「ミステリー小説」のおすすめ23選|読み始めたら止まらないママパパがハマった小説を調査

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読み始めたら止まらない!続きが気になって、夢中になってしまうミステリー小説は没頭して読める本として、パパ・ママにも人気。そこで今回は、皆さんにミステリー小説の魅力やおすすめの作品について聞いてみました。アンケートの結果をまとめて紹介します。

ミステリー小説の魅力とは?


ミステリー小説とは小説のジャンルのひとつで、主に殺人・誘拐・詐欺などの事件・犯罪に対して解決していく過程を描いたもの。どのような魅力があるのか、皆さんの口コミと合わせて紹介します。

没入感がある

夢中になって読み進めていくうちに本の世界に入り込み、一瞬でも日常を忘れて疑似体験ができるのもハマってしまう理由ですね。

「物語の世界に入り込める感じ。」(40代・東京都・子ども1人)
「その話を読み終われなくなる」(50代・大阪府・子ども2人)

先が読めないスリル

日常では味わえない、ハラハラドキドキ感が面白い!このスリルは、一度読んで体験ぢたら癖になる感覚です。

「常にはないスリルを求めてしまう。刺激が欲しい。」(30代・東京都・子ども1人)
「先がよめないドキドキした感じがあってほしいです。すぐに結果がわからないものを求めます。想像力を養われるし、読んだ後にスッキリとした気持ちになれると思うからです。それと、読んだあとに本の内容を誰かに話したくなって家族との会話に繋がるからです。」(40代・三重県・子ども2人)

どんでん返し

想像がつかないような大どんでん返しに、アドレナリン爆発。物語が予想通りではないからこそ、面白いのです。

「どんでん返しのような驚きと、点と点が線でつながった時の爽快感」(30代・和歌山県・子ども2人)
「思い通りではない展開。想像がつかない結末。」(30代・千葉県・子ども4人)

考えながら読める

自分なりに推理をしてワクワク感も楽しめる!想像力を養い、脳のトレーニングにもなります。

「想像力を養われるし、読んだ後にスッキリとした気持ちになれると思うからです。それと、読んだあとに本の内容を誰かに話したくなって家族との会話に繋がるからです。」(40代・三重県・子ども2人)
「ロジカルなストーリーの場合には、とても納得感がある まったく関係ないところから犯人が出るとずるいと思う」(50代・東京都・子ども2人)

伏線の回収

一度気になり始めると、いろいろな事が怪しくみえてくる!読みながら伏線を想像するのも楽しい時間です。

「伏線を気にしながら本を読み進めていくと一気に回収されていくシーンに差し掛かると止まらなくなるから。」(40代・埼玉県・子ども2人)
「読者が謎解きができるヒントがあるほうが考察しがいがある。」(40代・埼玉県・子ども2人)

爽快感がある

小説を読み終わった後には爽快感もある!本を読みながらいろいろな感情、感覚が味わえるからミステリー小説は面白いのです。

「どんでん返しのような驚きと、点と点が線でつながった時の爽快感。」(30代・和歌山県・子ども2人)
「謎が全て解けた時の爽快感。」(30代・大阪府・子ども2人)

おすすめのミステリー小説23選


これからミステリー小説を読みたい、次に読む本を探しているという人は必見!今回のアンケートでパパ・ママに教えてもらった、おすすめの作品23選を口コミと合わせて紹介します。

三毛猫ホームズの推理

著者:赤川 次郎
<作品紹介>
時々物思いにふける癖のあるユニークな猫、ホームズ。血、アルコール、女性と三拍子そろってニガテな独身刑事、片山。二人のまわりには事件がいっぱい。三毛猫シリーズの記念すべき第一弾。

三毛猫ホームズは、テレビ化もされた作品で、親子で読んでも楽しめる小説として人気のシリーズです。

「分かりやすい登場人物でストーリーに猫の組み合わせが読みやすいと思う。」(40代・高知県・子ども4人)
「三毛猫ホームズシリーズは、雑談の中にも伏線があって面白かった」(40代・神奈川県・子ども2人)

あいにくの雨で

著者:麻耶 雄嵩
<作品紹介>
町に初雪が降った日、廃墟の塔で男が殺害された。雪の上に残された足跡は、塔に向かう一筋だけ。殺されたのは、発見者の高校生・祐今の父親だった。8年前に同じ塔で、離婚した妻を殺した疑いを持たれ、失踪していた。母も父も失った祐今を案じ、親友の烏兎と獅子丸は犯人を探し始める。そんな彼らをあざ笑うように、町では次の悲劇が起こりー。衝撃の真相が待ち受ける、青春本格ミステリ。

