春節とは? 2022年はいつからいつまで? 旧正月との違いや日本の春節祭をチェック!

中国や中華圏において大切な日とされる「春節」。「春節」という言葉を聞いたことがあっても、どんなものなのか、いつなのか知らないという人は多いことでしょう。そこでこの記事では春節について解説。中国以外で春節を祝う国や、旧正月との違い、日本の春節祭についてもご紹介していきます。

春節、2022年はいつからいつまで?

1月または2月ごろに中国で見られる、たくさんの赤い提灯や獅子舞、龍舞。これらは春節による風習です。春節とはなにか、2022年はいつなのかなどを解説していきます。

春節とは?

春節とはどんな意味があるのか、またその起源はどこにあるのでしょうか。中国語、英語でどのように言うのかもご紹介します。

意味

春節は、中国や中華圏においての旧暦の正月のこといいます。ちなみに、中国には「三大節句」と呼ばれる節句があり、春節はそのひとつです。

春節は中国にとって重要とされる祝祭日です。そのため、盛大にお祝いします。街中では、獅子舞や龍舞が踊ったり、爆竹を鳴らしたりします。

また、家の入り口には、縁起の良い言葉が書かれた「春聯(しゅんれん)」と呼ばれる赤い紙や、赤い提灯などを飾ります。赤色のものを飾る理由は、赤色は「福を招くおめでたい色」とされているためです。そのほか、吉祥と富をもたらすといわれる「金柑の木」や、「天から福が落ちてくる」ことを願い、逆さの「福」の文字を飾ったりします。

お年玉にあたる紅包(左)と春節の飾り(右)。中央にあるのが「元宝」をかたどった置物。

 

春節ならではの食べ物もあります。日本でも年越しのときには「年越しそば」を食べますが、中国の春節の大晦日には水餃子を食べる「年越し餃子(更歳餃子)」という風習があります。これは、中国の昔のお金「元宝」の形状が餃子に似ていることから、餃子を食べて「金運に恵まれますように」と縁起を担ぐのだそうです。

こういった春節の風習により、今年1年の無病息災、五穀豊穣を願うのだそうです。

起源

春節の起源は、商の時代(紀元前1600年)にさかのぼります。このころの年末年始に、神様や先祖を祀ること、豊作を祈願する行事が春節の由来となったといわれています。

中国語や英語で言うと?

中国語では、「春节」(chūn jié・チュンジエ)と言います。

英語では、「Lunar New Year」や「Chinese New Year」です。

2022年の春節はいつ?

春節は旧暦の1月1日ですから、毎年日にちが変わります。2022年はいつなのかご紹介しましょう。

1月31日から2月6日まで

2022年の春節は2月1日。春節の前日は「大晦日」で、2022年は1月31日です。中国では、この大晦日から7日間、連休となります。よって春節の休み期間は1月30日から2月6日までです。7連休の大型連休となるので、中国の人は帰省や旅行に出かけることが多いといわれています。

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中国や台湾だけじゃない!春節を祝う国は?

春節はどんなふうに祝う?

 

春節を祝う国は、中国や台湾、香港といった中華圏の国だけではありません。韓国、ベトナム、シンガポール、マカオ、インドネシア、マレーシアなどでも旧正月をお祝いをする伝統があります。

韓国の旧正月は「ソルラル」といいます。1年のはじまりを祝う韓国の伝統的な祝日「名節」で、ソルラル当日と前後の2日をあわせて、3日間前後が連休になります。

ベトナムの旧正月は「テト」と呼ばれています。べトナムの労働法でテト休暇は5連休と定められており、1年で最も長い休暇です。

シンガポールの春節は、旧正月の元日とその翌日が祝日となります。シンガポールの春節ならではのちょっと変わった風習は、「幸運」「金運」をもたらすアイテム、マンダリンオレンジ(桔子)を2個または偶数個贈り合うこと。偶数個の理由は、オレンジを交換して運気を回すためだそうです。

インドネシアの春節は「イムレック」と呼ばれています。中華系インドネシア人の人がイムテックに用意する食べ物が「クエクランジャン」です。これは「新しい一年を高める」という意味が込められた正月用餅菓子で、縁起物とされています。日本の鏡持ちのように何個も積み重ねて並べられます。

