4月の入学に備えて、入学準備の真っただ中というママ・パパも多い時期ですね。準備するものは入学前に学校からお知らせがありますが、実はリストにないアイテムでも、入学前に準備が必須なものがあったり、意外と必要じゃないもの、入学後にゆっくり買って間に合うものもあったり…。
意外と表に出てこない情報だから、これは実際に小学校の入学準備を経験したママのアドバイスを聞くのが早い!ということで、さっそくHugKumママエディター&ママライターに取材してみました。
これ入学前に必要?入学後でOK?
入学前の保護者会では学用品など準備すべきアイテムのお知らせがあります。ただ実際には、学校からのお便りに記載のないグッズも必要になる場合も。まずは一般的な準備すべきグッズについて、「入学前に必要」or「入学後でOK」の2択でママたちにアンケート調査してみました。
入学前に必要なもの・入学後でもOKなものランキング発表!
アンケート結果はこちらです。「入学前に必要なもの」「入学後でもOKなもの」がはっきりと分かれる結果となりました。
入学前に必要なものトップ5は、ハンカチ、名前シール、文具、傘、水筒です。一方で、入学後でもOKなものトップ5は、学習机、財布、カードケース、ランドセルカバー、防犯グッズとなりました。
ママたちはこれらのアイテムをなぜ必要orすぐに必要でないとおもったのでしょうか。リアルな声をさらに詳しく取材しました。
入学前にマストで買うものはコレ!
上記のアンケートを見て分かるように、入学前に必ず買ったほうがいいものは一目瞭然! 必要な理由とおすすめのアイテムを、ママたちのコメントとともにチェックしていきましょう。
名前シールは早めに買って準備万端に!
◆ママたちの声
「直前に買えばいいと思って3月末に名前シールをオーダー。到着したものを見たら、字が間違っていて再発注する羽目に……。必ず必要になるものなので、早めにたのむべきだった」(ライターS)
「コップや算数セットなどのプラスチック類にはシール、体操福袋や学童に保管する洋服などの布類にはスタンプが重宝。両方持ってると便利です」(ライターI)
100%のママが絶対必要と答えた名前シール。ネットでオーダーできるものも多く、デザインも豊富なので、子どもに相談しつつ、早めにオーダーするのが良さそうです。また、学校によっては「フルネームでなければならない」「名前はひらがなで」などのルールがあるので、説明会などで確認しておきましょう。
ちなみにママたちが、実際に使ってよかった名前シールはこちらの2種類。撥水性で、かつデザインもかわいい名前シールは要チェックです!
▼COLORFUL CANDY STYLEの撥水タイプ
おすすめの理由は?
「デザインが豊富、様々なサイズがある、撥水加工がしてあり食洗器にも対応。と、100点満点のCOLORFUL CANDY STYLEの名前シール。名前シールと同じ柄のバッグなども売っているので、子どもと相談しながらグッズをそろえるのも楽しかった!」(エディターM)
▼Namesの写真が入れられる名前シール
おすすめの理由は?
「アプリでデザインを選んで、店頭で印刷できる名前シール“Names”。デザインがとてもかわいく、子どもの顔写真を入れることもできるので、親子で楽しく使っています」(ライターS)
ハンカチとティッシュはサイズ選びが重要!
◆ママたちの声
「外出先で手洗いをしたら『ママ、ハンカチ~』と言うのが当たり前だった息子。自分のハンカチを使う、ということ自体、入学前に慣れさせておかないと、ズボンで拭いてしまう……」(ライターK)
「幼稚園ではループ付きのタオルを使っていました。小学生になったら洋服のポケットに入るくらいのコンパクトサイズのハンカチとティッシュがあるといい!」(エディターG)
厚みのあるタオルハンカチはポケットがパンパンになることも。10×20cmのコンパクトなサイズだと、ポケットにすっぽりおさまります。同じくティッシュもなるべく小さいサイズのものを選んでおくと飛び出す心配もないそうです。
また、朝はバタバタして持って行くのを忘れがちなので「ランドセルのポケットにハンカチとティッシュの予備を1組入れておくと安心」というママのアドバイスもありました!
▼ハーフハンカチ5枚セット
10×20cmのハンカチは、三つ折りにすればポケットにしまいやすく、低学年の子どもも扱いやすいサイズ。5枚組で、記名しやすい名前タグ付きも選べます。
自分で開け閉めしやすい傘に慣れさせて!