卒業を間近に控えた三人の高校生を描くミステリ。犯人が気になって最後まで一気読みしたくなるような作品です。

「最後のセリフが印象的。」(40代・埼玉県・子ども2人)

小説 名探偵コナン 江神原(えじんばら)の魔女(ウィッチ)

原作/青山剛昌 小説/平良隆久
<作品紹介>
霧深い港町・江神原に観光にやってきたコナン、小五郎、蘭と少年探偵団。外人墓地で襲われた弁護士を救ったことから、魔女の脅迫状に予告された連続殺人事件に巻き込まれる! 完全密室殺人事件を起こしたのは、本物の魔女!?

アニメでもお馴染みの名探偵コナンの小説は、大人もしっかり楽しめる内容。子どもの小説デビューにもおすすめです。

「スッキリする」(40代・長野県・子ども1人)

シャッターアイランド

著者:デニス・ルヘイン
翻訳:加賀山 卓朗
<作品紹介>
精神を病んだ犯罪者のための病院で女性患者が謎のメッセージを残し、姿を消した。鍵がかかった病室からどのようなトリックを使って脱け出したのか?そしてその病室には「ローオブフォー」(4の法則)なる暗号がのこされていた。連邦保安官テディは病院に赴くがある事に気をとられ、捜査ミスをおかす。妻を殺した男がここに収容されていたのだ。ボストン沖の孤島に建つ病院で惨劇が始まる。挑発的仕掛けのサスペンス。

レオナルド・ディカプリオ主演で映画化された作品。解けば解くほど深まる謎…最後までドキドキ感が楽しめます。

「ハラハラドキドキ感が半端ない」(40代・山梨県・子ども1人)

そして誰もいなくなった

著者:アガサ・クリスティー
翻訳:青木 久惠
<作品紹介>
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

ドラマ化され話題にもなった作品!子どもに向けた小説も販売されていて、高学年でも読みやすくなっています。

「引き込まれる感じ」(50代・大阪府・子ども2人)

ダビンチコード

著者:ダン・ブラウン
訳者:越前 敏弥
<作品紹介>
ルーヴル美術館のソニエール館長が異様な死体で発見された。死体はグランド・ギャラリーに、ダ・ヴィンチの最も有名な素描“ウィトルウィウス的人体図”を模した形で横たわっていた。殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大学教授ラングドンは、警察より捜査協力を求められる。現場に駆けつけた館長の孫娘で暗号解読官であるソフィーは、一目で祖父が自分にしか分からない暗号を残していることに気付く…。

映画をみてから本を読んだという人も多い!謎解きミステリー。

「謎解きがすごく面白い」(30代・東京都・子ども2人)

チーム・バチスタの栄光

著者:海堂 尊
<作品紹介>
東城大学医学部付属病院の“チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の天才外科チーム。ところが原因不明の連続術中死が発生。高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。医療過誤死か殺人か。田口の聞き取り調査が始まった。さらには、厚生労働省の変人役人・白鳥圭輔もやってきて…。

シリーズ累計1000万部を超えるベストセラーとなった「チーム・バチスタ」シリーズの原点である作品。

「面白い」(40代・新潟県・子ども2人)

ぼくらの七日間戦争

著者:宗田 理
<作品紹介>
夏休みを前にした、1学期の終業式の日、東京下町にある中学校の、一年2組の男子生徒全員が、姿を消した。いったいどこへ…?FMラジオから聞こえてきたのは、消えた生徒たちが流す“解放区放送”。彼らは河川敷の廃工場に立てこもり、ここを解放区として、大人たちへの“叛乱”を起こしたのだ。PTAはもちろん、テレビや警察、市長選挙汚職事件までも巻き込んだ、七日間に及ぶおとなたちとの大戦争。

子どもの頃に読んだことがあるという、パパ・ママも多いのでは!?中高生たちの熱い支持を受けつづける大ベストセラー。

「仲間を大切にする姿や思春期の大人に対しての感情など共感する部分や、最後にどうなるのかなというドキドキ感もあって面白いです。読んだあとに達成感も感じられるところも良いです。先が気になって一気に読み終えてしまう面白さでした。」(40代・三重県・子ども2人)

著者:荻原浩
<作品紹介>
「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。

都市伝説が渋谷の女子高生たちの間を駆けめぐる。期待を裏切らない衝撃のラストに注目。

「ラスト一行が、えっ、て必ずなります。」(40代・埼玉県・子ども2人)

