男の子にも女の子にも使える中性的な名前「つかさ」。
ひらがなのまま名付けても素敵ですが、漢字を当てるとしたらどのような選択肢があるのか見ていきましょう。漢字にはそれぞれ違った意味や由来があり、選ぶ漢字によって名前のイメージや込められる願いも変わります。
目次
「つかさ」と読む名前にはどんなイメージがあるの?
名前は書くだけでなく、声に出して呼び合う機会も多いものです。耳で聞いたときの「つかさ」がどんな印象を持つのか、ここでしっかりと押さえておいてくださいね。
知的なかっこよさを持つ人
「つかさ」は何かを「つかさどる」という言葉と音が良よく似ており、「司る」「掌る」といった漢字を連想させます。
このことから「つかさ」と名前を耳にした人は、知的な印象やかっこよさを感じるでしょう。凛とした印象、スマートなイメージを名前に求める方にはおすすめです。
人を導く人物
先述のとおり、「つかさ」という響きから思い浮かぶ漢字といえば「司」です。
「司」は郡司、国司など、古くから、日本の公的な職業を指す言葉として用いられてきた歴史がある漢字です。また、現在でも保護司、司書、司会など場を取り仕切る役割に使われています。
このことから、「つかさ」にはリーダーシップを持ち、人を導ける人物といったイメージがあります。
粘り強さ、パワフルさを持つ人
名前のイメージを大きく左右するのは、実は始めの一音。「つかさ」ならば、「た」行の音がもたらす印象について分析する必要があります。
「た」行は舌をしっかりと上あごに付けて発音する、はっきりした音です。また舌をはがして発音することから、粘り強さといった印象も持ちます。このことから、「た」行から始まる名前は強さ、パワフルさ、根気強さといったイメージを持っています。
「つかさ」もまた、知的ながらきりっとしたイメージや力強さを感じさせる名前なのです。
参考:ムーニー
男女ともに使える!「つかさ」と読む1文字の名前
「つかさ」の与えるイメージが把握できたところで、ここからは「つかさ」と読む1文字の名前をご紹介します。
まずは男女ともに使える中性的な名前から見ていきましょう。
司
先ほども解説したとおり、場を「司(つかさど)る」という意味を持つ名前です。しっかり者のリーダー、人を引きいるリーダーシップ、自分の人生の手綱をしっかりと握って生きていってほしいと願う方に。
元
おおもと、源といった意味を持つのが「元」という漢字です。元気という言葉が連想できるため、活発な印象も与えられますね。
率先して集団を率いる人、先駆者になってほしい、エネルギーあふれる人になってほしいと願うママパパに。
典
原典、経典など手本となる書物を指す「典」。名前では礼儀正しさや思慮深さ、知性などの意味が込められる漢字です。
知的で落ち着いた人に。物事を深く考察できる、洞察力を持った人になってほしいという願いを込めて。
良
日常的によく使う「良」は、もともとの意味から、名前でも心の良さ、頭の良さ、体の良さ=健康、良縁などの意味が込められる漢字です。
良い人生になりますように。優しく正しい心を持つ人に。賢く健康な人にといった願いを込めて選んでみてくださいね。
男の子に使える!「つかさ」と読む1文字の名前
次に、「つかさ」と読む1文字の名前をご紹介します。
僚
同僚といった言葉でもおなじみの「僚」。同じ職場の仲間や役人と言った意味を持つ漢字です。良き友人や仲間に恵まれますように、人と支え合って生きていけますようにという願いを込めて。
務
仕事や役目といった意味をもつ「務」。何かを成し遂げることができる人になってほしい、人に頼られる立派な人になってほしいという願いを込めて。
主
家の主人、主役など、その場の長を指す「主」。自分の人生の舵を自分で握り、思いのままに生きていけますように、物事を極め、トップに立つような人になってほしいという願いを込めて。
士
武士、衛生士など職務を指すほかに、才能などの意味も持つ「士」。携わる分野のスペシャリストになれますように、優れた能力に恵まれますようにという願いが込められる漢字です。
宰
物事の主であることを指す「宰」。「主」とやや意味が似ているので、どちらか迷ったときは字面や姓名判断を左右する画数などで決めても良いでしょう。リーダーシップが取れる人、頼られる人に。優れた人に育ってほしいという願いを込めて。
「つかさ」と読む2文字の名前(女の子)
1文字の印象が強い「つかさ」ですが、漢字次第では2文字の名前も付けられます。ここからは、「つかさ」と読む2文字の名前のなかから女の子におすすめのものを見ていきましょう。
寮沙
名前には珍しい「寮」。役人や役所を指す言葉でもあります。きちんと責任を果たせる人、役割を任される、信頼される人に。
恭彩
ひかえめ、慎み深いといった意味をもつ「恭」。彩り、華やかさをイメージさせる「彩」。押しつけがましくない美しさ、華やかさを持つ人になってほしいという願いを込めて。
支咲
人や物を支える意味の「支」。花などが開くさまを指す「咲」。人を支え、助けることができる優しい人になってほしいという願いが込められます。
緑彩
美しい木々や草花の葉をイメージさせる「緑」。誰の目にも優しく映る緑色のような、おだやかな魅力を持つ人に。
紬嵩
しなやかで強い布「紬」は、女の子の名付けで人気の漢字です。対して「嵩」は、山が高くそびえるさまを指しています。着るものに困らない=豊かな人生に。しなやかな強さ、美しさを願うママパパに。
「つかさ」と読む2文字の名前(男の子)
次に、「つかさ」と読む2文字の名前から、男の子に特におすすめのものを見ていきましょう。
都嵩
賑やかでスタイリッシュな都会をイメージさせる「都」。高い山をあらわす「嵩」と組み合わせれば、華やかで人を惹きつける魅力あふれる人という意味が込められます。
恭牙
強さ、何かを守るといった意味が込められる「牙」。力を誇示しないが、いざというときには強さを発揮する人に。
参考:赤ちゃん命名ガイド
おさえておこう!名づけのポイント
最後に、赤ちゃんの名前を考えるときのポイントや注意点をご紹介します。名づけの際にはおさえておいてくださいね。
名前の響き
実際に呼び合うことも多い名前では、字の見た目や意味だけでなく響きも大切な要素です。「つかさ」という響きが名字とつなげても違和感を感じないかどうか、声に出して確認してみましょう。
漢字は良い意味を持っていても、名字とつなげた響きがネガティブな物事を連想させるようなら、ほかの読み方も検討してみてくださいね。
名前の意味
「つかさ」に当てられる漢字はたくさんありますが、選ぶ漢字によって名前の意味が大きく変わります。ママパパの願いにふさわしい漢字を、意味や由来を調べて厳選してみましょう。
姓名判断
日本では名づけの際に、名前の字画からその人の性格や運命を占う姓名判断を行うことも少なくありません。姓名判断ですべてを決める必要はありませんが、気になった方は調べてみても良いでしょう。Webサイトで手軽にできるものから、お寺や神社で行う本格的なものまであるので、試してみてください。
知的、しっかり者、華やかさ…どんな漢字を「つかさ」に当てますか?
当てる漢字によって名前に込められる意味やイメージがかなり変わる「つかさ」。ママパパの願いやイメージを託せる漢字を選びたいところですね。良いと思った漢字は意味や成り立ちをしっかりと調べて、よく検討してみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部