◆ママたちの声
「子ども用の傘は持っていたけど、雨の中歩くということを保育園まではあまりしていなかったので、開くことは出来ても閉じることができない……。入学式の次の日が雨ですごく焦りました」(エディターY)
「ワンタッチ式の傘を入学時に準備したのですが、開けるのが楽しくて、登校時に傘で遊んでしまい、すぐ壊れてしまいました(涙)」(ライターH)
「学童に折り畳み傘を置いておくように言われ、見た目で選んだのですが、実際使おうとしたら開閉方法がわからなかったようで、びしょ濡れで帰ってきたことも」(ライターA)
未就学児の間は親と一緒の傘に入ったり、傘を開いた状態で手渡して、親が閉じてあげたりすることが多いですよね。無意識に傘を振り回す、お友達に向かって勢いよく傘を開いて水をかけるなど、子どもならではのトラブルもあります。雨の日に一緒に外を歩いたりしながら、事前にマナーを教えてあげましょう。また傘の一部が透明になったタイプは、視界が狭くならないと推薦する声も!
▼窓つきで安全なビームスの bロゴ 傘
前方が見えやすいクリア窓を贅沢に2面に使用。水玉、チェック、星柄でそれぞれにカラー展開あり。
意外と必要なのはこんなもの!
次に、入学前から持っておくといいものや、注意が必要なことについても聞いてみました。
防犯ブザーは止め方をしっかり教えて!
小学生のマストアイテムとも言える防犯ブザー。ランドセルのフックにつけるもの、キッズケータイ兼防犯ブザーになっているものなどがあります。入学前に準備する方も多いですが、忘れがちなのは「子どもに止め方を教えること」。何かのアクシデントやちょっとしたいたずら心で防犯ブザーが鳴ってしまい、毎年4月の通学路では、防犯ブザーが鳴り響くことが、もはやあるある(笑)。事前に練習するようにしましょう。
学童保育にも遠足にも使えるリュック
昔と違い、今はランドセルでの登校がマストではない小学校も多数。あとは、入学式よりも前や夏休みなどの長期期間中に学童保育に通う子どもにも、荷物がたくさん入るリュックはマスト。ドリルなどの勉強用具、着替え、お弁当などを入れることを想定しながら、入学前に子どもに合ったデザインのものを選んでみましょう。
買って失敗⁉ 様子をみて準備したほうがいいもの
なんとなく準備したけど、必要なかったものもリサーチしてみると、早まって買わないほうがいいものも多数あることが判明! 学校によって必要なアイテムが違うので、ここも要チェックです。
「事前に準備していた鉛筆が大量に余る…」
◆ママたちの声
「お祝いでもらうことも多い名前入りの鉛筆。入学してみたら学校で指定の鉛筆があることを知り、ほとんど使わずに1年たちました」(エディターG)
「年長さんのときに好きだった戦隊シリーズの鉛筆や文具を祖父母に買ってもらっていたのですが、いざ入学してみたら、まわりの友達がシンプルなものを使っていて「恥ずかしい」と言い出し、家用にしました」(ライターF)
いくらあってもいい、なんて思ってたくさん準備してしまいがちな鉛筆。必要な分だけ買っておいて様子を見たほうがよさそうです。
「スペースを取る学習机が荷物置きに…」
◆ママたちの声
「入学記念にと、私の父母からはランドセル、義父母からは学習机を買ってもらいました。小3になった今でもダイニングテーブルで勉強しているので、荷物置き場と化しています」(エディターU)
「夫と私がずっと買いたいと思っていた学習机。入学前に買ったけど、マンションに置くには大きすぎて失敗しました」(ライターT)
入学時に、学習机を買ってあげたくなるのが親心ですが、慌てて買わなくてよかったという声も。HugKumでアンケート調査したところ、低学年の子どもの9割がリビング学習をしていることがわかりました。子ども部屋に置くのか、リビングなど共有スペースに置くのか、この点も、机の選び方に関わってきそうです。 学習机は、高学年になってから買う、あるいは兄弟の成長に応じて子ども部屋を作るタイミングで買うなど、それぞれのタイミングで購入する人も増えているようです。
洋服や靴のサイズアウトのペースが速すぎ!
◆ママたちの声
「幼稚園は制服だったので、入学前にたくさんの洋服を購入。結果、気に入って着る服は3パターンくらいで、着ないままサイズアウトしてしまい、友だちに譲りました」(ライターM)
「入学前に靴のセールをやっていたので、3足購入したけど、アッと今にサイズアップして未使用に。まとめ買いするなら、1cmごとのサイズ違いを買えばよかった!」(ライターF)
子どもの成長は早く「まだ着られる」「このサイズで入るだろう」なんて思っているものが、軒並み着られなくなることがあります。せっかく揃えた学校用の洋服が、気づいたらサイズアウト、なんてことにならないよう、買いだめしすぎにも要注意です。子どももその時期によって着たいものが変わることもあるので、相談しながら買い足すのがおすすめかもしれません。
我が子にはどんなものが必要かの見極めを!
子どもの性別や成長具合、通う学校によって、入学前に準備したほうがいい物は変わってきます。マストで準備したほうがいいものは抑えつつ、絶対必要ではないものに関しては「我が子に必要か」を見極めた上で準備するようにしましょう。4月から楽しい学校生活が送れるよう、準備を進めてあげたいですね。
文/本間綾
構成/HugKum編集部