【マクドナルド】小学生24名が伊沢拓司さん&QuizKnock メンバーと一緒に「答えのない道徳の問題」に向き合った

マクドナルドが『答えのない道徳の問題 どう解く?』(ポプラ社)と協力して子供たちの自由な発想や思考力を育むことをサポートするプロジェクト「みんなで!どう解く?」を2021年1月よりスタート。
プロジェクトの一環として、全国から募集して選出された24名の小学生が、東大クイズ王でもある伊沢拓司さん率いるQuizKnock メンバーと共に「答えのない道徳の問題」に向き合い、問いと解答を考えるオンラインワークショップを開催しました。そのワークショップの内容や気になるプロジェクトの概要を紹介します。

「答えのない道徳の問題 みんなで!どう解く?」プロジェクトとは


マクドナルドでは、子どもたちの「成長」や「発達」に貢献できるような様々な活動に取り組んでいるのをご存知ですか?
その活動のひとつとして、今話題の本『答えのない道徳の問題 どう解く?』(ポプラ社)と協力して、対話から生まれる子供たちの自由な発想や思考力を育むことによって「生きる力」を伸ばす支援をはじめました。

教育現場に向けたエデュケーションツールとして提供

全国から募集した子供たちとオンライン上でつながり「答えのない道徳の問題」について問いや答えを考えるワークショップの開催。また、全国の子供たちからマクドナルド公式ウェブサイトを通して身の回りにある「答えのない道徳の問題」に対する解答を募集して、QuizKnockメンバーとともに考えていきます。
平成30年度から全国の小学校で特別の教科として道徳の授業が始まりましたよね。そこで、全国の子どもたちから寄せられた問題や答えをもとに、学校等の教育現場に向けたエデュケーションツールとして提供する予定もあるのだそうです。

オンラインワークショップには応募から選出された小学生24名が参加


今回のオンラインワークショップは、全国の小学3年生から6年生の子どもたちを募集。たくさんの応募の中から、24名が選出されました。そして、なんと!ドナルドも登場して、ワークショップを最後まで見守ってくれることに。
オンラインワークショップでは QuizKnock メンバー1名とファシリテーター、そして6名の子どもたちが「食」「笑顔」「家族」「友だち」4つのテーマごとのチームに分かれて、それぞれのテーマにおける「答えのない道徳の問題」について考え、その問いに対する自身の解答を発表、意見を交換していきます。

QuizKnockメンバーと一緒に答えのない問題を考える


子どもたちには、事前にオンラインワークショップ用のワークシートなどの資料が配られていて、自分ひとりで画面に向き合います。今回は、4つのチームの中からQuizKnock メンバー伊沢さん率いる「家族」チームを取材させていただきました!

【オンラインワークショップの流れ】
チームに分かれて「問い」を考える→ほかのチームから出た「問い」の答えを考える→全員でまとめ

答えのない問題を作る


「家族」チームは、家族についての問いを考えます。メンバーには「家族とペット」「家族のかたち」「兄弟姉妹」「家族の時間」などのカードが配られていて、その中から気になるテーマをみんなで発表します。みんなが選んだカードで一番多かったテーマは、「兄妹姉妹」。自分が選んだカードから、質問を考えます。

伊沢さんが選んだのは「家族の時間」カードで、「家族で過ごす時間と自分ひとりの時間どっちが大切なんだろう?」という問いを考えました。

「どうしておんなじ親から生まれて、同じ遺伝子で得意不得意があるんだろう」
「お兄ちゃんと弟の違いってなんなんだろう」
「どうして兄妹、姉妹だとすぐに仲直りできるの?」
「お兄ちゃん、お姉ちゃんがいるとどんな感じ?」
「お父さんとお母さんの言っていることが違うときどちらを選んだらいいの?」

子どもたちからは、それぞれの環境や視点からいろいろな問いが発表されました。問いに対しての考えや意見もたくさんでます。みんなが会議で話した様子は、イラストと文字でグラレコ担当の人が分かりやすくまとめてくれているのでそれを見ながら、最終的な問いを考えていきます。
そして、最終的に決まった問いは「どうして友達とはケンカしないのに、兄妹ではケンカするの?」に決定。この問いの答えは、別のチームが考えます。