春節の獅子舞(ライオンダンス)

 

マカオの春節でも中国同様、ランタンや爆竹、ライオンダンスなどで盛大にお祝いします。特徴的なのは、祝賀パレード。パレードでは、干支や縁起の良いアイテムで装飾された山車と世界中のパフォーマーが約2時間パレードします。ちなみに、日本の阿波踊りやYOSAKOIソーラン節のチームなども過去には参加したことがあるのだそう。パレードの終わりは、打ち上げ花火でフィナーレを迎えます。

マレーシアでは「チャイニーズ・ニューイヤー」や「春節」と呼びます。マレーシアの春節の特徴は、旧正月の元旦から15日間を旧正月としてお祝いすること。そのため、中華系マレーシア人にとっては1年のなかで重要な期間とされています。

春節と旧正月の違い

春節は旧暦の正月のことです。春節も旧正月も同じ旧暦の1月1日を指すため、呼び方が違うだけで意味は同じです。

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日本の春節「春節祭」

日本で行われる「春節祭」とは?

 

日本でも中国の方が多く住まれている地域や中華街などでは、春節をお祝いする「春節祭」が行われています。

春節祭とは

日本の中華街などで行われる春節祭は、春節をアレンジしたお祭りといわれています。春節祭では、中国の伝統芸能に触れることができたり、本場の中華料理を堪能することができ、中春節の雰囲気を味わえるのが特徴です。それでは、春節祭を行う地域のそれぞれの特徴をご紹介していきましょう。

横浜中華街

横浜中華街では「春節燈花(しゅんせつとうか)」という春節のイベントを開催しています。イルミネーションが街並みを華やかに彩り、獅子舞や龍舞、皇帝衣装のパレードなどが行われるのが特徴です。また、横浜中華街内にある山下町公園には、巨大なランタンオブジェが登場。中国伝統のランタンも楽しめます。

横浜中華街の春節

南京町・北野(神戸)

神戸市にある南京町と北野は、連携して春節祭を開催しています。

日本三大中華街のひとつでもある南京町では、龍舞や獅子舞、舞踊、音楽、太極拳などが披露されます。また、京劇の衣装とメイクでパレードする「中国史人游行」も人気で、大いに賑わいます。ちなみに、南京町春節祭は1997年に神戸市の地域無形民俗文化財に指定されました。

北野春節祭も、中国伝統芸能のステージやポチ袋くじなどの催しが例年行われています。ただし2022年は新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、イベントは中止。そのかわり、春節祭誕生秘話や獅子舞の解説などを動画で楽しめる「アーカイブ春節祭」が行われます。

長崎

長崎では、春節の時期に「長崎ランタンフェスティバル」が行われます。これは、長崎にある新地中華街で行われていた「春節祭」がもとになっているイベントです。約1万5000個にもおよぶ中国ランタン(中国提灯)などが市内中心部に飾られ、極彩色の灯で彩られます。また、皇帝パレードや媽祖行列、龍踊り、中国獅子舞などで会場を盛り上げます。

長崎ランタンフェスティバル

名古屋

2022年の開催は終了しましたが、名古屋にも春節祭があります。それが「名古屋中国春節祭」です。会場を彩るのは極彩色豊かなランタンやうさぎの灯。中国雑技や二胡演奏などのステージや、中国グルメ屋台も堪能できるイベントです。

大阪

大阪・天王寺公演てんしばにて開催されているのが「大阪春節祭」。本場中国グルメや豪華ステージを堪能できます。

 

※各催しは新型コロナウイルス感染対策のため、開催の変更や制限がある可能性があります。詳細は各自治体のHPや事務局からの情報を参照してください。

春節をお祝いしよう!

春節は旧暦の1月1日で、中国の方や中華圏の方にとっては大切な日です。春節の日には、お子さんといっしょに、赤い提灯や逆さの「福」の文字などを飾ったり、春節祭の様子を動画で見たり、中華料理を食べたりして、お家で春節気分を味わうのもいいですね。

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文・構成/HugKum編集部

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