1時間も泣き続ける1歳11か月の娘。育児に疲れ果てています【愛子先生の子育てお悩み相談室】

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴半世紀あまり。常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

1時間も泣き続ける、1歳の娘の育児に疲れ果ててます

 

娘はとにかくパワフルで声が大きく、力が強くて大柄です。食欲も旺盛過ぎるので、私はあまり食べさせたくないのですが、「もっと!」「もっと!」と要求はエンドレス。今日は「りんごジュース飲む!」と言い出して、延々とごね続けました。

体重が11kgもあり、泣かれたとき抱っこするのも大変なので放っておいたら、1時間も大きな声で泣き続けたこともあります。以前、同じ歳の女の子4人で遊んだとき「ここで、おもちゃで遊んでいてね」と言ったら、みんなはちゃんと言うことを聞くのに、うちの子だけほかの場所に行ってしまい「なんで、こんなに違うんだろう…」と落ち込んだこともあります。

イヤイヤ期が始まり、なんでも「自分で!」と言って拒むことも多くなり、思い通りにならないと大号泣。そんな毎日に疲れてしまいました。(1歳11カ月の女の子のママ)

4~5歳までの辛抱です!パワフルで自我が強い子は、将来自立が早く、自分で道を切り拓きますよ

パワフルな子に当たりましたね! これはお母さんが悩んでも、どうすることもできません。

子どもとしては大当たりです。2歳前とは思えない自我と自己主張、1時間も泣き続ける根性、自由な発想、親の愛情をまったく疑っていない様子、どれをとっても客観的に見ると素晴らしい子です。こういう子は将来自立が早く、自分で自分の道を切り拓いていきます。たくましい子です。

 

4~5歳になると気持ちがコントロールできるように。自我が出せるのは健やかに育っている証拠

今はイヤイヤ期もあって本当に大変でしょうが、4~5歳までの辛抱です。4~5歳ぐらいになると自分の気持ちをコントロールできるようになり、状況に応じてガマンするようになります。

今は、2~3歳でも、親の言うことをよく聞く子が多くなりましたが、それは決していい子な訳ではありません。自我が弱いだけです。親がちょっと叱ったり、怒ったような表情をするだけで、そうした子は自我を出せません。

しかし娘さんのようにパワフルなタイプは、どのような状況でも自我が花開きます。これは子どもが健やかに育つうえで大切なことです。

 

 

柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて47年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

イラスト/海谷泰水

編集部おすすめ

関連記事