ママに人気の管理栄養士に聞いた!子どもの脳を育てるごはん6「子どもと一緒に料理をすることは「育脳」に最適なトレーニング」

目次

    第6回 料理は「育脳」に最適なトレーニングです!

    管理栄養士の小山浩子先生に、子どもの脳を育てる食事の基本について教えていただいているシリーズの第6回。今回は夏休みまっただ中ということもあり、お子さんと一緒に料理をすることの効能や楽しさをお伝えします。

    ママに人気の管理栄養士に聞いた!シリーズ過去記事はこちら!
    第1回 「子どもの脳をきちんと育てるごはんにはルールがあります。」
    第2回 「子どもの脳を育てるごはん2 もっと気軽に魚を取り入れよう!」
    第3回 「子どもの脳を育てるごはん3 脳にいい油を意識しよう」
    第4回 「子どもの脳を育てるごはん4 脳の働きのカギを握るタンパク質のお話」
    第5回 「子どもの脳を育てるごはん5 脳によい「朝ごはん」3つのルール」

    子どもの脳がもっとも活発に動くのは親との共同作業

    お子さんにとって楽しみな夏休みや冬休み。でもお母さんたちにとっては、毎日のおひるごはんの悩みが…と憂鬱になる方も多いのではないでしょうか。が、時間のある長いお休みこそ、お子さんと取り組んでただきたいのが「料理」です。

    わたしは、講演会やセミナーでも「お子さんと一緒に料理をしましょう」と呼びかけています。なぜなら、料理は五感をフル活用して行う作業だから。

    食材を目で見て、触って、耳で食材を炒める音を聞き、匂いをかいで、味見をする。五感を活用することで脳は刺激され、どんどん発達していきます。

    脳科学者の川島隆太先生も、子どもが料理をすることを勧めていらっしゃいます。

    子どもの脳がもっとも活発に働くのは、親と共同作業をしているときだということを研究で実証されたのです。親子の共同作業が日常的に行えるのが料理です。

    野菜の千切りやジャガイモの皮むきをしているときの脳は、計算をしているときよりも活発に働くことが実験で明らかになったそうです。

     

    大切なのは、完成までのプロセスを経験させること

     

    私は、これまでに親子で参加する講習会も度々開いてきましたが、お子さんたちは、みな好奇心旺盛で物事を吸収する力がスゴイ!ということを感じてきました。

    驚かれるかもしれませんが、3歳から包丁がもて、5歳になったら揚げ物以外の料理はなんでも可能です。

    もちろん、いきなりは無理ですよ。最初は、包丁も火も使わない作業からはじめてステップアップをしていくのです。

     

    例えば、ニンジンやキュウリをピーラーで剥いて、ハムやチーズを型抜きを用意してかわいらしい形にぬきます。それをお皿に好きなように盛り付ける「お絵かきサラダ」は、幼児が取り組む最初の料理としておすすめです。

     

    子どもに料理のお手伝いをさせるときに、みなさんがやりがちなミスは、例えば、ジャガイモの皮むきやドレッシングを混ぜるだけ、など作業の一部だけを手伝わせること。

    料理は、完成までのプロセスを経験させることが重要です。なぜなら、「一人でできた。つくれた」という達成感が得られるから。

    作業の一部だけを担っても、この達成感は得られません。だから「イヤイヤ」のお手伝いになってしまい、脳にとってもいい刺激にはならないのです。

    徐々に慣れてきたら包丁にチャレンジ。今は、子どもの手になじむ改良された包丁も販売されています。電子レンジやトースターを使ってできる料理からスタートしてみてください。炒めたり焼いたりする作業は、ホットプレートなど直火を使用しない調理器具から始めるのがいいでしょう。

    そして、料理は、段取りが大事ですよね。何をどれだけ用意するか、どの順番で作業を進めると効率がいいか、など段取りには頭を使います。

    段取りを自分で考えるようになれればしめたものです。進んでお手伝いをしてくれるようになるはずですよ。

     

    お子さんと一緒に作るのに最適な、カンタンにできる夏のおやつをご紹介します。

     

    ヨーグルト寒天みつ豆

    ひんやりとして甘酸っぱい!
    食物繊維たっぷりの金時豆と寒天に
    乳酸菌豊富なヨーグルトをプラスした美腸トリオ

    〈 材料 〉4人分
    ヨーグルトドリンク…250㎖
    フルーツミックス(缶)…1缶
    金時豆の煮物…60g(市販品の甘納豆や黒豆の甘煮でも可)
    粉寒天…4g
    A
    水…100㎖
    砂糖…25g

    〈 作り方 〉
    1.鍋にヨーグルトドリンクの半量と粉寒天を入れ、中火でかき混ぜながらひと煮立ちさせて溶かし、残りのヨーグルトを加える。
    2.1を流し缶またはバットに流し、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて20分程度冷やす。 固まったら1㎝角に切る。
    3.別の鍋にAを合わせて中火で加熱し、シロップを作る。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。
    4.器に2とフルーツを盛り、3をかけて金時豆の甘煮を添える。

    【memo】
    ヨーグルトドリンクは凍らせてシャーベットにしたり、シリアルにかけたり、活用度大!

     

    冷凍ベリーとバナナのジェラート

    ベリーの酸味×バナナの甘み
    子どもたちは、甘〜いバナナが大好き!
    ねっとりとした濃厚な食感も楽しめます

    〈 材料 〉作りやすい分量
    バナナ…大1本(正味100g)
    ミックスベリー(冷凍)…200g
    砂糖…大さじ3
    牛乳…50㎖

    〈 作り方 〉
    1.バナナは1㎝の輪切りにして冷凍しておく。
    2.フードプロセッサーに材料をすべて合わせ、ジェラート状になるまで混ぜて冷やしておいた器に盛る。

    【memo】
    ベリー類には腸内環境を整えるのに欠かせない食物繊維も豊富に含まれています。

    小山浩子(こやま・ひろこ)

    管理栄養士・料理家。大手食品メーカーを経て、2003年に独立。料 理教室の講師やコーディネート、メニュー開発、栄養コラム執筆など幅広く活動。育脳から認知症予防まで、あらゆる視点で食のアドバイスを行っている。これ まで指導した生徒は5万人以上に及ぶ。『目からウロコのおいしい減塩乳和食』(主婦の友社)で、2014年グルマン世界料理本大賞イノベイティブ部門で世 界第2位を受賞。子どもの脳は「朝ごはん」で決まる!』『「健康おやつ」で子どもに免疫力を育む!』(小学館)など著書多数。公式HP

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