危険なビーナス

著者:東野 圭吾
<作品紹介>
独身獣医の伯朗のもとに、かかってきた一本の電話―「初めまして、お義兄様っ」。弟の明人と最近、結婚したというその女性・楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。恋も謎もスリリングな絶品ミステリー。

惚れっぽい主人公が、謎の美女と共に遺産をめぐる名家の争いに巻き込まれていく壮大なスケールのミステリー。

「最後まで犯人が分からずハラハラして非常に面白かった。」(50代・大阪府・子ども1人)

文通

著者:吉村達也
<作品紹介>
16歳の女子高生片桐瑞穂は風変わりな雑誌を本屋で見つけた、文通マニアの専門誌『月刊ペンパル』。気まぐれに出した瑞穂の伝言に応じてきたのは4人の男女。だが、筆跡も住所も異なる彼らの手紙はどこか異常な匂いに満ちていた。やがて瑞穂は、この4人がじつは同一人物であるという衝撃の事実に気がついた! 文通をやめなければ! だが、顔のない異常者は、すでに瑞穂の自宅へと……。

気が付いた時にはもう遅かった…迫りくる恐怖に、ハラハラドキドキが止まらない!

「手紙を実際の筆跡で掲載されているところがユニークだった。何人もの登場人物が出てくるが犯人が実は同一人物だったところが意外で面白く、ストーカーのように追い詰めていくところがこわくてドキドキした」(40代・東京都・子ども2人)

金田一少年の事件簿

著者:天樹 征丸
<作品紹介>
孤島のホテル「オペラ座館」。かつて惨劇の舞台となった場所を、金田一少年は再び訪れる。新劇場の完成を祝い上演される『オペラ座の怪人』。だが、それはファントムの手によってまたも死の演目となってしまう! 劇団『幻想』メンバー達の裏に隠された不穏な人間関係。そして4年前に起きた、黒沢オーナーの娘・美歌の自殺…。「オペラ座館」の悪夢は、再び繰り返されようとしていた!

アニメも人気の金田一少年の事件簿シリーズは、小説で読んでも面白い!家族で楽しめる作品です。

「ストーリーが面白い。意外性がある。感動する場面もある。」(40代・埼玉県・子ども3人)

斜め屋敷の犯罪

著者:島田荘司
<作品紹介>
北海道の最北端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名づけられたこの奇妙な館で、主人の浜本幸三郎がクリスマス・パーティを開いた夜、奇怪な密室殺人が起きる。招かれた人々の狂乱する中で、またもや次の惨劇が……。恐怖の連続密室殺人の謎に挑戦する名探偵・御手洗潔。本格推理名作。

奇跡のようなトリックが印象的!傾けて建てられた西洋館で起こる連続密室殺人をテーマとした作品。

「トリックが奇抜」(40代・埼玉県・子ども2人)

切り裂きジャック・百年の孤独

著者:島田荘司
<作品紹介>
1988年、西ベルリンで起きた謎の連続殺人。五人の娼婦たちは頚動脈を掻き切られ、腹部を裂かれ、内臓を引き出されて惨殺された。19世紀末のロンドンを恐怖の底に陥れた“切り裂きジャック”が、百年後のベルリンに甦ったのか?世界犯罪史上最大の謎「切り裂きジャック事件」を完全に解き明かした、本格ミステリー不朽の傑作。

実際にロンドンで起きた、未解決の切り裂きジャック事件をモチーフに描かれた作品。世界最大の謎に挑みます!

「切り裂きジャック事件を新たな視線で解明していく感じが気持ちいい」(30代・神奈川県・子ども2人)

天上の葦

著者:太田 愛
<作品紹介>
白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!? 鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。感動のクライムサスペンス巨編!

「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけた作者の世界観に引き込まれる作品。

「深く考えさせられる」(40代・神奈川県・子ども2人)

点と線

著者:松本清張
<作品紹介>
九州博多付近の海岸で発生した、一見完璧に近い動機のある、役人と料亭の女との心中事件。その裏にひそむ恐るべき奸計。汚職にからんだ複雑な背景と、殺害時刻に容疑者は北海道にいたという鉄壁のアリバイの前に立ちすくむ捜査陣……。

列車時刻表を駆使したリアリスティックな状況設定にドキドキする!推理小説ブームを巻き起こした作品です。

「時刻表を駆使した小説で、ドキドキしながら読み進めることができて良かった。」(40代・神奈川県・子ども2人)

白夜行

著者:東野 圭吾
<作品紹介>
愛することは「罪」なのか。それとも愛されることが「罪」なのか。
1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を経営する男が一人殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りしてしまう。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいくことになるのだが、二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪の形跡。しかし、何も「証拠」はない。そして十九年の歳月が流れ……。

