子供の興味に応える初めての「音楽の図鑑」
12月から新年は、音楽界もスペシャルシーズンを迎え、クラシック音楽に触れる機会がぐっと多くなりますね。。クリスマス、大晦日、お正月にちなんだコンサートやバレエの公演など、家族で楽しめる趣向の公演も数多く開催されます。 テレビでの鑑賞の機会も増えますから、お子さんとクラシック音楽を楽しむ絶好の季節です。
クラシックコンサートを楽しむ前の予備知識として、また、鑑賞をきっかけに、音楽に対するお子さんの興味を広げるのにふさわしい『楽しいオーケストラ図鑑』が誕生しました。
この本では、楽器や演奏者、コンサートの裏側まで、オーケストラの世界がたくさん紹介されています。
ガイド役は「東京フィルハーモニー交響楽団」のメンバーのみなさん
「東京フィルハーモニー交響楽団」は1911年に創立された日本でいちばん歴史のある、公演回数も日本でいちばん多い、日本を代表する交響楽団です。
そもそも…オーケストラとは、ヴァイオリンなどの弦楽器、フルートやトランペットなどの管楽器、ティンパニなどの打楽器で構成される大きな合奏団体のことです。
本では、楽器の紹介はもちろん、演奏の準備、演奏者や指揮者、そして、オーケストラを陰で支える仕事までを網羅。子ども達にとっては、「音楽の仕事図鑑」として学べる側面も備わっています。
教科書では教えてくれないオーケストラの〝おもしろ話〟がいっぱい!
そして、オーケストラの世界の知っているようで知らない素朴なギモンに答えてくれます。
例えば…
・ オーケストラの楽器の配置は決まっているの?
・楽器にはどんな種類があるの?
・指揮者が変わると、音楽は変わるの?
・コンサートマスターってなにをする人なの?
・オーケストラを支える仕事にはどんなものがある?
・演奏会の当日、準備はどうやって行われる?
などなど。
「拍手はいつしたらいいの?」など、コンサート初心者が少なからず不安に思う時の「演奏会でのマナー」についても、丁寧に教えてくれます。
「演奏の最中にヴァイオリンの弦が切れてしまったら」…というアクシデントに対してきちんと対処法が決められていることをはじめて知りました。
楽器を紹介するコーナーでは、東京フィルハーモニー交響楽団のメンバーが、みずから演奏する楽器を解説。また、それぞれ楽器をはじめたきっかけを教えてくれていて、楽器を習っているお子さんにとっては、興味を引くところでは。
楽器を習っているお子さんはちろん、楽器に触れたことがない子も、親子で楽しめるクラシック入門本。
この年末から新年にかけて、お子さんとクラシックコンサートやイベントを予定していたら、事前のご一読をおすすめします!
スペシャルな体験が楽しむだけではなく、学びとして深まるきっかけになるはず。
『楽しいオーケストラ図鑑』監修/東京フィルハーモニー交響楽団
小学館
構成/HugKum編集部 イラスト/後藤美月