離乳食にオクラを使ってもいい?必要な下処理方法と中期から食べれる簡単レシピを伝授!

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。私の離乳食教室ではよくオクラメニューを取り入れて離乳食を作っているのですが、ママさんたちから「離乳食にオクラって使ってもいいんだ!」と驚きの声を度々ききます。オクラを離乳食に取り入れるときは、普段大人メニューではしない下処理をします。今日はそんなオクラを使った離乳食のことをお話します。

オクラは下処理さえすれば離乳食向きの食材です!

オクラは、離乳食には不向きなイメージですが下処理さえすれば離乳食向きの食材です。

離乳食でオクラはいつから食べていいの?

赤ちゃんがオクラを食べられるようになるのは、離乳食中期の7~8カ月頃からがおすすめです。

アレルギーの心配は?

オクラのアレルギーはあまり聞き慣れないと思いますが、ゼロではないようです。オクラの持っているねばねばで口の周りや口の中が痒くなることもあるようです。赤ちゃんがオクラを食べて痒そうな仕草をしている場合は、医師に相談してみましょう。

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オクラ下処理と保存方法

オクラを離乳食に取り入れるときにしてほしい下処理は、

①少量の塩を振って、まな板で板ずりして毛を取って流水で洗い流す
②ガクを取り、縦半分に切って種を取り除く

板ずりは大人もしますが、種を取ることはしませんよね。赤ちゃんにとって種は食べにくく、消化に悪いので離乳食期は取り除くようにしましょう。この下処理が終了したら離乳食づくりがスタートです。

保存方法

オクラを保存するときは、下処理を終え月齢に合わせて切ってから保存します。1回分の小分けにして保存すると使いやすいですよ。

オクラをつかった離乳食レシピを時期別に教えて!

離乳食中期・ささみとオクラのスープ

オクラのとろみでささみが食べやすくなる煮物です

<材料>

鶏ささみ 10g
オクラ 1本(10g)
にんじん 10g
かつお昆布だし 150ml

<作り方>

・鶏ささみは筋をとる
・オクラは板ずりして、ガクを取り、縦半分に切って種を取り除く
・にんじんは煮やすい大きさに切る

1.かつお昆布だしににんじん、オクラ、鶏ささみを入れて煮る

2.それぞれ火が通ったらみじん切りにする

3.鍋に戻してひと煮立ちさせる

離乳食後期・湯豆腐のオクラソース

普段の湯豆腐にオクラをかけるだけでおいしさアップ!

<材料>

木綿豆腐 25g
しらす 5g
オクラ 15g
かつお昆布だし 100ml

<作り方>

・木綿豆腐は5mm角に切る
・しらすは湯がいて塩抜きしてみじん切りする
・オクラは板ずりして、ガクを取り、縦半分に切って種を取り除く

1.かつお昆布だしでオクラを煮てやわらかくなったらみじん切りする

2.1のだしを30mlにしてオクラとしらすを少し煮る

3.豆腐を湯がいて湯切りし、器に入れて、2のソースをかける

離乳食完了期・肉そぼろのねばねば丼

色とりどりの野菜たっぷりのどんぶりです。

<材料>

普通飯 80g
鶏ひき肉 15g
オクラ 15g
玉ねぎ 15g
にんじん 15g
かつお昆布だし 150ml
しょう油 0.5ml

<作り方>

・オクラは板ずりして、ガクを取り、縦半分に切って種を取り除く
・玉ねぎ、にんじんは1㎝の長さの千切り

1.かつお昆布だしで、にんじんと玉ねぎを煮てやわらかくなったら取り出す

2.1の煮汁でオクラを煮て、いったん取り出し細かく刻む

3.2の煮汁で鶏ひき肉とオクラを煮て、しょう油で風味をつける

4.ご飯の上に具材を全てのせる

離乳食のオクラに関する体験談

HugKum編集部では、1~2歳のお子さんがいるママやパパを対象に、離乳食のオクラに関するアンケートを実施しました。まずは、お子さんがオクラを食べた様子についてお聞きしました。

Q.離乳食でお子様はオクラを好んで(嫌がらずに)食べてくれましたか?

18.3%のお子さんが好んで食べていて、約50%近くのお子さんが食べられています。一方で「離乳食のオクラはまだ」と回答した方は34%超え。下処理がめんどうなイメージがあるのかもしれません。

ママパパの体験談

ネバネバの食感が好きなお子さんと、嫌いなお子さんに好みが分かれました!ごはんに混ぜたりすると単品よりも食べやすくなるかもしれません。メニューを工夫してトライしてみましょう。

「トロトロとした食感が好きなのでよく食べてくれました。ゆでたものを細かく刻んでそのまま食べさせたり、ご飯に混ぜたりしました。」(30代・宮城県・子ども2人)
「ネバネバがつるっとしてるので食べやすそうでした」(30代・埼玉県・子ども2人)
「ネバネバするのであげづらかった。汚れが気になってしまった」(30代・東京都・子ども2人)
「への字口にへの字眉、おええ~て感じでべぇ~と口から出てきました。」(30代・神奈川県・子ども3人)
「皮の硬さが残らないように潰すのが大変だった。潰すとよりネバネバするので扱いが難しい」(30代・香川県・子ども1人)

オクラを入れると、とろみがつくので食べやすく、彩りも良くなります。普段片栗粉を使っているとろみ料理に、片栗粉の代わりにオクラを使ってもいいですね。いろいろな離乳食メニューに取り入れてみてくださいね。

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。


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