テレビ・映画化もされ200万部を突破した傑作。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリーに引き込まれていくこと間違いなしです。

「ハッピーエンドを願いながらも絶対そうはならないだろうという感覚」(40代・埼玉県・子ども2人)

密室殺人2.0

著者:歌野 晶午
<作品紹介>
あの殺人ゲームが帰ってきた! ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。その凝りに凝った殺人トリックは全て、五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。名探偵でありながら殺人鬼でもある五人を襲う、驚愕の結末とは。

第10回(2010年)本格ミステリ大賞受賞作品。『密室殺人ゲーム王手飛車取り』の続編となっています。

「ネットを通じた現代風の設定と、登場人物のおかしい発想。」(30代・千葉県・子ども4人)

理由

著者:宮部 みゆき
<作品紹介>
東京都荒川区の超高層マンション「ヴァンダール北千住ニューシティ」で起きた凄惨な殺人事件。殺されたのは「誰」で「誰」が犯人なのか。事件の前には何があり、後には何が残されたのか。

ノンフィクションの手法を使って心の闇を抉る宮部みゆきの直木賞を受賞した最高傑作。

「世界観が独特」(50代・京都府・子ども2人)

悪意

著者:東野 圭吾
<作品紹介>
人気作家・日高邦彦が仕事場で殺された。第一発見者は、妻の理恵と被害者の幼なじみである野々口修。犯行現場に赴いた刑事・加賀恭一郎の推理、逮捕された犯人が決して語らない動機とは。人はなぜ、人を殺すのか。

東野圭吾による推理小説の中でも人気がある、加賀恭一郎シリーズの第4作目。シリーズで読みたくなります。

「最後の最後まで答えがわからない」(40代・北海道・子ども2人)
「面白すぎて、心の余韻にひたれる」(40代・大阪府・子ども2人)

シャーロックホームズの冒険

著者:コナン・ドイル
翻訳:石田 文子
<作品紹介>
19世紀ロンドン、科学者より鋭敏で幅広い知識を持ち、犯罪者より危険で変装の名手、警察をも出し抜く捜査方法で数々の難事件を解決し、王族からも絶大な信頼を得ていた人物がいた。その名はシャーロック・ホームズ。医師にして著名な推理作家コナン・ドイルが世に送り出した、不世出の名探偵とその助手ワトスンの活躍が、色恋にはまったく無関心なホームズも唯一特別と認めた人物の事件を含め、12の事件で描かれる傑作集。

女性翻訳家ならではの細やかな感情表現が魅力的な短編集全12編。子どもと一緒に読める本としてもおすすめです。

「ストーリーがしっかりしている 展開がロジカル」(50代・東京都・子ども2人)

遠い迷宮

著者:阿刀田 高

<作品紹介>
良家の若妻・真樹子は、そろそろ1歳の娘と朝の時間を優雅に過ごしていた。そこへ、出産の時に病院で世話をしてくれた初江が、突然訪ねてくる。表面は人のいいおばさん風だが、何か薄気味悪い感じのする女。彼女が帰った午後、刑事がやって来て…「来訪者」より。人生、男女、心など、人間が生み出す数々の謎をモチーフに描く、鮮やかで洗練された珠玉のミステリー10編。

読みごたえがある短編集は、読みやすくてミステリー小説デビューにもあすすめ。

「休憩時間や移動時間で読める短さ」(30代・長野県・子ども2人)

寝台特急殺人事件

著者:西村 京太郎

<作品紹介>
寝台特急〈はやぶさ〉を取材する週刊誌記者の青木は、1号車の個室寝台で、「薄茶のコートの女」を撮影するが、そのフィルムを何者かに抜き取られてしまう。そして、翌日、多摩川に、その女の死体が浮かんだ。彼女は、いつ、どうやって運ばれたのか? 犯人と、その目的は?

刑事ドラマシリーズでもお馴染みの『西村京太郎トラベルミステリー』。1978年に発表されてから長い間愛され続けている作品です。

「面白い」(40代・愛知県・子ども3人)

家族で楽しむ!ミステリー小説

人気がある作品の中には、ドラマ・映画化されているものもあり、映像作品と読み比べするのも面白いですよね。また、今回紹介した作品の中でも、大人だけではなく高学年の子どもから楽しめる小説がたくさんあります。家族で読んで、共通の話題ができるのも楽しい!ぜひ、気になった小説があったらチェックしてみてくださいね。

文・構成/やまさきけいこ

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