明治安田生命が毎年発表する名前ランキングで、「2020年の読み方ランキング」女の子部門48位にランクインしたのが「ことは」。優しく清楚で、どこか古風な印象もある響きですよね。「ことは」という響きにひかれて名前候補に入れているママパパもいらっしゃるでしょう。 ひらがなでも柔らかく可愛らしい名前になりますが、漢字の名前にはどんなものがあるのでしょうか。
参考:明治安田生命
目次
「ことは」と読む名前にはどんなイメージが込められる?
まずは「ことは」という響きが人に与えるイメージについて詳しく解説します。
名前は字面だけでなく耳から入る音の印象も大切です。これから紹介する内容を参考に、「ことは」 に込める意味やイメージをより固めてみてくださいね。
知的な人、文学に親しむ人
「ことは」という響きは言葉、言の葉(ことのは)といった単語を連想させることから、言葉や文章への感受性が高い人、知的なイメージを持つ人といった印象を与える名前です。
文学作品や和歌や俳句などに親しみ、自身も魅力ある言葉を発することができる賢い人物になるでしょう。ママパパが本を読むことが好きなら、一緒に読書を楽しめるようになるかもしれません。
古風な美しさを持つ人
近年では、古風な印象の名前も名づけで人気なのをご存知でしょうか。
明治から大正時代の“モダン”な雰囲気をまとう古風な名前のブームは、「鬼滅の刃」など人気コミックによってさらに高まりました。「ことは」もまた、古風な雰囲気を持つ名前です。思慮深くたおやかで美しい印象が与えられるので、幅広い世代から好感を持たれるでしょう。
行動力、決断力を持つ人
名前の意味やイメージだけでなく、名付けられた本人の性格も左右すると言われるのが、 一文字目の音。音が持つ影響力もまた名付けの際には重要なポイントなのです。
「か」行から始まる名前は、息のスピードが速くはっきりとした発音をすることから素早さや強さ、スピードなどのイメージがあります。ドライなイメージもあるため、くよくよ悩まずさっぱりとした性格をイメージさせることも。「ことは」の一側面には、こうした強さも備わっていることを覚えておきましょう。
人気の「琴葉」について解説!
「ことは」と読む名前で特に注目を集めているものの一つが「琴葉」です。明治安田生命によるランキング(女の子)では2020年の時点で29位に。名付け候補として「琴葉」 が気になってる方も多いのではないでしょうか。 ここで漢字の意味や由来について詳しく見てみましょう。
まず日本に伝わる伝統的な楽器の名前でもある「琴」。本来の言葉の意味やイメージから、名前においても琴を演奏する人のような古風でしとやかな雰囲気を持たせられます。また、音楽をはじめとする芸術の才能も願うことができますよ。
また、「葉」から連想されるのは青々としたフレッシュな木の葉。葉を豊かに茂らせる木のように、生命力に溢れる元気な子どもになってほしいという願いが込められます。「琴葉」は、 たおやかな美しさを保ちながらいつまでも生き生きと元気でいてほしいという、ママパパの思いが込められる名前です。
参考:明治安田生命
「ことは」と読む2文字の名前(女の子)
ここからは「琴葉」以外に「ことは」 と読む漢字の名前を見ていきましょう。
まずは女の子の名前の例から紹介します。
琴羽
「羽」は広い世界に自由に羽ばたいていける力強さや、羽毛のように人を包み込んで守り優しさを願って名付けに用いられる漢字です。
先ほども触れた「琴」と組み合わせれば、古風なたおやかさ、優しさと力強さを併せ持った名前に。男女両方に使える名前です。
琴杷
果物の枇杷(びわ)でもおなじみの「杷」。平らにならすといった意味も持つ感じです。
人生がなだらかにトラブルなく続いていきますように、しとやかさ、たおやかさを失わずに人生を歩いていけますようにと願って。
男女両方に使える名前です。
思波
日常でもよく使う漢字「思」。優しく思いやりを持った人、人の思いを汲み取ることができる人物になることを願える漢字です。
感情や感受性が豊かな子に育ちますようにと願って。男女両方に使える名前です。
采華
彩りや美しい色彩などといった意味を持つ「采」。「華」もまた、美しく華やかなイメージを持つ感じです。
彩りに満ちた美しい人生でありますようにと願って。
「ことは」と読む3文字の名前(女の子)
次に「ことは」と読む3文字の名前も見ていきましょう。
湖十葉
「湖」は穏やかで神秘的なイメージを持つ感じです。「十」は名づけでは珍しい漢字なので人とかぶりたくないという方にもおすすめ。
静かで神秘的、生命力のある人といったイメージが込められる名前です。
小采葉
「小」は可愛らしいイメージがあり、女の子の名前で好んで用いられる漢字です。
美しさや彩りを意味する「采」と組み合わせて、若木の葉のように瑞々しく鮮やかな美しさを願いましょう。
「ことは」と読む2文字の名前(男の子)
選ぶ漢字次第では、「ことは」は男の子の名前としても使えます。 次から名付け例を見てみましょう。
琴波
寄せては返す海の「波」は、名前では大らかさや広い心を願って用いられる感じです。
のびのびと育ってほしい、心の優しい人になってほしいと願うママパパに。男女両方に使える名前です。
詩葉
言葉に対する感受性の豊かさや知性、繊細さを願って用いられるのが「詩」。
青々とした葉のように、みずみずしい感性を持った人になってほしいと願って。男女両方に使える名前です。
言巴
口に出すことや、口に出す言葉を指す「言」。誓いという意味もあるため、誠実さを願って名前に用いられます。
「巴」は魅力的な雰囲気や人柄を願って用いられる感じです。言葉に対する造詣が深い人に。言葉の力で人を魅了することができる賢さを願って。
参考:赤ちゃん命名ガイド
おさえておこう!名付けのポイント・注意点
最後に名付けの際、気をつけたい注意点やポイントについて解説します。
名前の響き
名前は実際に呼び合うことも多いもの。字面や意味だけでなく響きも大切にしましょう。
「ことは」という響きが名字とつなげても違和感を感じないかどうか一度チェックしてください。響きがネガティブな物事を連想させるようなら再考の余地があるでしょう。
漢字の意味
「ことは」に当てられる漢字はどれも魅力的なものばかりですが、漢字はそれぞれ意味や由来が大きく異なるものです。ママパパの願いにふさわしい文字を厳選し、納得のいく名前を考えてくださいね。
姓名判断
日本に古くから伝わる占い方法として、名前の字画からその人の性格や運命を占う姓名判断があります。
心配し過ぎは禁物ですが、気になる方は一度調べて見ても良いでしょう。Webサイトで手軽にできるものから、お寺や神社で行う本格的なものまであるので、お好きな方法を選んでみてくださいね。
古風な美しさを持つ名前「ことは」を名付け候補に!
響きだけでなく、当てられる漢字もどこか古風な「ことは」。さまざまな漢字の組み合わせで意味や雰囲気が変わるので、よく検討してみましょう。
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文・構成/HugKum編集部