子どもの虫歯ができやすい条件は?歯科医が教える虫歯にならないためのテクニック

6月4日〜10日は「歯と口の衛生週間」

64日〜10日までの1週間、厚生労働省・文部科学省・日本歯科協会などが「歯と口の衛生週間」としているそうです。そんな「歯と口の衛生週間」に合わせて、お菓子メーカーのモンデリーズ・ジャパン株式会社が、東急キッズベースキャンプ(学童)とコラボ。オンラインイベント「歯とお口の健康教室」を開催。

東急キッズベースキャンプの各教室と、日本大学歯学部保存学教室修復学講座 教授 宮崎 真至 (みやざき まさし)先生がオンライン上で繋がり、約150名の子ども達が宮崎先生の歯の健康についてのお話を聞くことができました。

【講師】 日本大学歯学部保存学教室修復学講座 教授 宮崎 真至 (みやざき まさし)先生

虫歯にならないためには?どうしたらいいの?

まず初めに、虫歯にならないためにはどうしたらよいのかと言うお話を宮崎先生から聞きました。

宮崎先生のお話によると、食べたら必ず歯を磨くことが大切。甘いものだけじゃなくて、ご飯を食べても虫歯のバイキンが増えやすくなるから注意すること、だらだら食べることも、お口の中で虫歯菌が増える原因にもなるので、ダラダラ食べるのもよく無いことだそう。

また、虫歯がなくても、定期的に歯医者さんに行って、歯やお口の中が健康かどうかをチェックしてもらうといいそうです。

宮崎先生から子ども達へ虫歯クイズ!

 第1問:虫歯はどんなところにできるでしょうか。

①歯と歯の間

②歯の根元

③つめものと歯の隙間

④つめものの下

 正解は・・・全部!

なんと、この問題の正解は、全部!東急キッズベースキャンプの子ども達の中には、全部と答えられた子もいました。すごい!

また、歯ブラシはブラシにバイキンが増えてきたり、歯ブラシの形が崩れてしまうので、1ヶ月に1度くらいのペースで交換するといよいと教えてもらいました。

第2問:これはなんでしょう?

①赤ちゃん用の歯ブラシ

②子ども用歯ブラシ

③歯と歯の間をみがく歯ブラシ

④小さな動物の歯をみがく歯ブラシ

正解は・・・③の歯と歯の間をみがく歯ブラシ

この問題は簡単でしたね。全員が大正解。

宮崎先生は、虫歯になりやすいポイント(歯と歯茎の境目や、奥歯、歯と歯の間、歯のくぼみなど)も詳しく解説してくれました。

第3問・・・歯にいいものってな〜んだ?

①ガム

②チョコレート

③ドーナツ

④ジュース

正解は・・・①のガム!

宮崎先生によると、歯磨きやデンタルフロスに加えて、さらにガムをこまめに噛むのもおすすめだそうです。

宮崎先生に質問タイム!

クイズの後は、学童の子ども達から、宮崎先生への質問タイム。子ども達からたくさんの質問がありました。

Q:歯磨きはどれくらいの時間がベスト?

A:歯磨きは3分を目安にしよう。

ポイントは、磨き残しがないように、歯磨きをする順番を決めて磨くこと。順番を決めることで、うっかり磨き残さないようにすることができるそう。

 Q24時間開いている歯医者さんはある?

A:東京や福岡にはあります!

24時間動いている空港には、夜中でも診察してもらえる歯医者さんはあるんだって。みんなが寝ている間にお仕事をする人もいるから、そいういう人でも診察してもらえるように24時間やっている歯医者さんがあるんだそうです。急に歯が痛くなっても安心だね!

Q:歯磨き粉は必ず使うべきですか?

A:使った方がいい!

歯磨き粉には、虫歯になりにくい成分が入っていたり、お口の匂いを防いでくれる成分が入っていたり、いろんな種類の歯磨き粉があるよ。お口の中が爽やかになって、気持ちもいいし、何も付けないよりは使った方がいいことがたくさんあるよ。

オーラルケアを見直してみよう!

宮崎先生もびっくりするような質問も子ども達から飛び出し、楽しいイベントになりました。また、子どもたちからは、普段何気なくやっている歯ブラシのことを見直すことができ、歯の健康を考える良いきっかけになったと言う感想も。

64日から10日までの1週間、いつものオーラルケアを皆さんも見直してはいかがでしょうか。

 

文・構成/鬼石有紀

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