答えのない問題について考える


家族チームが考えるのは、「いろんな友だちがたくさんいるのと、とっても仲良しな友だちが1人いるのはどっちが大切なんだろう?」という友だちチームからの問い。
子供たちは、ワークシートを使って自分の考えをまとめます。答えは、何個あってもパスしてもOK。

「いろんなともだちがいたほうがいい、いろんな人に悩みを相談できる」
「どっちも大切。いま友だちじゃない人も友だちになるかもしれない」
「たくさんの人がいないと遊べない遊びもあるので、たくさんいたほうがいい」

両方大切という回答が多い中、その答えからも「友だちにはどんな相談をする?家族じゃだめなの?」「たくさんの人と遊ぶのはオンラインゲームじゃだめ?」など新しい問いが、どんどん出てきます。

そして、伊沢さんの「仲良しな友だちが1人いるだけでいい」という答えには、子どもたちから反対の声がたくさんでました。

「反対。学校でずっとおんなじクラスだった子がいたけれど、一人の子と仲良くしてたら他の子に嫉妬されたことがある」
「反対。ひとりだけだと、話せることが狭くなるし、遊ぶことも少なくなる、そういう意味ではいっぱいいたほうがいい」
「私は、転校が多いので一人で仲良くすると転校したときにさみしい」
「反対。いろんな人が居たほうがみんなの性格や個性がわかる」

友だちってなんのために友達ってつくるの?遊ぶため?心の中をみせるもの?
そして、さらに友だちについて深く考えていくことに…
約50分のディスカッションで、チームで正解のない答えを考えていき、あっという間に発表の時間に。

各チームで考えた答えを発表


QuizKnock メンバー1名が代表して、各チームの答えをみんなの前で発表していきます。自分たちが考えた問いについて、違う視点からの答えを聞いてまた考える子どもたち。自分たちの意見も発表されて、達成感のある表情を見せる子もいました。
どの問いも、大人・子どもと年齢関係なく考えられる問題。決まった答えがないからこそ難しくて、いろいろな意見があるから面白いですね。

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オンラインワークショップに参加した伊沢さんと子どもたちの感想


約2時間半のオンラインワークショップに参加した伊沢さんと子どもたちに感想を聞きました。

「ワークショップに参加してみての感想は、楽しかったに尽きる。子どもたちといろんな意見を交わし合えたこと、子供たちの発言で考えさせられたこと、自分の中で答えが出なかったこと、自分の回答に対する反論が出たことなど、いろんな楽しいでいっぱいだった」(伊沢さん)
「一人で考えると一つだけの考えしか出ないけど、みんなのいろいろな意見が出て自分の考えも変わった」(参加した子ども)

ワークショップの中では、パスも使っていいということだったのですが、パスを使った子は誰もいませんでした。住んでいる場所はもちろん学年も異なる初めて会った友だちとディスカッションをして、自分と考えが違うと思っても相手の意見をきちんと聞いて、否定するのではなく反論した子どもたちの姿勢にも感心させられました。
学校とは違う内容の道徳は、すこし難しかったようですが子どもたちにとって、とても貴重な経験になったことは間違いないですね!

公式ウェブサイトで「どう解く?」


今回のワークショップに参加できなかった子どもたちも、まだまだ参加できるチャンスがある!公式ウェブサイトでは、みんなの解答も募集中!気になる人はぜひ、チェックしてみてくださいね。
オンラインワークショップから生まれた問いや意見、公式サイトの解答をもとにハッピーセットの本「みんなで!どう解く?by マクドナルド」を制作して2021年12月頃に販売する予定とのこと。どんな本になるのか今から楽しみですね!

【答えのない道徳の問題 みんなで!どう解く?】

■期間:2021 年 1 月 26 日(火)~
■主催:日本マクドナルド株式会社
■協力:ポプラ社『答えのない道徳の問題 どう解く?』、QuizKnock
■特設サイトは>こちら

【ポプラ社『答えのない道徳の問題 どう解く?』 概要】

『答えのない道徳の問題 どう解く?』(ポプラ社)

これからの時代を生き抜くチカラを育むことを目的に、いのち・正義など、決まった形の正解のない普遍的な問題を、絵と文字を組み合わせて子供たちにも分かりやすく問いかけ、身の回りにある答えが見つからない問題をテーマに、対話を通して子供たちの思考力を育てることが出来る本です。

■発行元:ポプラ社
■URL:https://www.poplar.co.jp/pr/doutoku/

取材・文/やまさきけいこ

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