キウイは「皮ごと冷凍保存」がおすすめ! 美味しさ長持ちテクと食べ方レシピ

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ビタミンなどの栄養が豊富で、さわやかな甘酸っぱさが人気のキウイ。一年を通して価格が安定しており、手に取りやすいですよね。
たくさん買っておきたいけど、保存はどうする? そんな疑問にお答えすべく、キウイの美味しさを長持ちさせる冷凍テクニックをご紹介していきます。

キウイは冷凍保存が可能!

キウイは、カットした状態だけでなく、丸ごと冷凍保存もできる食品です。気になる冷凍した場合の保存期間や、栄養価、解凍方法などをご説明していきます。

キウイを冷凍するメリットとは?

メリットその1、皮がむきやすくなる

皮ごと冷凍したキウイは軽く水にくぐらせると、皮をツルっと簡単にむくことができます。

メリットその2、皮ごと食べやすくなる

実はキウイの皮は食べられるんです。キウイの皮には多くの栄養が含まれており、スムージーなどにして皮ごと食べるのがオススメ。

しかし、キウイの皮の表面には毛があり、「食べるとザラザラするんじゃないか」と気になりますよね。ところが、冷凍することで表面の毛が凍り、壊れやすくなるため、ザラザラした食感が少なくなり食べやすくなるのです。

なお、皮ごとキウイを食べる際、消化器官が弱い方やお子さんは気をつけてください。

メリットその3、必要な時に必要な分だけ使うことができる

生のキウイだと、少しだけ使いたくても「切ったからには、全部使ってしまわないと」と思いがち。ですが、冷凍しておけば、必要な分だけ冷凍庫から取り出すことができますよ。

キウイのグリーンは、他のフルーツの赤や黄色を引き立たせます

冷凍したら栄養価はどうなる?

気になるのは、「冷凍したら栄養価がどうなるのか?」ということですよね。その心配はご無用です。

キウイは冷凍してもビタミンCなどの栄養価が損なわれることはありません。むしろ新鮮なキウイであれば、常温で保存するよりも栄養価が保たれるようです。

キウイを冷凍する時の注意点

キウイは完熟しているか、追熟中かで適切な保存方法が変わってきます。

完熟しているキウイは、冷凍保存がオススメですが、まだ熟していないキウイについては、常温で追熟を進めてから冷凍保存するのが最適。未熟のまま冷凍してしまうと、それ以上追熟が進まないからです。

まずは、キウイが熟しているのか追熟中なのか見極めましょう。

冷凍キウイの保存期間

キウイを冷凍した場合、保存期間は約1か月。完熟キウイを常温で保存した場合は4日~1週間とされているので、すぐに食べきれない物は冷凍保存がおススメですよ。

丸ごと冷凍する場合の手順

キウイを丸ごと冷凍すると、冷凍してから好きな形に切ることもできますし、皮ごと食べたい人などには丸ごと冷凍が最適です。

キウイを洗う

冷凍保存する前に、まずはキウイを丸ごと水洗いをします。洗い終わったら、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭きましょう。

ラップしてフリーザーバックへ

水気を拭いたキウイを1個ずつラップし、フリーザーバックに入れます。

この時、できるだけ、フリーザーバック内の空気を抜いておくのがポイント。そして、そのまま冷凍庫に入れればOK。

解凍のポイント

丸ごと冷凍したキウイは、しばらく流水にあて、軽く解凍します。

軽く解凍したキウイのヘタを切ると、手で簡単に皮をむくことができますよ!

輪切りで冷凍する場合の手順

あらかじめ切って冷凍しておくことで、「丸々1個使うのは、ちょっと多いな」という時に便利。必要な時に、必要な分だけ冷凍庫から取り出せますよ。

キウイを輪切りにする

キウイの皮をむき、輪切りにします。

ラップを広げ、その上に輪切りにしたキウイを重ならないように並べましょう。そして、上からもう一度ラップで包みます。この時、ラップの中に、なるべく空気が入らないように注意してください。

フリーザーバックに入れて冷凍

ラップで包んだキウイをフリーザーバックに入れ(折りたたんでもOK)、冷凍庫に入れます。

解凍のポイント

冷凍したキウイは、半解凍するか凍らせたまま食べるのがオススメ。解凍しすぎてしまうと、キウイの水分が出てしまい風味や栄養価が落ちてしますからです。

細かくカットして冷凍する場合の手順

細かくカットし冷凍したキウイは、ヨーグルトやサイダーなどのドリンクのトッピングに最適です。

キウイを切る

キウイを1㎝角に切ります。

トレーに乗せて急速冷凍

金属製のトレーにラップを敷いておきましょう。その上に、1㎝角に切ったキウイをなるべく薄く並べていきます。上から、もう一度ラップをして、きっちり密閉しましょう。

金属製トレーごと冷凍庫に入れ、急速冷凍させます。完全に凍ったらフリーザーバックに入れ替えましょう。

解凍のポイント

細かく切ったキウイも、凍ったままか半解凍がオススメです。軽く解凍する場合は、使う分だけ冷凍庫から出して少しだけ常温でおいておきましょう。

ジャムなど加熱調理する場合は、凍ったまま加熱することができます。

キウイの冷凍保存おすすめ容器

キウイを冷凍する際は、フリーザーバックが便利です。そして、金属製トレーを使って急速冷凍すると、栄養価や風味も損なわれにくいのでオススメですよ。

ジップロック・フリーザーバックM

キウイを冷凍保存する場合のフリーザーバックは、スライド式チャックのものではなく、指でパチパチ閉めるタイプのものが最適。スライド式のチャックのものだと、液が漏れる可能性があるからです。

ステンレス製トレー

 

食品を急速に冷凍するのに便利なのが、金属製のトレー。急冷する金属の性質をいかして食品を急速に冷凍すると、風味や栄養価が損なわれにくいのです。

冷凍キウイを使ったおすすめレシピをご紹介

冷凍したキウイを活用した、簡単で美味しいオススメレシピをご紹介します!

栄養満点キウイスムージー(2杯分)

【材料】

冷凍キウイ 2個
冷凍バナナ 1本
牛乳(豆乳でもOK) 200cc
ハチミツ お好みの量

1、冷凍キウイは皮をむき、いちょう切りにします。冷凍バナナは輪切りにしておきましょう。

2、切ったキウイとバナナ、牛乳、お好みでハチミツをミキサーに入れ、撹拌します。グラスに注ぎいれれば、出来上がり!

暑い夏にピッタリ!

冷凍キウイは、デザートのトッピングや料理にとても便利。また、凍らせたまま食べるとシャーベットの様に楽しむこともできますよ。

さっぱりしたものが食べたくなるこれからの季節に、重宝すること間違いなしです!

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構成・文・撮影(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

 

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