形と出発線を表し、行く・至る・これ・このなどの意味があります。「助」の且は積み重ねたもの、力は力強い腕を表し、助けることを意味する漢字です。自分の意思で積極的に行動し、人の力になれるよう願いを込めます。

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蓮を使った女の子の名前候補

蓮を使った女の子の名前をご紹介していきます。

華蓮(かれん)

10+13=23画
「華」は木の花が垂れさがるように咲いている様子を表し、花・華やか・美しい・栄えるなど華々しい意味を持つ漢字です。魅力ある子に育つように、華やかな人生を送るようにと想いを込めます。

夏蓮(かれん)

10+13=23画
「夏」は冠やお面を着けて踊る人の姿から生まれた漢字で、四季の夏を意味します。蓮も夏の花なので、夏生まれのお子さんにピッタリな名前です。明るく活動的な子になるように願いを込めます。

佳蓮(かれん)

8+13=21画
「佳」の圭は整った模様の象形で美しいことを表し、にんべんと合わさり心身ともに美しい人という意味となりました。聡明で美しい人になるようにと想いを込めます。

亜蓮(あれん)

7+13=20画 「亜」は“次ぐもの”や“広がり”を意味し、柔らかさと親しみやすさを持つ漢字です。「蓮」は清らかさや芯の強さを象徴する漢字で、仏教的な意味合いも含みます。この2文字を組み合わせることで「穏やかで芯のある女性に育ってほしい」「周囲に優しく調和しながらも、自分らしさを失わない人に」という願いが込められます。

絵蓮(えれん)

12+13=25画
「絵」の旧字体は「繪」です。糸を集めて作った絵を表し、色彩のある絵や描くという意味があります。美術や芸術に想いを込め、豊かな感性を持った子になるようにと名付けます。

蓮華(れんか)

13+10=23画
蓮と華の2つの花が並んだ華やかな名前です。華々しい人生を送るように、魅力ある子になるようにと願いを込めます。

蓮実(れみ・はすみ)

13+8=21画
「実」の旧字体は「實」で、貫とうかんむりから成り立っています。貫の上の部分は彫刻が施された箱、貝は子安貝、うかんむりは屋根や家屋を表し、家屋の中に財産が満ちる様子から実る・満ちる・草木の実などの意味を持つようになりました。実り豊かな人生になるように想いを込めます。

蓮乃(れの・はすの)

13+2=15画
「乃」は「の」の響きで人気の漢字です。なんじ・すなわち・昔などの意味があります。

蓮奈(れな・はすな)

13+8=21画
「奈」は上の部分は木が覆いかぶさる様子を、下の部分は神様にお供えする台を表し、神事に用いられる果樹を意味します。からなし(べにりんご)・いかん・どのなどの意味があり、「な」の響きで人気の漢字です。

恵蓮奈(えれな)

10+13+8=31画
「恵」の元の字は「惠」で、人にものを与えることや気を配り心を尽くすことを表します。恵み・恵む・情けをかけるなどの意味があり、温かさ・素直さ・賢さなどのイメージを持つ漢字です。温かく思いやりのある子に育つようにと願いを込めます。

蓮桜奈(れおな)

13+10+8=31画
「桜」の旧字体は「櫻」で、2つ並んだ貝は子安貝が転じて小さいことを表し、首飾りの玉のように並んだ小さな実を付ける桜を意味するようになりました。桜のように美しく、誰からも愛される子になるようにと想いを込めます。蓮と桜と2つの花の漢字を使った、女の子にピッタリの名前です。

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蓮の名付けに関するよくある質問

「蓮」という名前は、男女問わず人気の高い漢字のひとつ。ここでは、蓮という名前にまつわるよくある質問に答えながら、名付けのヒントや考え方を解説します。

Q. 「蓮」という名前はなぜ人気ですか?

響きが柔らかく現代的でありながら、仏教的な清らかさや芯の強さを象徴する意味を持つため、男女問わず好まれています。

Q. 「蓮」という名前は良くないと聞きますが、どんな理由ですか?

「蓮」は水辺に咲く花であることから「湿気」や「泥」を連想し、姓名判断で陰の意味を持つとされる場合があるためです。

Q. 「蓮」は名付けでどんな読み方がありますか?

一般的には「れん」が主流ですが、「はす」「はすみ」「れんじゅ」など、響きや性別に応じて多様な読み方が可能です。

Q. 「蓮」がつく珍しい名前にはどんなものがありますか?

蓮珠(れんじゅ・はすみ)、蓮音(れのん)、蓮羽(れう)、蓮詩(れうた)など、個性的で響きに工夫を凝らした名付けが増えています。

清らかなイメージの蓮に想いを込めて名前を付けよう

蓮の花は美しいだけでなく、泥の中から出てくる力強さも備えています。清く生命力のある蓮にあやかって、お気に入りの名前を付けましょう。

文・構成/HugKum編集部

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